バブルサッカーを初体験! ナメてかかったら死にそうになったぞ!

  by ノジーマ  Tags :  

バブルと呼ばれる巨大な風船の中に入ってサッカーを楽しむ『バブルサッカー』
もともとはノルウェーのバラエティ番組の企画だったそうですが、近年は日本でも注目を集めていて、ラウンドワンのスポッチャ全店舗でも体験ができるそうです。

僕はまだプレーしたことがなかったのですが、ひょんなことから体験できることになり、ナメてかかったら思いのほかキツくて死にそうになった話を紹介したいと思います。

体験イベントのお手伝いをすることに

先日、いつもお仕事をいただいている会社さんから「普段、在宅ワークでお仕事を頼んでいるご家族を招待してバブルサッカーのイベントを開催するので、ノジーマさんにもお手伝いしてほしい」と連絡をいただきました。
これは素晴らしいイベント!
バブルサッカーにもとても興味があったので、これは是非ということで参加させていただきました。

会場は東京タワーメディアセンター。
もともとはテレビ収録スタジオだったスペースに、バブルサッカー用のコートが用意されていました。

大量に用意された等身大のバブルを前に、子どもたちは興奮気味!
まずはインストラクターの方がバブルの装着の仕方を教えたり、バブルを装着した状態で相撲をしたり、簡単なレクリエーションをしながらバブルに慣れていきます。

そんな中、僕は調子に乗ってすぐ転ぶ子どもたちをニヤニヤしながら眺めつつ、写真を撮ったりしていました。
高みの見物というやつですね。

バブルサッカーキックオフ!まずは子どもたちが挑戦

そして、バブルに慣れてきたところで、いよいよバブルサッカーのキックオフ!
まずはこの日の主役である、子どもたちが試合をおこないます。
公式なルールは5対5でおこなうことになっているそうですが、今回はやりたいと希望した子どもの人数に合わせて臨機応変に試合をおこないます。

試合を見ていると、誰もがすぐに気がつくと思うのですが、ゴールの大きさに対してバブルがでかいんです。でかすぎます。
ゆえに、ゴールの前で1人か2人立ちっぱなしでいれば、ほぼ間違いなくゴールを決められないんです。

ちびっ子たちはそれに気づかず、全員が夢中になってボールを追いかけ、そしてしょっちゅう転びます。
僕はカメラを構えながら、ニヤニヤが止まらなくなってきました。

子どもの部終了!続いて大人も試合に挑戦!

そして4分ハーフの試合を終え、子どもたちがかなり疲れた様子でコートから出てきました。
さんざん転んでたから体力の消費が激しかったのでしょう。

そして、次はお母さんたちがバブルサッカーに挑戦することになりました。

お母さんたちが大人用のバブルに身を包むと、あることに気がつきました。

「あっ、足元は割とスカスカだ!」

そうなんです。ちびっ子たちは足が短く、ゴール前に立てばゴールをほとんど塞ぐことができましたが、大人だとその作戦ができません!
しかも、足元を塞ごうとしてしゃがみ込むと、バランスを崩して転んでしまいます。
地面をはうシュートがきたら、しっかり足で止めなければならないわけです。
これは良くできてる!

いよいよキックオフとなりましたが、プレーが子どもとは比べ物にならないほど激しくなり、転倒するバブルがさらに増えました。

ボールを持っていない選手を故意に倒すと反則になってしまいますが、それ以外の転倒はすべてセーフ。
となると、いかに相手を転倒させるかも重要なポイントとなってくるわけです。

一度転倒すると起き上がるのはなかなか大変そうなので、うまいこと相手を倒すことができればかなり有利になります。
ところが、倒そうとしてぶつかると自分が倒れてしまう恐れもあるのです。

な、なんだが奥が深いぞ…!

激しいプレーが続出した前半が終わると、選手全員が疲れをアピールし、急きょ前半だけで終了することに…!
なんとまさかの全員リタイヤです!

お父さんの部スタート!人数不足で急きょ参戦することに…!

