なんとなく社員食堂的な何かに迫ってみようと思い、あの『はやぶさ』や『はやぶさ2』で有名な
『JAXA相模原キャンパス』(旧宇宙科学研究所)
に行ってみました。というわけで、今回は微妙に気になる宇宙研(地元民は今でも宇宙研と呼んでます)の食堂からお届けします。
『JAXA相模原キャンパス』に行ってみた
何気に淵野辺に住まう筆者ですが、何気に宇宙研には行った事がありません。言うなれば
「東京都民が東京タワーに行った事がない」
みたいな地元あるあるで、意外と近過ぎても行かないものかと思います。心理的には
何時でも行けるからいいや→また次の機会に行けばいいや(以下繰り返し)
で逆に行った事がない人が多かったりするのです。まあ、さして宇宙とか言われてもスケールがデカ過ぎて、よ~ワカランし何やってんのか謎の施設としか思っていません。
しかし!
『はやぶさ』とか『はやぶさ2』で微妙に注目された今、いつ行くのって言われたら、まあ明日とか明後日みたいな感じです。
結果、行こう行こうと思って数か月、数年の月日が流れ現在に至る筆者で御座います。
JAXA LUNCH『SPACE PILAF』(スペースピラフ)
というわけで、さして宇宙研に行く気のなかった筆者ですが、微妙に
『スペースピラフ』(550円)
とか言うメニューがあるらしいので、これはちょっと食べてみたい感が盛り上がって参りました。
ゲートの所でちょいと手続きを済ませ、サクっと食堂に向かいます。
まあ、こういった社員食堂的な何かとか特集したら面白いかな~とか思いつつも
「食堂は土日祝日は営業していません」
と言う感じなので、なかなか行けなかったりしたのです。いや、むしろ土日祝日は来場者多いんだから、そこは頑張って営業しようぜって思うのですが、基本的には
「社員食堂の立ち位置」
のようなので、まあそんな営業スタイルもありなんでしょう。
写真食堂にしてはメニューが多かった件
そして!
オープン時間の11時半丁度に訪れてみると、そのメニューの豊富さにちょいと驚いた筆者です。
しかも、展示してあるのは”本物の料理”だったりして……。
「これはちょっと地球に優しくないんじゃないか?」と思ったりもしますが、まあ写真よりはイメージも掴みやすいし、仕方ないかと納得した次第です。
どれもそこそこ安いので、2品くらい食べても問題ないレベルなのですが、ここは浮気せずに『スペースピラフ』1択で御座います。
英語のメニューもあるのが宇宙研って感じですね。
意外とアグレッシブなメニューもあって、ちょっと惹かれてしまいます。
券売機とか見ても充実してますね~。
個人的にはカツカレーとか超気になるので、機会があったら食べてみたいですね。
しかし!
今回は「宇宙をテーマにしたランチ」がお題目なので、ココは我慢して『スペースピラフ』のボタンを押します。
そしてカウンターに並んで食券を渡し、料理が来るのを待ちます。
結果、割とマッハで『スペースピラフ』とか出て来たので、箸とスプーンを取って適当な席に着きます。
『スペースピラフ』を食す!
そして念願の『スペースピラフ』と御対面です。
ん~……。
まあ、こんなもんかな? 若干、食堂の入り口にあった写真と比べてビミョーに違和感を覚えますが、基本的なパーツ構成と再現度は許容範囲かと思われます。
え? この微妙な残留熱量は一体…
とりあえず一通り写真を撮ったので、早速食べる事にします。
「あれ? なんか冷めてんじゃね?」
正直、筆者の写真は超適当です。何故なら早く美味しい料理を食べたいんで、写真なんかピントが合ってりゃいいだろってレベルで御座います。
だが、しかし!!!
かなり光速で写真を撮ってスプーンを取って口に運んだのですが、この冷めちゃった感溢れる『スペースピラフ』は一体……。
20分前は温かかったのかな~みたいな?
なんでしょう?
この『スペースピラフ』には”温め直す”と言う調理工程がないのでしょうか?
いや、アレですかね?
「宇宙じゃいちいち温めてられねーんだよハゲ!」って言う意味ですかね?
