By Jonathan Cheng、WSJ
Samsung Electronicsは、昨年よりも、多くの低価格のスマートフォンを販売している。 2015年11月1日
先週、韓国のスマートフォンの巨人、Samsungは、2013年以来、モバイル・デバイス(特に、スマートフォン)で、毎年利益を上げており、2015年1Qにも、利益の達成を祝福した。
調査会社のCounterpoint Technology Market Researchによると、2014年に、販売が不安定であった、Samsungは、より安いスマートフォンを販売してきており、ハイエンドの高級なデバイスは、あまり販売していなかった。
Samsungは、2014年における、スマートフォンの出荷台数を公開していない。
調査会社のCounterpointによると、Samsungは、2015年3Qに、8400万台のスマートフォンを出荷し、前年同期から、出荷台数を6.3%増やし、スマートフォンの出荷台数が、世界で2位のAppleと、3位のHuaweiの出荷台数を合わせた数よりも多かった。
2015年3Qに、Samsungのスマートフォンの55%の販売価格は、1台当り、301ドルであった。
調査会社のCounterpointによると、Samsungのハイエンドのスマートフォンの売上は、Samsungのスマートフォンの売上全体の40%に低下した。
2015年3Qに、Samsungの200ドル未満の価格のスマートフォンは、同社のスマートフォンの合計出荷台数の38%を占めた。
Samsungは、2012年と2013年の最盛期中に、より多くのスマートフォンを出荷し、多くの売上を上げたが、あまり利益をもたらすことはなかった。
Samsungは、資金と体力があり、2013年と2014年に出現した、低価格のスマートフォンを提供している、中国の新たな競合ベンダと戦うことができ、スマートフォン市場のシェアを食い、利益を奪った。
何人かのアナリストや業界ウォッチャーは、Samsungが、ミッドレンジとローエンドのスマートフォンの価格を、大幅に値下げしなかったことに関して、懸念を示した。
Samsungは、ローエンドのスマートフォンを値下げして、出荷台数を増やし、ミッドレンジとローエンドのスマートフォンで、利益を上げており、より低価格で、競争力のあるスマートフォンを提供している、Xiaomi、Huawei、Lenovo Group、および、他の中国の競合ベンダと、正面から戦っている。
調査会社のCounterpointによると、多くのユーザの関心は、競争力のある価格、信頼性の高いパッケージ、および、優れた仕様と性能の、SamsungのローエンドのスマートフォンのGalaxy Jシリーズに移ったという。
調査会社のCounterpointのアナリスト、Tom Kang氏によると、Galaxy Jシリーズは、2015年の3Qに、最高級のGalaxy S6、人気のあるGalaxy Noteシリーズ、ミッドレンジのGalaxy Aシリーズを含む、Samsungのスマートフォンの他のラインアップよりも多く販売されたという。
実際に、Galaxy J5は、2015年9月に、Samsungのスマートフォンのベストセラーの1つになり、同社が、市場シェアを失う経験をした、インドのような市場において、市場シェアを回復するのを助けた。
Galaxy Jシリーズの成功は、Samsungが、従来のオフラインの流通チャネルにおいても、強いことを示した。
Xiaomiのような、新たに出現した、何社かの中国の競合ベンダは、Samsungとは対象的に、顧客に販売するのに、オンラインのみの戦略に専念している。
Samsungによると、中国のブランドは、既に、オンライン・チャネルにおいて、ローエンドのスマートフォンで、極めて激しく、Samsungを攻撃しているという。
Samsungは、今後、数四半期に、スマートフォンの販売を、極めて価格競争力のあるモデルにシフトさせ、顧客の信頼を獲得し、出荷台数を伸ばし続けることができるだろう。
Samsungは、ミッドレンジとローエンドの低価格のスマートフォンで、出荷台数を伸ばし、市場シェアを拡大させ、ハイエンドのスマートフォンで、利益を上げることに固執している。
2015年3Qにおける、Samsungのスマートフォンの利ざやは、XiaomiやHuaweiの低価格のスマートフォンの販売が好調だったので、前年同期から7%低下し、9%になったという。