【デカ盛り】アナログな中華料理屋さんで『超特大かた焼きそば』を食す! @『長城飯店』町田

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漢には自分の世界がある。

例えるなら空を駆ける一筋の超特大かた焼きそば……

というわけで、男の美学を追究する筆者はラーメンを追求し、カレーを探求しプリン体(ほぼ悪魔)と戦う日々を送っています。

この日、なんとなくオダサガの『おさ』で『カレーハンバーグWithベーコン』を食べようとルンルン気分で出掛けたのですが、気が付いたら町田市にある『天国屋』で『太刀魚煮干し花形スペシャル』を食べていました。

そして、帰りに『油そば専門店 noodle SPUNKY』みたいな店でジャンキーな”油そば”をキメようと思ったのですが、軽くタブレットを忘れて地図が見れない的な何かです。

「そうだコンビニで地図を買おう」(立ち読みしよう)

とナイスアイデアが生まれたのですが、スマホやカーナビ全盛の21世紀にはコンビニには地図など売っていないと言う罠で御座います。

いや~、昔は必ず地図も売ってたんですけどねぇ……。

デジタルに頼らない野生の勘

仕方ないので記憶にあるラーメン屋さんを目指しバイクを走らせ、現地に到着した筆者。

しかし!

俺の中の海原雄山と言うかゴーストが囁くのです……。

「今、行くべき店はそこじゃない」

隣の店、二軒とも謎のオーラを放っていて目が釘付けになる筆者で御座います。

筆者に訪れた究極の二択!

時は2016年1月X日……(真冬)。

「残暑サービス 生ビール280円だ…と?」

どこまで残暑だよって話ですが、生ビールが280円とかココは天国ですか?

さらに!

ラーメン屋さんの隣の隣の店はこんな感じです。

「激辛担々麺大盛り20分で完食無料&ボトル1本サービス」

マジか!!!

「無理な方、2000円です」

それもマジか……。

さらに元の店に視線を戻すと

『超特大かた焼きそば』(1000円→800円)

なんですと!

今なら200円もお得とか、お得過ぎて正気を失いそうで御座います。

さらに隣の店に視線を戻すと

「丸鶏の旨みたっぷりハンバーグらーめん」

俺の壺にハマったメニューを用意してるとか、超能力者の方ですか?

ヤヴァイ……。

「3秒で決断出来ない男は死あるのみ」

をモットーとする筆者は、この時点で4回は確実に死んでいます。いかに孔明と言えど、ココまで手の込んだ罠を仕掛ける事が出来るでしょうか?

『超特大かた焼きそば』を食す!

結果、なんとなく”デカ盛り”的な方向の方がウケがいいかなという下心が芽生え、気が付いたら『長城飯店』にインしていました。

結果、こんな写真の『超特大かた焼きそば』的なのが運ばれて来ました。

「俺はやっちまったのか?」

先ほど、ラーメンを食べてから10分も経っていないのにコレとか、10分前の俺は一体何を考えていたのでしょうか?

タイムマシンがあったら10分前に戻りたい衝動に駆られます……。

開幕ビネガー全開オッケー牧場

基本、最初はスタンダードな味を愉しむ為に、調味料には手を出さない筆者ですが、今回はガチです。味を愉しむ余裕はないと判断し全力で酢をブチ込みます。

酢を全面的にかける事で、油っぽさを緩和し食べやすくする作戦です。

ちょっとイメージ写真と違うような?

若干、海鮮的な何かが少なくイメージ写真と違うような『超特大かた焼きそば』ですが、まあ風俗店のイメージ写真とかも異次元の仕上がりっぷりなので、このくらいは許容範囲でしょうか?

むしろ消費税3%時代のまま、今も価格を維持している事はリスペクトです。

そして!

この『超特大かた焼きそば』は冷めたらキツい、冷めなくてもキツいんだけど、冷たくなったら食べ進む事すら困難と予想したので、生来のキャットタンである筆者は死を覚悟して箸を進めます。

「う、旨いかもしれんね」

まさに本格的な中華屋さんで食べる”餡かけ”の味は、そこら辺の店で食べるアレとは全然違います。

いや、この『超特大かた焼きそば』は超特大にしなくても、十分に狙う価値ある一品な予感です。

麺は揚げたて熱々である!

麺も中華麺を油で揚げた感じで、実に香ばしく仕上がっています。若干、パリッパリなので歯茎に優しくないと言うか、下手をすると凶器と化します。

筆者は『システマEXハミガキ』でケアしているので平気でしたが、普通に刺さるレベルの堅さなので注意して下さい。

「これは勝つる!」

最初は凶悪なビジュアルに死を覚悟した筆者ですが、食べてみると美味しい『超特大かた焼きそば』である事が発覚。

確実、コレ2人前じゃないよね感は否めませんが、普通の焼きそばと違い、麺と麺の隙間が大きいので、意外と見た目ほどのボリュームはないぞと。

そう思った次第です。

やっぱりキツかった件の是非

しかし、冷静に考えてみたらコレの前にラーメンを食べていたのでしたね……。まあ、そこは歴戦のゲリラ兵なので最終奥義

「無心で食べる」

と言う、坊さん的にも仏教的にも”かなり上位の技”を駆使して完食で御座います。今回ばかりは”酢”のチカラに感謝です。

ご馳走様でした!

『超特大かた焼きそば』 総評

今は誰もがネットで情報を集め、写真などで予備知識を入れてから店に訪れるのが普通かと思われますが、やはり人間はアナログな行動も大事だなと思った一日でした。

もし、筆者がタブレットを駆使して普通に”油そば”を食べていたら、この『超特大かた焼きそば』に出会う事はなかったでしょう。

「美味しい食べ物は一期一会」

最近はデカ盛りメニューをやっている店も減って寂しい限りですが、まだまだアナログな世界に埋もれたままのデカ盛りがある事を痛感した筆者です。

また、このようなマニアックな店を、一切の予備知識なしに見つけ出す天賦の才は、神が与えてくれた唯一無二の贈り物として大事にしたいと思います。

あ、でも今からイケメン枠とスキル交換出来るならソッチでも可です。

それでは、是非みなさんも自分の直感を頼りに街に出てみて下さい。きっと奇跡の出会いがそこにあるはずです。

『長城飯店』

東京都町田市金森436

営業時間 月~金11:00~14:30 17:00~23:00
    土日祝日11:00~15:00 17:00~22:00

定休日:第1、第3月曜日

酒と料理に情熱と脂肪を燃やすフリーライター ”日の丸構図で寄りまくる!”と言う素人写真を武器に暗躍する。美味しい料理を世界にバラ撒く”飯テロリスト”として各国の情報機関にブックマークされたが反省はしていない。 取材依頼(新店舗、新メニューのPR)その他記事の執筆依頼は下記のメールアドレスまでお願いします! [email protected] なんとなく作ったサイトも絶賛稼働中! http://foodnews.jp/

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