Forbesの記者が、技術武装した消費者(Empowered Consumer)の新たな世界について、記事にした。 2015年6月16日
By Steven Rosenbaum、Forbes
何が、顧客の、技術武装した消費者へのシフトを促したかを、明確にすることは難しいが、主な要因は、インターネットに接続された生活において、消費者が、欲しいときに、商品やサービスに関する、欲しい情報を得られ、自分に最適な商品やサービスを選択できるようになったことだろう。
現在、技術武装した消費者(Empowered Consumer)が出現し、買物の方法が変わってきていることも事実である。
1)モバイル
技術武装した消費者は、スマートフォンのデジタル・アシスタント、地図、コンテンツ・ライブラリ、クレジットカードといった機能をよく利用する。
スマートフォンは、消費者の生活のあらゆる場面を支援し、補助している。
2)ハンズオン
技術武装した消費者は、広告よりも、SNSサイトなどでのコミュニケーションにより得た、友達や専門家などの意見や推奨で、購入するブランドや商品やサービスを決定しがちである。
3)スマート
複数の情報ポイントへのアクセスで、技術武装した消費者は、さまざまな情報ソースをチェックして、購入する商品やサービスを決定するようになっている。
技術武装した消費者は、SNSサイトで得られた、友達や同僚の意見、口コミサイトやオンライン販売サイトなどに掲載された、他の消費者や専門家の評価やコメント、あるいが、検索エンジンで検索して得られた情報などにより、購入するブランドや商品やサービスを決定しがちである。
4)コミット
ブランドにとって、技術武装した消費者は、忠実な顧客になることがあるが、逆の場合もある。
消費者は、価格、品質、性能、デザインだけでなく、気に入ったブランドの誠実さ、信頼性、安全性なども評価している。
技術武装したブランドは、顧客のニーズや好み、過去の買物履歴などを分析し、理解するようになる。
誠実で、信頼できる、確かな顧客サポート&サービス、および、品質は、ブランドにとって、重要な差別化要因である。
5)世界の消費者
技術武装した消費者は、海外のブランドを、オンライン販売サイトで購入することができるので、海外ブランドも、他の国の消費者に、誠実で、信頼できる、確かな顧客サポート&サービス、および、品質を提供する必要がある。
(続く)