2015年のクリスマス・シーズン中の、Amazonの送料の合計が、前年同期よりも、37%も上がり、41億7000万ドルになった。 2016年1月29日
By Greg Bensinger、WSJ
ポーランドのWroclawにある、Amazonのフルフィルメント・センターで、商品を仕分ける、同社の従業員
Amazon.comは、2015年4Qに、最大の利益と、失われた期待に対する、ウォール街の迅速な制裁は、見守る価値に影を投げかけた。
2015年のクリスマス・シーズン中の、Amazonの送料の合計が、前年同期よりも、37%も上がり、41億7000万ドルになった。
売上における、送料の割合は、2014年のクリスマス・シーズンの10.9%から、2015年のクリスマス・シーズンには、12.5%に増えた。
AmazonのCFO Brian Olsavsky氏によると、より高い送料は、自分たちの商品に、Amazonの倉庫やロジスティクスを使用するために、使用料を支払う、3rdパーティの売り手から入るものであり、消費者の負担にはなっていないという。
3rdパーティの売り手は、Amazonの倉庫やロジスティックを利用することで、使用料金を支払う代わりに、倉庫を持つ必要も、在庫を管理する必要も、商品を梱包して出荷する必要もないので、マーケティングや顧客サポートに専念することができるが、商品が売れなくても、倉庫の基本使用料が徴収される。
Olsavsky氏によると、AmazonのPrimeメンバー(日本は年会費が3,900円)には、Amazonが販売する商品やPrime対応商品に、送料無料の特典のあるという。
Amazonには、UPSやFedExなどの運送会社のロジスティクスの、より多くのコントロールを取ることによって送料を削減する、壮大な計画がある。
これまで、Amazonは、大都市において、UPSなどの運送会社を使用せず、ピザ屋、新聞社、配車会社などと提携し、空いている配達用や配車用の車と運転手を利用して、商品を配達する実験を実施してきた。
また、Amazonは、市民配達人や、ドローンによる無人配達のような、商品の新たな配達方法の実験も行っている。