By Robert McMillan、WSJ
HPは、過去の16四半期の内、15四半期において、売上を減少させたと報告した。2015年11月24日
2015年11月1日に、Hewlett Packard(HP)は、プリンタやPCを販売する、HP Inc.と、ビジネス・コンピュータのベンダ、Hewlett Packard Enterprise(HP Enterprise)の2つの会社に分割された。
HPは、2つに分割された企業として、2015年第4四半期の、財務結果を発表した。
Thomson Reutersの財務アナリストとHPは、2015年9月に開催された会議において、新たに分割された、会社に対し、いくつかの方向性を与えた。
HP Enterpriseは、利ざやの低いサービス・ビジネスを縮小し、コンピュータ・セキュリティといった、より利益が上がる分野に焦点を合わせることに取り組み、3万名の従業員を解雇すると述べた。
HP Inc.は、3,300名を解雇し、3D印刷やA3複写機といった、新たな分野の製品に焦点を合わせるという。
今週、報告された、HP Inc.の収益は、2015年9月の会議以来、同社の最初の財務結果でアップデートされた。
HP Inc.は、投資家に、自分たちの再建計画を追跡する上での価値判断を提供した。
HP Inc.とHP Enterpriseに分割される前のHPは、過去4年間に、売上を上げようと試みたが、過去16四半期の内、15四半期において、売上を減少させたと報告した。
Thomson Reutersの財務アナリストは、2015年4Qに、HPの売上が、7%減少し、1株当たり、97セントの収益を上げ、前年同期と比べ、8%減少すると予測した。
・新たな会社に対するガイダンス:
HPは、連結した会社として、2015年の第4四半期の収益を報告するが、分割された2社は、来年度に対する、ガイダンスを別々に発行する。
・PCのスランプ:
HPのPCの出荷台数は、急降下を続けており、2015年の第2四半期中に、11%減少している。
世界のNo.2のPCベンダ、HPは、2015年4Qに、いくらか、PCの出荷台数を回復したが、同社の出荷台数の増加率は、Apple、Lenovo Group、あるいは、Dellの出荷台数の増加率よりも低い。
・ブレークアップ費用:
HPは、ブレークアップに、数十億のコストがかかるだろうが、2015年の第4四半期において、HPの分割による収益は、ビジネスの動揺をもたらしたかどうかを示すべきである。
・サービスの営業利益率:
HP Enterpriseは、第4四半期中に、6%だった、サービス・ビジネスにおける、営業利益率を改善することに取り組んだ。
サービス・ビジネスの営業利益を向上させることは、新会社、HP Enterpriseの主要な目標である。