IDCは、2019年までに、世界のコンテンツ・コラボレーション・ソフトウェアの売上が、62億ドルに成長すると予測した。 2015年12月17日
IDCは、コンテンツ・コラボレーション・ソフトウェア市場が、堅調に成長すると予想している。
IDCによると、Boxなどが提供する、コンテンツ・コラボレーション・ソフトウェアの売上は、2014年から2019年までに、13.4%の年間平均成長率(CAGR)で増え、2019年には62億ドルに成長する見込みであるという。
IDCによると、コンテンツ・コラボレーション・ソフトウェア市場において、エンタープライズ・ファイル同期&共有(EFSS)は、チーム・コラボレーション・アプリケーションや、エンタープライズ・コンテンツ管理(ECM)のケース管理セグメントと収束しているという。
IDCは、この収束で、2019年までに、コンテンツ・コラボレーション・ソフトウェア市場において、62億ドルのビジネス機会が生まれるだろうと予測している。
コンテンツ・コラボレーション・ソフトウェア市場の成長は、特に、意志決定のための、構造化された、コンテンツ集約的なビジネス・プロセスと、構造化されていない、アドホックなコラボレーションを接続する、必要性により促される。
IDCの調査で分かったこと。
・コンテンツ・コラボレーション・ソフトウェア市場の成長は、クラウドからもたらされるだろう。
・コンテンツ・コラボレーション・ソフトウェア市場において、オンプレミスにおける、コンテンツ・コラボレーション・ソフトウェアの売上は、0.8%のCAGRで、フラットに成長するが、パブリック・クラウドにおける、コンテンツ・コラボレーション・ソフトウェアの売上は、23.1%のCAGRで、堅調に成長していくことが期待されている。
・コンテンツ・コラボレーション・ソフトウェアの将来は、ファイル同期&共有(FSS)における、非構造化共有と、エンタープライズ・コンテンツ管理(ECM)における、構造化作業間の交差点にある。
個人的な生産性を取り巻く、ユーザ経験の要求の増加は、この交差点に、場所を提供する、よりシームレスで、ダイナミックなソリューションへ、このコンテンツ・コラボレーション・ソフトウェア市場を押し進めるだろう。
IDCによると、企業の内外の、コラボレータと情報を交換するためのニーズと、重要なビジネス・プロセスのコンテキストにおける、情報の活用を開始するためのニーズは、コンテンツ・コラボレーション・ソフトウェア市場の収束を促しているという。
コンテンツ・コラボレーション・ソフトウェア市場の世界の売上を含む、この調査に詳細については、「Worldwide Content Collaboration Software Forecast (IDC #US40702015)」レポートを参照のこと。