お母さんの部が終わると、次はいよいよお父さんの部。
これはより一層激しい試合になりそうだ!とワクワクしていると、なんと参加できるお父さんが3人しかいないことが判明!

そこで、まさかまさかの展開で、急きょ4人目のお父さんとして試合に参加させてもらうことになってしまいました。

お手伝いのつもりで来たのに、参加までさせていただいて恐縮です!
ていうか、参加者が3人しかいないなら最初からお父さんの部を企画しなきゃいいのに…!

ここで初めて大人用のバブルに身を包んでみましたが、予想外に重たい…!
重たいバブルを両手でずっと持ち上げながら動かなければいけないので、これはハードです!
しかも参加者は4人しかいないので、2対2という最少人数での試合。
倒されたフリして横になって休憩なんて許されません!

準備が整い、ついにキックオフとなりました。
人数が少ないので一切サボれず、全力でダッシュをしながらプレーしますが、ここで大変なことがもうひとつあることに気がつきました。
バブルの中はかなり狭いので、走り続けていると呼吸がかなり苦しくなってくるのです…!

そんな状況の中、全力でボールを追いかけ、ゴールを狙ってシュートを撃ち、倒されたら素早く起き上がらなければなりません。
可愛らしい見た目のゲームなのに、これは相当ハードなスポーツだぞ…!
本気でやればやるほどやばい!

あと、バブルの中に入っていると言葉が届かなくなるので、味方とのコミュニケーションがまったく取れないのも難しいですね。
バブルにすっぽり包まれているので、ゴールを決めたあとのハイタッチとかもできません!

そして試合終了!
相手が疲れているのを見抜き、ロングシュートやキックオフゴールを狙いまくる汚い作戦が功を奏し、どうにか勝利を収めました!やった!

試合時間はたった4分間だったのに、バブルを脱いだ瞬間に汗がダラダラで、しばらくはろくに話もできませんでした。
これはダイエットをしたい人にはすごくいいかもしれません。
本当にキツかった…。

最後は子どもにもう1試合やらせるという鬼畜な展開にwww

お父さんの試合が終わると、インストラクターの方が「最後にもう1試合、お子さまの試合をやりましょう!」と。鬼か!

おやつを食べながら休憩していた子どもたちは明らかに気分が乗らない様子。
それでも試合が始まるとみんな楽しんでいましたが、やはり2試合目はかなり疲れたみたいようで、「普通のサッカーしようぜ!」とか「もう一生やらない」とか、最強にKYな発言をする子どももいました。
気持ちはおおいにわかるぞ!

イベント終了!予想外過ぎるハードさが良かった!

こうしてバブルサッカーの体験が終わりましたが、休憩して疲れが癒えた子どもたちは、皆とても満足そうな顔をしていたのが印象的でした。
見た目とは裏腹に、かなりハードなスポーツでしたが、一度体験することができて本当に良かったです。
子どもたちにとっても、いい思い出になったことでしょう。

体験してみた感想ですが、これは大人のスポーツだなあ、と思いましたね。
体力的にはかなりきついのに、バブルに包まれた状態で転がっちゃうのがおもしろかったり、厳しさとゆるさが絶妙なバランスで共存してます。

これからやってみたいとお考え方は、なんとなくプレーするよりも全力でやってみるほうがおもしろいかと思いますよ。
お子さまもあまり無茶させなければ、きっとすごく楽しめると思います。
でも案外ハードだいうことは、親がしっかり把握しておかないといけないかもですね。

ノジーマ

B級フード研究家。漫画を描いたりライターをしたり。変な料理をいろいろ考えます。週刊プレイボーイで『野島慎一郎の激ウマ!!バカレシピ研究所』連載中。最近は撮影をしていると猫が寄ってくるので、そのまま記事でも使っています。 ★レシピ本発売中!★世界一美味しい「どん二郎」の作り方 誰も思いつかなかった激ウマ!B級フードレシピ http://amzn.asia/8N2jTuz

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