【図解】はじめての肛門病院体験記 みなさまもおだい痔に

  by ノジーマ  Tags :  

あけましておめでとうございます。
みなさま、年末年始はいかがお過ごしでしたか?
僕は持病の痔が悪化し、肛門病院デビューを果たすという刺激的な年末年始を過ごしました。

日本には痔を患っている人がかなり多くいるそうですが、病院のお世話になったことがある人は少ないのではないでしょうか。
結論から言うと、行ったほうがいいですよ。
せっかくなのでレポートに起こしていきたいと思います。

きっかけは出血がひどくなったこと……

僕がイボ痔を患ったのはかれこれ10年以上前。
以来、出ては引っ込んでを繰り返し続けていたのですが、昨年の後半になって症状が悪化。
腫れがおさまらなくなり、ときどき出血をするようになりました。

それでも痛みは強くなかったので、そこまで気にしていなかったのですが、ある日事件が起こってしまったのです……。

なんとソファに座っていただけなのに、ソファが赤く染まっていたのです……!!
服を着ていなければこうなるのもわかりますが、パンツもズボンも穿いていたのに、ソファまで血で汚してしまいました。
これはさすがにヤバい……。

しばらくは生理用ナプキンを装着してごまかしていましたが、時間を作って最寄りの肛門病院まで足を運びました。

院内は痔の患者さんへの優しさがいっぱい

さっそく病院で受付を済ませ、待合室で順番を待ちます。
すると、そこには痔の患者さんに向けた配慮がされていることに気がつきました。

なんと、ベンチの上にドーナツクッションがたくさん置かれているのです。
これを見て「ああ、僕はいま肛門病院に来ているんだ……」と痛感しましたね。

そして待つこと数分。
いよいよ名前を呼ばれ、診察室に足を踏み入れることになりました……!

いざ診察!流れ作業で患部をグリグリと……

診察室に入ると、男の先生と看護婦さんが1名ずつ。
そして置かれているのはイスではなく、マッサージ屋さんにあるような簡易ベッドです。
その上で先生に背中を見せるように横になると、先生から「それではズボンとパンツをおろしてください」と一言。
いよいよ診察がはじまりました……!

ズボンとパンツをおろし、おケツを丸出しにすると、先生はすぐさま「それでは指入れますね~」と言い放ちます。
触診されることはわかっていましたが、そ、そ、そんなにすぐにされても、こ、心の準備が……!!

なんて考える間もなく、スルリと先生の指が肛門の中にイン。
はじめて味わう異物感です。

先生は指で内部をグリグリとかき回し、患部の確認をし始めました。
さすがに痛みが走りますが、看護婦さんが「はい、力抜いて~」なんて声をかけてくれます。
先生の後方でもう一人、しかも女性に見られているわけです。恥ずかしい……。

患部を確認した先生は「これは結構ひどいね……」と一言。
そしてここからペースを上げ、流れ作業で一気に診察を進めます。

先生は「次は機械入れますね~」と言って指を抜き、瞬く間に機械を挿入。
機械で何をするんだ!?

説明も何もないのでビビりますが、またしてもすぐ機械を抜いて、今度は薬を注入。
あまりにも作業がスムーズすぎて、何がなんだかわかりません。

そして薬を注入し終わると、「はい、いいですよ~」と一言。
なんともう診察が終わったようです。
ただお尻をグリグリとやられているうちに、すべてが終わりました。
一方的にお尻をメチャクチャにされたような、変な感覚ですね、これは……。

診察終了。そして衝撃の結果が……!!

診察が終わってズボンとパンツを穿き、ベッドに座ってひと呼吸置くと、先生からの説明がはじまりました。

先生がパソコンを使ってササッと患部の絵を描き、モニターに映して説明をしてくれたのですが、いやぁ、ひどい!
内部でかなり大きく腫れ上がってしまっていることが非常によくわかりました。

そして、注入薬と出血を抑える飲み薬を処方していただき、しばらくはそれで様子を見ることになりました。
さらに先生からはこんな案内も……。

手術のご案内……。
まさか手術を要するほどひどい状態になっていたとは……。

先生からの案内をざっくりまとめると、こんな内容でした。
・薬で完治はしないだろうから、完治させたいなら手術が必要
・生死に関わるようなものではないので、緊急性はない
・手術から退院までには1週間程度必要

薬で良くなるならそれがベストだし、手術には1週間も必要になるため、様子を見ながら手術のタイミングを伺うのがいいだろうということです。
それにしても、手術を宣告されるのも初めての経験だったので、だいぶ気が滅入りましたね……。

その後はどうなった?なかなか良くなった!

そして現在。
診察を受けてから何週間か経過しましたが、その後イボ痔の状態はかなり改善!
出血することはほとんどなくなり、生理用ナプキンを身に付ける機会もなくなりました。

「お酒は痔に悪いから控えたほうがいいですよ」とアドバイスをいただいたのにもかかわらず、忘年会・新年会で連日飲酒しっぱなしだったのですが、それでも回復に向かっています。
病院でもらった薬がかなり有効だったようですね。

指などを突っ込まれる診察はなかなか慣れないでしょうし、恥ずかしいです。
でももし痔で悩んでいる方がいたら、一度ちゃんとした病院に行ってみるのがいいかもしれませんよ。
みなさまもおだい痔に……。

ノジーマ

B級フード研究家。漫画を描いたりライターをしたり。変な料理をいろいろ考えます。週刊プレイボーイで『野島慎一郎の激ウマ!!バカレシピ研究所』連載中。最近は撮影をしていると猫が寄ってくるので、そのまま記事でも使っています。 ★レシピ本発売中!★世界一美味しい「どん二郎」の作り方 誰も思いつかなかった激ウマ!B級フードレシピ http://amzn.asia/8N2jTuz

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