やっぱりガジェット子育てが当たり前!? アメリカの子育てのトレンド。

  by おひさま☆  Tags :  

ガジェット子育てしてますか?

ガジェット子育てしたいですか?

子育てのトレンドは、その時、その時で変わりゆくもの。

日本では、高度経済成長時代以降、テレビが各家庭に普及しましたが、現代では、「テレビやビデオ、DVDに子守をさせることは、よくないこと」という子育てに関する悪しき慣習のように言われてしまっている技術の賜物。

そして、それに反して、技術の賜物で子育てするのがトレンドとばかりに、先週、アメリカのメディアで、続々と配信されたこんな記事たち。

 
ウォールストリートジャーナル日本版の【タブレットやスマホとつないで遊ぶおもちゃ 玩具業界の新トレンド(2月15日)】

ロイターの【タブレット型端末がある家庭、子どもの7割使用=米調査(2月17日)】

AFPBBNEWSの【次世代ベビーシッターはiPad?テレビのお株奪う、米調査結果(2月17日)】
※ロイターとAFPBBNEWSは、同じニールセンの調査をもとにした記事

記事の題名からもわかるように、どうやら、今のアメリカの子育て事情には、否が応でも「タブレット、スマホ」時代がやってきたようなんです。

自宅に、指でタッチして操作できるタブレット端末、スマートフォンなどがあるパパやママは、もうすでに、子どもたちが触っているよ、という方も多いかもしれません。

我が家も4歳の子どもは、親よりも操作が上手かもと思うこともありますし、2歳児でさえ、アイコンをタップし、自分が好きなゲームを開いて、遊ぶことができる。

やはり、直感的に操作ができ、遊べるものなので、キーボードを操作しなくてはいけないパソコンよりも、子どもたちが使いやすいのは確かですね。

そして、アメリカでは以下のように、家にタブレット型端末があれば、70%の子どもたちがその端末を使っているそう。

机の上などに置いておけば、好奇心旺盛な子どもたちは、必ずと言っていいほど、手を出すと思うので、親が触らせないようにしない限りは、子どもたちは、当然のごとく、タブレットを触る機会が増えますね。

そして、使用目的は77%がゲーム。

この使用率や使用目的は、納得の結果かも。

調査会社ニールセンの統計によると、タブレット型端末が家にある米国の世帯では、約7割の子どもが端末を使っていることが分かった。

子どものタブレット型端末の使用目的は約77%がゲームで、以下、教育が57%、旅行中の娯楽が55%、テレビや映画の観賞が43%となっている。

ソース:【ロイター】

また、12歳以下の子どもがいる親の55%が移動中の暇つぶしに、また、41%は、外食時のレストランで使用しているとのこと。

「何かを待つ」のは、子どもには苦手なこと。

そんなときに役立つのが、タブレット端末、スマートフォンというわけですね。

12歳未満の子がいる親たちが、どのように子供たちにタブレット型情報端末を使わせているか調べた結果を公表した。

それによると、子供たちが移動中の暇つぶしにタブレット型端末を使用している答えた親は55%を超え、外食時のレストランで使っているとの回答も41%に上った。

ソース:【AFPBBNEWS】

日本では、早ければ幼稚園、小学生の間では、どこでもDSをやっている光景が普通になってきました。
もう少し小さい子どもたちだと、パパやママのiPadやスマートフォンをタップしている姿を見かけることも。

でも、まだまだ、ガジェットよりも、絵本やぬいぐるみ、ミニカーなどを持っているチビッコが多い気がします。

玩具業界はタブレットやスマートフォンとつながる新しいおもちゃを展開し、子供たちを夢中にさせようとしている。

一般的な「モノポリー」の倍の値段に当たる25ドルで売り出されているハズブロのモノポリーは、アイパッドやiPhone(アイフォーン)、iPod Touch(アイポッドタッチ)などを使って、銀行カードでバーチャルな口座に預け入れや引き落としができる。また、チャンスカードやコミュニティチェストカードを引くと、バーチャルなミニゲームをすることができる。

親のタブレットにリンクしたおもちゃを売る方法を探す代わりに、テクノ・ソースは「Curio(キュリオ)」と呼ばれる子供向けのタブレットに賭ける。価格は199ドルからで、4000のゲームが組み込まれているが、バーチャルな商品は売らず、不適切なウェブサイトを親がブロックすることもできる。

ソース:【ウォールストリートジャーナル】

というわけで、親の端末を使って、子ども向けのアプリをダウンロードして遊ぶだけではなく、子ども用のタブレットが発売されたり、ゲームもタブレットやスマホと連動して、バーチャル口座を作ったりと、より大人っぽい遊び方ができるようになってきていますね。

また、子育てしたことがある方なら、きっと、名前は聞いたことがあるであろう、ベビーおもちゃのメーカー「Fisher Price」からは、こんなiPhoneケースが発売されています。【Thinkgeek】

小さな子どもはハンドルおもちゃが好き。

そして、そこに、iPhoneを装着できて、さらに好きな動画や音楽を流したりできるという一石二鳥(?)の育児アイテム。

ガジェット子育ての形、ここまで露骨だと、日本では、受け入れられるかどうかは……ですけれど。

一方、国内では、21日付けのSankei Bizに、【任天堂「3DS」国内販売500万台突破】というものがあり、依然として、日本では、DSの強さもうかがえます。

もちろん、アメリカでも、すべての子育て家庭が、ガジェットを使っているわけではありませんし、日本の文化としては、賛否両論ありそうですが、でも、実際に、こんなニュースが飛び込んできているのは、確か。

また、小学校などの教育の現場では、授業にタブレットが導入されているなんてことも、少なくないそう。

アメリカのカルチャーは、遅かれ早かれ、日本にも入ってくるものなので、ガジェットによる子育てが、当たり前になる時代も、そう遠くないのかもしれません。

さあ、あなたはガジェット子育てしますか?
それとも?

好きなものは、ジュゴン、クラゲ、宇宙、絵本、コドモ、ヘンテコ。 座右の銘は「明日地球がなくなるかもしれないから、今すぐ食べる」 詩や絵本のお話も書きます。 木漏れ日の下で読書と昼寝をする生活を夢見て、日々生きています。

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