まあ、社員食堂に洋食屋さんや定食屋さんのレベルを求めちゃ駄目って事で、ココは大人しく諦めて
「猫舌には優しいピラフ」
って事で納得しましょう。それでは、肝心の『スペースピラフ』の味の方を伝えてみましょうか。
宇宙空間を表現したミートソース&ホワイトソース
若干、冷たくはないが温かくはない、むしろ冷めてる系のミートソース&ホワイトソースですが、冷めてる時点で味の方はお察しです。
いや、まあ社員食堂なんで、こんな感じが普通かと思うので、ここは多くを語らない方向で良いでしょう。
土星の輪をイメージしたカレーピラフ
とりあえず、多くの言葉を封印した筆者ですが、やっと書くべき単語が出て来ました。
「カレー味、ちょっと薄いぞ、もっと足せ」
マイルドな表現を目指して5:7:5でディスってみました。とりあえず
「もうちょっとカレーパウダーを入れてくれても良くってよ」
と思ってしまう自分もいました。しかも混ぜムラが多過ぎ……
「しっかり混ぜてこうぜ!ヘイッ!!」
みたいな応援をしたくなってしまう自分を再発見しました。
なんて言うか、とりあえずカレーピラフとしての完成度に関しては、俺の中の『海原雄山』が黙っていない感じですが、社員食堂なので抑えておきましょう。
小惑星的な何かを現したと思われるコロッケ
このコロッケについて語ると言う事は、すなわち業務用の冷凍食品に物申す事になるので、もはや言うだけ野暮でしょう。
しかし!
これも残念な事に残念な温度設定になっていた事を発表しなければなりません。
せめて業務用でも揚げたてならば”美味しい”と言えたかもしれないのに、誠に残念な結果に終わりました。
野菜が星っぽくて可愛い!萌えた!!
唯一、筆者の心が安らいだのは”星型にカットされたニンジン”でしょうか?
だが、オクラ! テメーは駄目だ!!
同じ星型でも”オクラ”の存在は賛否が分かれる所ですね。
何故にオクラなのか?
たまたま切断面が星っぽいからなのか?
確実、味的にホワイトソースやミートソースに”オクラ”が合うと思ってはいないでしょうが、なんでオクラをチョイスしたのか小一時間問い詰めるコースですね。
ミートソースとホワイトソースを混ぜてみた
もはや語るべき点を探すのが難しいので、試しにミートソースとホワイトソースを混ぜて食べてみました。
このふたつを混ぜれば、もしかしたら筆者の好きな”ラザニア”的な何かになると思った次第です。
結果、そうなる事もなく、普通にノーコメントで終わりたいと思います。
スープも付いてるよ!!!
このスープだけは”温かい”と言える温度でした。
以上です。
スペースピラフ 総評
ひとつ言える事は、この『スペースピラフ』は数あるメニューの中でも、限りなく”ネタメニュー”としての要素が強いと思われます。
なにゆえ、ミートソースとホワイトソースなのか?
なにゆえ、全体的に冷めているのか?
今回は偶然、筆者の『スペースピラフ』だけが温かくなかった可能性はありますが、開店直後の空いている時間帯でコレは如何なものかと存じます。
もう、いっそのことレンジで温めても良いので、とりあえず熱々にした方が美味しいんじゃないかと思った筆者です。
味に関しては人それぞれ、筆者も自分の味覚が”正義”だとは思っていませんが、温度的なモノに関しては誰もが温かい料理を望むはずです。
そこら辺だけは、宇宙科学の発展の為に是非とも改善して頂きたい所ですね。
逆に、もしも熱々だったら『スペースピラフ』も美味しいと思える可能性はあるので、是非ともホットな状態の『スペースピラフ』を食べてみたいとは思いました。
また、他のメニューに関しては普通の社員食堂よりも美味しそうだったので、機会があれば食べてみたいですね。
と、言う訳で色々な意味で”ネタメニュー”である可能性はありますが、とにかく
「JAXA相模原キャンパスのオリジナルメニュー」
って事で、見学に訪れた際は話のネタとして『スペースピラフ』を食べてみるのも面白いと思いますよ。
『JAXA食堂』
神奈川県相模原市中央区由野台3-1-1 JAXA相模原キャンパス
営業時間 11時30分~16時00分(食事は13:30まで)
定休日:土日祝日