IDCによると、世界のソフトウェア定義ネットワーキング(SDN)市場は、今後数年間に、堅調に成長するという。 2016年2月3日
世界のデータセンター向けの、ソフトウェア定義ネットワーキング(SDN)市場の売上は、2020年までに、125億ドル近くに達することが期待されている。
IDCは、物理的なネットワーク基盤、仮想化/制御ソフトウェア、SDNアプリケーション(ネットワークやセキュリティ・サービスなど)、および、専門サービスで構成される、世界のソフトウェア定義ネットワーキング(SDN)市場の売上は、2014年から2020年までに、53.9%の年間平均増加率で成長し、2020年までに、125億ドル近くに達すると予測している。
ソフトウェア定義ネットワーキング(SDN)は、クラウド・プロバイダや、エンタープライズ・ネットワークのデータセンター用の、自動プロビジョニング、ネットワーク仮想化、および、ネットワーク・プログラマビリティを可能にした、革新的なアーキテクチャ・モデルとして、市場の牽引力を得続けている。
SDNは、当初、超大規模なデータセンターや、最大手のクラウド・サービス・プロバイダにより採用されていたが、さまざまな垂直市場の、エンタープライズ・データセンターでの採用が増えている。
SDNは、IDCの「ITの第3プラットフォーム」と合った、柔軟性や、プログラマビリティを提供する。
仮想化/コントロール層、および、SDNアプリケーションは、世界のSDN市場において、速く成長する、主なソフトウェアのカテゴリであり、2020年までに、59億ドル近くになることが期待されている。
IDCは、仮想化/コントロール層のソフトウェア市場は、2020年までに、約64%のCAGRで成長し、24億ドルに達すると期待している。
4層~7層のネットワークとセキュリティ・サービス、および、分析を含む、SDNアプリケーションのソフトウェア市場は、2020年までに、66%のCAGRで成長し、35億ドル以上に成ることが期待されている。
詳細は、「SDN Market to Gain Enterprise Headway, Driven by 3rd Platform and Cloud (IDC #US40628315)」を参照のこと。