Amazonが、独自の送料と手数料の、新たなビジネスの開発を行っているようだ。 2016年１月29日
By Greg Bensinger、WSJ
Amazon.comは、商品の在庫管理、梱包、出荷などにおいて、新たなビジネスを構築することを望んでいる。
Amazonは、同社の従業員が、顧客の家への最後の１マイル、商品を配達すること、自社の大型トラックを使用すること、航空貨物サービスや中国からの出荷手配サービスを提供すること、船便を使用すること、ピザハウスや新聞社などの空いている配達用の車を利用することを含む、ロジスティクスや輸送の、新たなネットワークを構築することを模索している。
Amazonは、ドローンを使用した、商品の配達サービスも開発し、実験している。
Amazonは、自社と、3rdパーティの売り手のために、独自のフルフィルメント（受注管理、在庫管理、ピッキング、商品仕分け・梱包、発送、代金請求・決済処理などの全体）とロジスティクス（物流）サービスを提供している。
Amazonは、フルフィルメントとロジスティクスだけでなく、輸送サービスを提供することにも取り組み、商品の、新たな配達サービスも開発している。
Amazonは、注文された商品の送料を下げたり、配達のスピードを上げたり、配達コストを削減したりするために、自社のトラック、倉庫、ロジスティクス・サービスを使用するだけでなく、ドローンを使う実験をしたり、他社の配達用の空きトラックを利用して、商品を配達しりすることを試みたりしている。
Baird Equity Researchのアナリストによると、配達、貨物運送、および、ロジスティクスの市場の規模は、少なくとも4000億ドルだと見積もっている。
AmazonのCFO、Brian Olsavsky氏によると、ピーク時に必要な容量のすべてを処理できるよう、既存の運送会社のパートナーを補完するために、自社のロジスティクスを強化する必要があったという。
これは、決して、既存の運送会社のパートナーに置き換わることを意味するわけではない。
既存の運送会社は、これからも必要不可欠なパートナーであり、Amazonは、将来も、引き続き、パートナーと協調していく。
