「年明けからの流行か?」が予測通りに 季節型インフルエンザ過去10年で2番目の大流行

昨年末、季節型インフルエンザの流行が例年より少なく、年明けからの流行が心配されていることを紹介させていただきました。

今年は年明けから流行か? インフルエンザに注意
http://getnews.jp/archives/1327001 [リンク]

国立感染症研究所の予測によると、奇しくもその通りとなってしまったようです。
国立感染症研究所は、インフルエンザの流行をデータとして集計するため、全国の拠点病院において、インフルエンザに罹患した患者の受診数をカウントし、定期的に報告しています。

国立感染症研究所の統計によると、インフルエンザに罹患した患者数は約205万人。前の週に比べると41万人増と猛威を振るっています。

国立感染症研究所が定点観測している医療機関1つに換算すると、約40人でとなりますが、とりわけ、患者数の増加が目立つのは愛知、沖縄、埼玉、福岡の順となっています。

インフルエンザの罹患を予防するには、シーズン前に予防接種を受けておくのが得策ですが、今から抗体ができるまでに時間を要しますし、医療機関によってはワクチンを置いていない場合もありえます。

出かける時はマスクをし、手洗いやうがいを常に行うことが重要。オフィスなどでは、ドアノブなど人が定期的に触れる場所を消毒することも有効だとされています。

また、必要がなければ、不特定多数の人が集まる場所にはでかけない。出かける場合などはマスクをして、飛沫感染を防ぐなどの工夫をするのが、ベストの防衛方法でしょうね。

写真は、国立感染症研究所から引用 http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html

松沢直樹

福岡県北九州市出身。主な取材フィールドは、フード、医療、社会保障など。近著に「食費革命」「うちの職場は隠れブラックかも」(三五館)」近年は児童文学作品も上梓。連合ユニオン東京・委託労働者ユニオン執行副委員長