今、日本で一番注目されている焼肉屋さんと言えば、小田急相模原(オダサガ)が誇る
『焼肉はせ川』(超絶完全予約制)
で間違いないでしょう。圧倒的な肉の美味しさと絶望的なサイドメニューのボリュームは、色々な意味で目が離せません。
というわけで、今回も『焼肉はせ川』で繰り広げられる日常の一部をお送りしたいと思います。
『焼肉はせ川』は焼肉屋さんである!
希に忘れてしまいそうになりますが、この『焼肉はせ川』は焼肉屋さんなので、必ず肉を焼きましょう。
むしろ『焼肉はせ川』に来て国産高級和牛(A5ランク)を食べないとか有り得ません。
国産高級和牛がこのボリュームで一皿1280~1580円で食べられる奇跡がそこにあります。
牛タンを食べ比べてみた
常に『焼肉はせ川』に訪れる時は”お題目”を決めて挑むのですが、この日のテーマはズバリ
「牛タン食べ比べ」
という贅沢なテーマがありました。どちらの牛タンが美味しいのか勝負というわけです。
ちなみに”上牛タン”と”並牛タン”の違いを、みなさんは知っているでしょうか?
「肉質の良い方が上だべ?」
と、一般的には認知されていますが、それは孔明の罠です。
厳密には舌の先端の方が”並牛タン”(タン先)で、根本の方のサシ(脂)が良く入っている方が”上牛タン”(タン元)となっております。
もっとも、中間辺りの”タン中”(クラウンカット)はどっちなんだよって話もありますが、基本的には”上牛タン”と言えば舌の根本、すなわち”タン元”を指します。
しかし!
どちらが美味しいのかと言うテーマで挑んだものの、結果から言うと
「どちらもブチ美味しい!」
みたいな答えに辿り着きました。是非、みなさんも『焼肉はせ川』で食べ比べてみて下さい。
真の肉好きはラム焼き
そして!
この日は珍しく”ラム肉”があるのを筆者は見逃しませんでした。
羊と言うとクセのあるイメージですが、子羊の”ラム肉”であればそうでもありません。
昔、コンビニでは良く”ジンギスカン”と称して、羊肉の焼肉的な奴がタレに浸かって売られていました。
牛肉や豚肉を買うお金が無かった中学生時代は、バーベキューと言えば、この安い”ジンギスカン”だった気がします。
それに比べて、この『焼肉はせ川』のラム肉の美味しさよ… 30年前の俺に喰わせてやりたい衝動に駆られます。
これは是非ともレギュラーメニューにして欲しい案件ですね。
『焼肉はせ川』と言えばポテサラ必須!
基本、この『焼肉はせ川』のサラダ系は盛りがヤヴァイ系なので、ちょっとだけ野菜を欲した時は”キャベツサラダ”か”ポテトサラダ”の二択で御座います。
ポテトサラダは大抵、2種類のポティトゥサラダが盛られるので、ポテサラマニアには堪りません。
『焼肉はせ川』で馬の握り寿司を食す!
筆者はすでに何度も食べているので、さして感動を覚えませんが、やはり『焼肉はせ川』の”馬の握り寿司”はインパクトがありますね。
この綺麗なサシの入った馬肉を寿司で頂く贅沢……。
『焼肉はせ川』なら1580円で叶います。
まぐろハラミ丼(600円)
最近、意外と見かけるのは『まぐろハラミ丼』ですね。お吸い物の器が大きいので、イマイチ大きさが伝わりませんが、はっきり言って”デカ盛り”です。
お値段的には”お安い”ので、もしも訪れた時に『まぐろハラミ丼』があったら食べた方が良いでしょう。
4人で分けても丁度良いくらいのボリュームなので、早い段階でオーダーすれば普通に完食出来ると思います。
『焼肉はせ川』のマストアイテムと言えば?
『焼肉はせ川』と言えば『イチゴサンド』が有名ですが、この『玉子サンド』(300円)も必食のメニューで御座います。
「ちょっとサイドメニューに行くには満腹かな?」
みたいなフィーリングの時には、この『玉子サンド』がベストです。
他のサイドメニューのように、とち狂ったボリュームで押し寄せて来る事は皆無なので、安心してオーダー出来ます。
本日のメインイベント”大人のオムライス”を食す!
