2月26日、滋賀県大津市を走る京阪電鉄石山坂本線に、映画『ちはやふる』新ラッピング電車が運行開始されました。コミック版『ちはやふる』のラッピング電車は平成24年7月から運行され、平成27年11月15日にラストランを迎えていましたが、今年、広瀬すずさん主演による実写版『ちはやふる』が3月19日に上の句、4月29日に下の句が公開されることを記念して、装いも新たに大津の市内を走ることになりました。
初日である2月26日には京阪石山坂本線の始発駅となる坂本駅で出発式が開催され、監督の小泉徳宏さんをはじめ関係スタッフが来賓として出席されました。
大津市にある「かるたの聖地・近江神宮」は映画の主要舞台
映画で広瀬すずさんを中心とした登場人物たちが目指すかるたの聖地・近江神宮は大津市にあり、その最寄りの駅が京阪電車石山坂本線の近江神宮前駅です。
近江神宮では競技かるたの全国大会を毎年開催。映画でも登場する全国高校かるた選手権大会は7月後半の土日に行われ、今年は7月23・24日に開催されます。
近江神宮の御祭神天智天皇は、小倉百人一首の巻頭に「秋の田のかりほの庵のとまをあらみわが衣手は露にぬれつつ」と御製を残され、そのゆかりによって 近江神宮は「かるたの殿堂」と称され、競技かるたの日本一を競う「競技かるた名人位・クイーン位決定戦」を始め、競技かるたの大会が盛んに開催されています。
出典:http://oumijingu.org/publics/index/125/
新ラッピング電車の中はどうなっている?実際に電車に乗ってみた
運行開始から2日目の27日、新ラッピング電車に乗ってみました。JR湖西線・大津京駅から連絡できる皇子山駅から乗車、そこから終点の坂本駅まで約12分ほどの行程です。
14:12 皇子山駅に新ラッピング電車到着
土曜の午後ですが、日頃から乗降客が多くない駅なので、ホームにはそれほど人はいません。
広瀬すずちゃん演じる主人公・綾瀬千早がお出迎え
新ラッピング電車では主役を演じる広瀬すずちゃんの大きな画像がラッピングされています。
車内のあらゆる場所にコミック版『ちはやふる』のキャラたちが登場
乗降ドアの内側にも。
運転席側、車体連結部のドアにも。
上部広告スペースにはコミックの名場面が満載
コミックファンには感涙ものの名場面が上部広告スペースいっぱいに掲載されています。
注意表示までキャラクターが登場
乗客への注意表示「窓から顔や手を出しちゃダメだぞ」にもコミックのキャラクターが登場しています。
14:24 終点・坂本駅に到着
皇子山駅を出発して12分後、終点の坂本駅に到着しました。折り返し運転されるので、この電車の次の出発は6分後の14:30。この待ち合わせの6分間で車体をじっくりと撮影。
2両編成の下り路線側は赤色をベースに花模様をあしらった車両、上り路線側は青色をベースに雪模様をしらった車両となっていて、両車両ともに広瀬すずさん演じる主人公・綾瀬千早の凛々しい顔のプレートが取り付けられています。
運行は来年3月31日まで
来年の3月31日まで毎日運行され、石山寺駅から坂本駅までの21駅約34分間の工程を1日十数往復します(一部、近江神宮前駅止まりもあります)。
詳しい時刻表は京阪電車のサイトの案内を参照してください。
http://www.keihan-o2.com/topics/705-706.html [リンク]
※掲載画像は筆者撮影