季節も本格的に冬を迎え、いよいよラーメンシーズンの到来で御座います。
ということで、今回は東京都ヤンチャ区町田市にある『辛麺 真空』の限定ラーメン『燕』をレポートしてみましょう。
意欲的に限定ラーメンを提供する『辛麺 真空』
町田でも好き嫌いの評価が分かれる『辛麺 真空』ですが、筆者的には限定ラーメンを意欲的に出してくる、目が離せないラーメン屋さんのひとつになっています。
限定『燕』を食す!
この『燕』のコンセプトはズバリ”濃厚”で、骨まで砕いた濃厚豚骨スープに煮干し出汁を強めに加え、さらに禁断の”背脂”をガッツリ加えています。
さらに『辛麺 真空』ならではの辛さも加わり、まさに「旨いが辛い!」ラーメンに仕上がっています。
何度か限定で提供されている『燕』は人気があるらしく、外には並ぶ為のゾーンが用意されていました。これは期待出来ますね。
白髪ネギが濃厚なスープに合う
大量の白髪ネギに隠れて、凶悪なスープが良く見えませんが、何気にこの”ネギ”の存在は重要です。
軽くスープにくぐらせると、コッテリした背脂に良く絡み、ネギの美味しさが引き立ちます。
むしろ、麺抜きで白髪ネギとスープだけでも一品になっちゃうんじゃないかと思えるほどに、ネギと背脂の相性は抜群で御座います。
どろスープが病みつきになる!
かなり濃度と言うかブリックス高めな『燕』のスープですが、この濃厚さと辛さが『辛麺 真空』の得意とする所です。
最近は”塩豚骨”などのライトな豚骨ラーメンが多い中、真逆のコッテコテ豚骨に、煮干し系の出汁を強めに加えているので、超濃厚スープと呼べる領域にまで達しています。
しかも!
標準で”背脂”が多めに入るので、さらにトロットロな脂がスープに加わります。
材料だけだとジャンキーなラーメンに思えますが、実際に食べてみると意外と繊細なスープだと言う事を実感します。
豚骨の臭さも煮干し系の香りと辛さでマスキングされていて、濃度が高い割にはクセが感じられません。
スープもベース事体はチョイ辛くらいで、背脂の甘さで相殺されているので”激辛”と言う感じではありません。
辛いのが好きな人は赤玉を溶かすべし
そんな辛さじゃ物足りないぜと言う人は、コチラのトッピングを溶かしましょう。
しかし、これを溶かしてもまだまだ”激辛”と言うレベルではなく、普通にスープを味わえる辛さに落ち着いています。
極太平打ち縮れ麺がキテる!
この超濃厚どろスープには、やはり太麺、しかも”極太の平打ち縮れ麺”が合います。
麺が太いので縮れ具合が伝わりにくいのですが、かなり強めにウェーブが加えられているので、極太麺なのにスープの運びは抜群です。
『燕』を彩る具材の数々
チャーシューも美味しいのですが、この濃厚なスープには”半熟玉子”がベストパートナーかもしれません。
さらに『辛麺 真空』コダワリの海苔も美味しいですね。結構良い海苔を使っているらしく、ラーメンではさして海苔を欲しない筆者も、この海苔は美味しいと思いました。
禁断の”おじや”スタイルで締めるべし!
『燕』をオーダーすると、ちょこっとですがミニライス的な何かも提供されます。
このライスを最後に残ったスープに投入し”おじや”として二度楽しむ事が出来るのです。
これは病み付きになる美味しさですね。濃厚な煮干し豚骨スープに豚の背脂&米(炭水化物)とか、ちょっとヘヴィーですが危険を冒すだけの価値がある一品です。
これでは否応なしにスープも完飲してしまいます。健康面での背徳感はあるものの、目の前の『燕』の美味しさに負けてしまいました。
『燕』 総評
万人向けするラーメンではありませんが、この『辛麺 真空』のラーメンは確実にコアな層に人気があります。
なので、この結構シンドイ感じのスタンプ集めも、余裕でコンプリートする人が続出している模様です。40個分のスタンプを集めると
「トッピング1品半年間無料!」
とか、どんだけのヘビーユーザーが対象なのかと、小一時間は問い詰めたい衝動に駆られますが、逆に真空マニアにとっては神イベントかもしれませんね。
そこまでの中毒性があるのが『辛麺 真空』のラーメンかと存じます。
筆者も最初は「辛いだけだべ?」と思って訪れなかったのですが、言うほどに辛さはなく、むしろ濃厚なスープと太麺の美味しさにハマってしまいました。
それでは、是非みなさんも町田駅に訪れた際には『辛麺 真空』のラーメンを味わってみて下さい。
『辛麺 真空』
東京都町田市原町田4-1-5 ハイストーンⅡ
営業時間 11:30~15:00 18:00~22:30
土日祝日 11:30~21:00定休日:水曜日(祝日の場合は翌木曜日休み)