この日はイイ感じのメンバーが揃ったので、危険な”御飯モノ”にも挑んでみました。
『大人のオムライス』
このアダルトオンリーな名称のオムライス… 非常に気になります。
「気になったら食べたらいいよ」
と思うのですが、何せ『焼肉はせ川』の盛りは致死量を超える事があるので、よほどパーティーのコンディションが良くないとオーダー出来ないのです。
そして、ついにその時が来ました。
結果、こんな感じで御座います……。
私の眼が狂っていなければ、これは”鰻の蒲焼き”に見えますね……。
「オムライスに鰻の蒲焼きだ…と?」
しかも、わざわざ”タンポポオムライス式”で攻めて来る、無駄なクオリティの高さと、鰻のギャップが我々を混乱させてくれます。
しかし!
食べてみると意外と美味しい!! むしろ普通に
「鰻の蒲焼きウメー!!!」
と思った次第です。鰻重に錦糸卵を合わせて来る店がある事を考えると、この鰻と卵の組み合わせは有りですね。
若干、オムライスにするのはオーバークオリティな気がしますが、そこが『焼肉はせ川』のコダワリなのです。
何故に「大人のオムライスなのか?」と言う答えは、貴方自身が『焼肉はせ川』に訪れた際に聞いてみて下さい。
『焼肉はせ川』に行ったらラーメンです
『焼肉はせ川』は焼肉屋さんなのですが、何故かラーメンを食べないとならない的な衝動に駆られます。
むしろ、行く度にラーメンを食べる事を期待されているような、熱いオーラと言うかパッションを厨房から感じる筆者で御座います。
というわけで、本日の『焼肉はせ川』オススメの締めラーメンは
『牛骨塩ラーメン』(600円)
で御座います。ラーメンブーム初頭には”牛骨”を使ったラーメンもちらほら存在したのですが、例の”狂牛病騒動”で牛の骨髄は危険部位とされ、多くの”牛骨ラーメン店”が閉店しました。
そんなマボロシの”牛骨ラーメン”が、まさかの焼肉屋さんで復活です。
ちなみに日本の牛は全頭検査されているので”狂牛病”の危険性はほぼ有りませんので安心して下さい。
なので和牛に特化した『焼肉はせ川』ならば、牛の骨で出汁を取ったラーメンも不安はありません。
肝心の味の方ですが、やはり豚骨と違って牛の骨で出汁を取ると、洋風な感じがしますね。
ちょっと”お上品”なスープのラーメンです。
しかし、そのスープはどっしりした”牛の風味”と言うか味と香りがあり、ラーメンのスープとして十分な強さがありました。
これは人によっては豚骨よりも美味しいと感じるかもですね。
豚骨よりも臭みはないので、ソッチ系が苦手な人もこの『牛骨塩ラーメン』なら食べられると思います。
もっとも、マイナスイメージが広まってしまった”牛の骨”を使ったラーメンなど、滅多に食べる機会も無いでしょう。
輸入牛の骨は無理ですが、ちゃんと検査されている国産の牛なら比較的安全なのに、なんとも勿体無い話です。
言うまでもなく麺とチャーシューのボリュームは圧巻でして、初めて『焼肉はせ川』でラーメンを食べる人は覚悟しておいた方が無難です。
「左が細麺、右が太麺」
一杯のラーメンに数種類の麺、すなわち数玉をブチ込んでくるのが『焼肉はせ川』クオリティで御座います。
生ハムとフルーツ(500円)
最後の最後はデザートで華麗にエンディングを迎えます。この日は前から食べたかった”生ハム”を欲したので
『生ハムとフルーツ』(500円)
的な何かをチョイスしました。この生ハムは原木、すなわち
「豚の足一本」
をまるまる使った超本格的な生ハムで御座います。
言うまでもなく味は抜群で、生ハムの芳醇な香りと木の実のようなコクが広がります。
生ハムと言うとメロンを思い浮かべる人が多いと思いますが、何気にイチゴも合わせる事があります。
『焼肉はせ川』 総評
今回は”鰻の蒲焼き”を使ったオムライスに持ってかれた感がありますが、筆者的には”牛骨塩ラーメン”が良かったと思います。
むしろ、何ひとつ”ハズレメニューが無い”と言っても過言ではないでしょう。
どのメニューも”お値打ち価格”なので、これだけ食べてもお財布には優しいのが『焼肉はせ川』の正義です。
唯一の難点は予約が取りにくい、むしろ電話すら繋がらないレベルなので、こちらの都合で予約すると言うよりは、もしも予約が取れた日は全てを放棄して『焼肉はせ川』をエンジョイするくらいのテンションが無いと難しいかもですね。
それでは、是非みなさんも予約をして『焼肉はせ川』に訪れてみて下さい。
きっと”生涯の想い出となるようなメニュー”に出会うと思いますよ。
『焼肉はせ川』(完全予約制)
住所:神奈川県相模原市南区相模台4-11-6
営業時間 17:00~22:00
定休日:水曜日