IBM Cloudと結合された、AT&Tのネットワーキング、セキュリティ、および、管理ソリューションは、企業に、完全に管理されたIT環境を提供する。 2015年12月20日
By Darryl K. Taft、eWEEK
IBMとAT&Tは、企業に、ネットワーキング、アプリケーション、および、ホスティング・サービスの完全なスイートをもたらすことで、長期的な戦略の関係を拡張すると発表した。
この協定において、AT&Tは、同社の管理されたアプリケーションと、管理されたホスティング・サービス部門をIBMに移管する。
IBMは、AT&Tの管理されたサービス能力を、IBM Cloudポートフォリオとマッチングさせていく。
IBMは、現在、アプリケーションと、管理されたホスティング・オペレーションをサポートしている、AT&Tデータ・センターの設備を取得し、フロアー空間へアクセスするようになる。
IBMは、AT&Tとの戦略的な提携関係を深め、顧客のビジネスの目的に合うよう、発展させることのできる、IBM Cloudと管理されたサービスのセットとして提供していく。
AT&TとIBMは、企業が、より容易に、ネットワークとクラウド・ワークロードを、自分たちのIT環境と統合できるようにしていく。
IBMは、現在、AT&Tが提供している、管理されたアプリケーションと、管理されたホスティング・サービスを、IBM Cloudポートフォリオとマッチングさせ、提供していく。
AT&Tは、現在、提供している、セキュリティ、クラウド・ネットワーキング、および、モバイル・ソリューションを引き続き提供していく。
IBMは、エンタープライズ、e-コマース、コミュニケーションといったアプリケーションを、プライベート・クラウド・サービスや、管理されたホスティングと共に、顧客に提供していく。
これらの業務に携わっている、AT&Tの従業員のほとんどは、IBMに移籍して、現在の役割を続けて行くだろう。
AT&TとIBMは、顧客に、統合ソリューションのフル・スイートを提供していくことで、提携関係を拡張していくようだ。
IBMによると、管理されたアプリケーションと、管理されたホスティング・サービスの、新たなオペレータとして、IBMは、拡張性のあるエンタープライズ経験や、クラウド、データ、および、アプリケーション・ソリューションの豊富なポートフォリオを、顧客にもたらすだろうという。
2015年10月に、AT&Tは、IBMと共に、企業が、自分たちのデータやアプリケーションを保護するのを助けるために、スケーラブルなモバイル・クラウド・ソリューションを提供していくと発表した。
IBMとAT&Tのアプローチは、企業が、セキュリティや、モバイル・ユーザ経験を損なうことなく、モバイル・ワーカの生産性を向上できるようにする。
AT&TとIBMのモバイル・クラウド・セキュリティ・ソリューションは、ユーザが、自分たちのデバイス、接続性、および、データをセキュアにするのを助ける。
両社のモバイル・クラウド・セキュリティ・ソリューションは、企業のモバイル・ワーカーが、セキュアに作業できるようにするために使用される。
このモバイル・クラウド・セキュリティ・ソリューションの参照アーキテクチャには、IBM MobileFirst Protectを含む、両社のコンポーネントが含まれる。
IBM MobileFirst Protectは、企業が、モバイル・デバイス、アプリケーション、および、ドキュメントを管理するのを助ける。
AT&T NetBondは、IBMのIBM Cloud基盤サービス、SoftLayerへのセキュアで、スケーラブルなネットワーク接続を提供する、クラウド・ネットワーキングである。
IBM Cloud、SoftLayer基盤は、アプリケーションとデータ・ストレージ用の、セキュアなパブリック・クラウドとプライベート・クラウドである。
AT&T Work Platformは、従業員の個人のスマートフォンで使用される、音声、メッセージング、および、データ用の、ビジネスと個人のチャージに対し、別々の伝票を発行できるようにする。
より多くの従業員が、生産性を向上させるために、モバイル・デバイスを使用している。
AT&Tによると、データやアプリは、IBM Cloudに移行されていくという。
AT&T Business SolutionsのSteve McGaw氏によると、IBM Cloudへの移行は、セキュリティに、さらに重要になるからでもあるという。
AT&Tは、IBMとの協調で、クラウド・アプリやデータへの、セキュアなモバイル・アクセスを提供するためのオプションを、企業のモバイル・ユーザに提供していく