＊漫画は完全には本文と連動しておりません。
今、息子の勉強で、東京23区の名前と位置と形を
憶えるという課題があるらしいのですな。
これが結構大変で、実は何を隠そう、別に隠さなくても
良いのですが、私も、23区の名前は知っていても、
その位置や、ましてや形までになると、子供に聞かれても
「いや、そのぉ、お父さんは用事があるので、失礼・・」と
ゴマかさないと行けない状況だったのですな。
で、うちのワル嫁が
「アナタの自慢のiPadで良いソフトないの？」
・・との事なので、色々と検索したのですが・・・。
あっても良さそうなのに、これがなんと見つからないのですな。
「な〜んだ、無いんだ。自慢のiアプリとやらも大した事がないのね」
・・と、それはそれは、憎たらしいのですな。
そこでっ！Appleが1月20日に発表、ダウンロードが始まった
誰でも（私の様な駄目父にでも）簡単に教科書が制作出来るという
『iBooks Author』を使って、学習本を作ってみましたぞっ！
＊題して“うちの子供でも簡単に東京23区が憶えられる学習本”制作！
まずは、愛機のMacにApp Storeから『iBooks Author』（無料）を
インストールして、早速、アプリを起動すると・・・、
まあなんと、Appleらしい使いやすそうでエレガントな画面が・・。
まずはテンプレートからスタート。ここから、科目に合わせて、
最適なテンプレートを選ぶのですな。今回は地図なので地学を選択。
次に本の表紙の制作。
それらしい、かっちょいい表紙が簡単に出来ましたぞ。
（注：他人に配布する場合は、著作権フリーの写真が良いですぞ）
ここら辺で、調子が上がってきたので、鼻歌まじりで、
冷蔵庫を覗き込み、ビールを取り出しプッシュゥ！と開けて
さあ、作業再開！続いて、扉の部分の制作なんですな。
落語で言うところの「掴み」ってぇやつですな。
ここで息子に逃げられてはいけませんので、優しく、
「一緒に勉強しよう！」と呼びかけるのですな。
これは、自分の息子の性格を知っている親だからこそ出来る気配りで、
市販の教科書では、なかなか、こんな芸当はできませんぞ。
続いて、まずは東京23区の基礎編。
難しい漢字もあるので、ちゃんと読みがなをつけて、
ばっちり、区の位置や形を憶えてもらおうって魂胆なんですな。
しっかり憶えたかな？ってところで、インタラクティブで楽しい
クイズをやって、憶えた事を確実にするページの制作ですぞ。
何も書いてない、短冊をタッチすると、区の名前が出てくるってぇ寸法なんですな。
本当は、その部分をタッチすると名前が出てくる様にしたかったのですが、
そんなテンプレートがないのか？見つけられなかったのか？
このような引き出し短冊になった訳なんですな。
なんで東京って23区もあるんだぃ！と思うくらい、
23個も短冊を作るのは肩がこりましたが、何とか完成ですぞ。
ここで、どんな電子ブックになるのか、気になりますな。
でもご安心、MacにiPad接続して簡単にプレビューが出来るのですな。
本棚に”Proof”と仮原稿が出現して・・・、
iPadの画面でリアルに、学習本の確認が出来るのですな。
これは便利で安心。息子に使わせて反応もチェック出来ますぞ。
レイアウトや、動作のチェックをしてから、
いよいよ、“本チャン本”の完成ですぞ。
これも、簡単に書き出しが出来るのですな。
ほ〜ら、本棚に、先ほどの仮原稿の横に
“新規”とついた、世界に一つだけの私の学習本が、
本棚に置いてあるではあ〜りませんかっ！！
むむむむっ・・・、これは、超・感動ものですな。
思わず、うちの息子が教室で、元気に手をあげて
23区の名前や位置や形をスラス〜ラと答えている姿を
目に浮かべながら、お父さんは感動に浸っていたのですな。
こんな駄目父でも、2時間くらいで制作できたのですから、
学校の先生なら、しゅぴゅぴゅぴゅぴゅ〜っと素晴らしい
学習本が作れるのではないかと思ってしまいますぞ。
これは、日本の教育も変わるかもしれませんな。
＊おまけ：気がつくと、私も23区をしっかり憶えておりましたぞ。
これは思わぬボーナス的体験ですなっ！
