Google + Microsoft + Amazon = クラウドの炸裂 2015年10月23日
数十億ドルが、Amazon、Microsoft、および、Googleにより、クラウドを増強するために支払われた。
Microsoftは、2008年に、クラウド・ベースのサービスの提供を開始し、クラウド・サービスは、Microsoftの成長と利益の主な部分になった。
By Dan Gallagher、WSJ
急速に成長している、クラウド・サービス・ビジネスで、お金を稼ぐためには、それだけの投資が必要である。
2015年に、世界のクラウド・サービス市場において、AmazonとMicrosoftとGoogleの売上の合計は、約920億ドルになる見込みである。
2015年9月末までの1年間に、クラウド・サービス・ビジネスに、AmazonとMicrosoftとGoogleの3社で、合わせて、約264億ドルを支出した。
1)クラウド・サービス・ビジネスへの支出、2013年1Qから2015年3Q
(単位:10億ドル)
四半期 Google Microsoft Amazon
2013年1Q 11 9 9
2013年2Q 15 17 12
2013年3Q 22 13 15
2013年4Q 22 18 13
2014年1Q 22 10 18
2014年2Q 26 14 24
2014年3Q 23 15 23
2014年4Q 35 18 23
2015年1Q 29 15 18
2015年2Q 26 18 25
2015年3Q 23 12 23
Bnkx414_cloudh_g_20151023140426 ソース:WSJ
Amazon、Microsoft、および、Googleは、超大規模のクラウド・プロバイダであり、データセンターの構築に、大きな投資を行っている。
AmazonとMicrosoftは、企業に、クラウド・ベースのサービスを販売しており、成長と利益の主な部分になった。
Googleは、エンタープライズ・クラウド・サービス分野では、比較的、小さなクラウド・サービス・プロバイダである。
ネットワーク基幹への投資は、Googleの広告ビジネスにとっても、重要である。
クラウド・サービス・ビジネスへの支出から、誰が利益を得るのだろう。
超大規模なクラウド・サービス・プロバイダは、機器や設備を設計しており、チップ、メモリ、ストレージといった、コンポーネントの需要を増大させている。
しかし、ネットワーキング・デバイスのプロバイダは、クラウド・サービス・プロバイダに販売している。
Juniper Networksは、2015年3Qにおける、ネットワーキング・デバイスの売上の、11%を占め、大きな推進者として、クラウドの需要に対応した。
Arista Networksは、Microsoftなどの超大手企業に、ネットワーキング・デバイスを販売している。
RBC Capitalは、超大規模クラウド・サービス・プロバイダによる、トータル資本支出が、2016年には、500億ドル近くなると見積もっている。