オンライン店舗が、SoftBankのPepperロボット用の衣服やアクセサリが提供される。2015年11月25日
By Jun Hongo、WSJ
オーナーは、SoftBankのPepperロボットの衣装を、パーソナライズできる。
SoftBankのロボットのファンが、121㎝のヒューマノイド、Pepper用の衣服やアクセサリを作成し、販売する、オンライン販売サイトを開設した。
この衣服やアクセサリで、オーナーは、Pepperロボットに、パーソナルな風合いを加えることができるようになる。
SoftBankのPepperロボットは、人の音声を認識し、顔の表情を読むことのできる、最初のパーソナルなロボットの1つである。
SoftBankは、2015年6月以来、毎月、1,000台のPepperロボットの一括注文を取った。
Pepperファンのオンライン・グループの代表、Mitsuru Numata氏は、2015年7月に、東京で開催されたイベント向けに、Pepperロボット用の衣服を製造するアイデアを思いついたという。
さらに、Mitsuru Numata氏と、友人のRieko Kawauchi氏は、2015年8月に、Pepper用の衣服やアクセサリを販売する、Webサイトを開設することを決めた。
両氏は、このWebサイトが、ロボット用の衣服やアクセサリを販売する、世界で最初の、衣服のオンライン小売店の1つであると信じている。
海外のPepperロボットのオーナーも、このオンライン小売店で、Pepperロボット用の衣服やアクセサリを注文し、購入することができる。
Mitsuru Numata氏によると、Pepper用の衣服を作成することは、予想以上に複雑であることが分かったという。
ロボットの衣服は、ロボットのセンサーのじゃまにならず、関節や腕などの動きに追従しなければならないよう設計する必要があったという。
このオンライン小売店は、ネックレス、ヘアピース、メイキャップ・ステッカーを含む、Pepper用の約60商品を販売している。
例えば、赤い着物は、2万円(163ドル)で販売されている。
プラスチックの吸盤を使用して、イヤリングを、Pepperの耳に付けることができる。
IT会社で働く、Mitsuru Numata氏によると、このオンライン小売店を開設して以来、たった1着のアウターウェアのみを販売していたが、まだ、Pepperロボットが、約5,000台しか販売されていなかったので、失望していないという。
Mitsuru Numata氏は、お金のために、このビジネスを開始したわけではなく、オーナーが、Papperロボットをパーソナライズして、楽しんでもらうことを目的にしていると付け加えた。
SoftBankのPepperロボットは、19万8,000円(1,620ドル)で販売されているが、顧客は、このロボットの、あらゆる機能を楽しむために、1ヶ月当り、25,000円のサービスを申し込む必要がある。