赤ちゃんの舌に白いものが カンジタ性口内炎に注意

  by 松沢直樹  Tags :  

寒さが厳しくなるこの頃、抵抗力が弱くなる赤ちゃんやお子さんは、病気が心配ですよね。
インフルエンザをはじめ、様々な感染症についてはワクチンや小児科医との相談を欠かさない方も多いと思います。

とはいえ、抵抗力が起こることによっておこる病気については、あまり関心は持たれないかもしれませんね。

そういった病気の一つにカンジタ性口内炎があります。カンジタ性口内炎は、鷲口瘡(がこうそう)ともよばれる病気。下に白いつぶつぶのようなものができるのが特徴です。

生後半年くらいまでのお子さんがかかりやすいといわれ、カンジタカビ(酵母の一種)によるもの。これは、普段から私たちの肌に存在している菌で、健康な状態であれば、なんら心配はいりません。

ただし、風邪やその他の病気で抵抗力が落ちてしまうと、豆腐やミルクのカスのような物質が口内にたまることが珍しくありません。
自然治癒することも珍しくありませんので、口内炎が増えたり、痛がったりしなければ2,3日様子を見てもよいといわれます。ただし、それでも改善の様子がないようでしたら、小児科の先生に診察を受けさせるようにするのが重要です。

授乳の際に、乳首を消毒したり、哺乳瓶を消毒したりするなどといったことを意識し、つねに清潔にすることを意識することがもっとも効果的な予防法です。あまり神経質になりすぎる必要はありませんが、親御さんは、心の隅に置いておいてくださいね。

※写真はイメージ 足成から http://www.ashinari.com/2009/05/10-019878.php

松沢直樹

福岡県北九州市出身。主な取材フィールドは、フード、医療、社会保障など。近著に「食費革命」「うちの職場は隠れブラックかも」(三五館)」近年は児童文学作品も上梓。連合ユニオン東京・委託労働者ユニオン執行副委員長