ミリタリー系のファッションも、そこそこ知名度が上がって来た昨今ですが、まだまだ街中での迷彩柄は目立つものです。
というわけで、今回はミリ系ファッションでも、より街中に溶け込む『フランス ポリスジャケット』を紹介してみましょう。
迷彩柄は諸刃の剣である!
確かにファッションとしては定着しつつあるものの、まだまだ大使館周辺や繁華街では無用な警戒感を周囲、もとい国家公務員の方々に与えてしまうのも事実です。
またザギンって言うか”銀座”などでの迷彩柄は、ほぼほぼ街に溶け込まないので微妙に浮いてしまいます。
職業としての迷彩服
そもそもが「街中で迷彩服とか意味なくね?」みたいに思われる方もおられるでしょうが、職業的に迷彩服が必要な人もいるのです。
例えば写真を撮るカメラマンや、写真まで撮らされる記者などは、迷彩柄が効果を発揮します。
被写体によっては鏡のように光りを反射したり、大きなガラスのある建物を撮影したりする事もありますが、その時に”明るい色の服”を着ていると、撮影している本人が被写体に映り込んでしまうのです。
なのでカメラマンは”地味な服”の人が多いのですね。
単色で黒よりも迷彩、出来れば最近の”デジタル迷彩”だと、より人間のシルエットが隠せるので、街で写真を撮る事が多い人は試してみると良いでしょう。
『フランス ポリスジャケット』
というわけで、迷彩柄には不自由していない筆者ですが、やはり都内では重要施設や銀座などセレブな地域にも行くので、なるべく迷彩柄は着用しないようにしています。
それでは上に着るトップス、もといジャケットは何が良いのでしょうか?
まあ、そこは地味なら何でも良いのですが、せっかくミリ系アイテムの良さを知っているのなら、上着もコダワリたい所かと存じます。そこで筆者がイチオシなのは
「ヨーロッパ系ポリスジャケット」
で御座います。まあ、アメリカでも良いのですが、デザイン的にはヨーロッパの方がオシャレな感じですね。
『シンサレート』を使っている……だと?
筆者がサープラスを愛する理由はたったひとつ、とにかく実用性が最高に高められている点ですね。
例えばパンツであれば膝や”お尻”の部分が補強されていたり、簡単には破れない耐久性があります。
戦場では服が破れただけで命が危険にさらされるので、民間の服よりは品質も求められます。
と、言う訳で筆者オススメの『フランス ポリスジャケット』は各所の縫製が、まあまあ丁寧で頑丈なのもありますが、一番の売りは『シンサレート』と呼ばれる繊維を使った保温効果にあります。
言うなれば”人工のダウンジャケット”みたいな感じで、多くの空気を繊維に溜め込む事で寒さから身を守ります。
他にもジッパーが頑丈なのも重要なポイントです。
近年、安価な衣服が出回っているのですが、大概の激安衣料はジッパーが使いにくいですね。服の生地を巻き込んだり、ひどい物だとジッパーが割れたりして壊れます……。
その点、軍や警察で使われる衣料の場合は安心です。一定の耐久試験に合格しなければスペックが降りないので納品出来ません。
基本、サープラスは安価である!
若干、最近は軍隊や警察も”在庫管理”が徹底しているので、昔ほど無駄に生産しないのでサープラス系のアイテムは値段が上がりつつありますが、それでも探せば高機能な衣服が安く入手出来る事があります。
あとは大きな戦争、例えば”湾岸戦争”とかの後は、数年後にドカーンと軍の倉庫から放出されるのでチャンスですね。
他にもデザインが変わったりすると、ユニフォームとして使えなくなるので大量に放出されます。
この様なタイミングで安く高機能衣料を手に入れるのが、サープラスの楽しみだと筆者は考えます。
デザインも秀逸!『フランス ポリスジャケット』
中でもヨーロッパ系のアイテムは”オシャレ”なデザインの物が多いので、玄人にお勧めです。
例えばコチラの『フランス ポリスジャケット』は、ほぼほぼ民間の服と大差ないので銀座で着てても注目を集める事はありません。
しかし細部を見てみると大きなポケット、スムーズに開閉出来るジッパーなど使いやすさに溢れています。
このようなパッと見た感じだと普通のジャケットなんだけれども
「コレって”おフランス”のジャケットなんですよグフフフフ」
みたいな優越感を纏うのが、ミリ系ファッションの上級者なのです。そう言った意味では”ヨーロッパ系ポリスジャケット”は狙い目なんですよね。
なお、ヨーロッパで着ると逮捕される模様
あと大事な事なので一応は書いておきますが、普通に実物と言うか本物なので、この『フランス ポリスジャケット』を着てフランスに行くと逮捕されます。恐らく日本国内のフランス大使館でも逮捕です。
まあ、日本で日本の警察官の服を着れないのと同じ理由と思えば納得ですが、サープラス系を着る時は注意して下さい。
他にも拳銃を素早く抜く為に利き腕側のポケットは穴が開いています。
早い話が”お巡りさん”がポケットに手を突っ込んでいる時は、ほぼほぼ拳銃を抜く用意があるので、コチラが拳銃を抜くような動作をすると射殺される可能性もあるので気を付けましょう。
『フランス ポリスジャケット』 総評
ちなみにサープラスは一度にドーンと放出されたものを、世界各国のショップが買い漁るわけですが、再入荷はほぼないので在庫が少なくなると値段が上がるのが常で御座います。
というわけで、この『フランス ポリスジャケット』もジワジワと値段が上がっているので、ちょっとでも興味がある人はマッハで購入した方が良いですよ。