秋と言えば食欲の秋!そうだ、カツ丼食べよう@『そば処 長岡屋』八王子

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そろそろタイトルに相応しい”デカ盛り”をやっておかないとマズい!

みたいな危機感を感じつつも、やはり糖尿病とか痛風とかリアルに怖いんで敬遠していた筆者ですが。

なんとなく天気も良く気候も爽やか、まさに食欲の秋を感じた瞬間、筆者の脳裏によぎったのは

「八王子の双璧」

と呼ばれる、あの『そば処 長岡屋』(以下、長岡屋)で御座います。圧倒的なボリュームで数多くの挑戦者を返り討ちにして来た『長岡屋』は、まさに八王子の守護神と言えます。

八王子では『長岡屋』のカツ丼大盛りと『大進亭』のセットメニュー大盛りを完食して、初めて”一人前の成人男子”として認められるそうです。

『カツ丼大盛り』を所望する!

以前、この『長岡屋』の『上カツ丼大盛り』(1400円)を食べて、正直”自分の中のバーティカルリミット”を思い知らされた筆者で御座います。

なので、今回も『カツ丼大盛り』(950円)は完食出来る自信はあるものの、厳しい戦いになる事は間違いないでしょう。

と、言う訳で前日は軽めの夕飯、朝はコーヒーのみとコンディションを整えて訪れたのですが、不安は隠せません。

まさに理想の『カツ丼大盛り』が今、そこに!

そして店内で発生した色々な事件を横目で見ながら、筆者の『カツ丼大盛り』がやって来ました。

ん~

素晴らしいビジュアルですね。

まさに理想の”カツ丼”を三次元化したら、こんな感じじゃないでしょうか?

とにかく丼のデカさもアレですが、その上のカツと卵の暴力的なまでの”禍々しさ”は、まさにカツ丼の王様、むしろ魔王クラスです。

全体から立ち上る熱い湯気は、そのボリュームに比例し、通常のカツ丼の二倍はHOTな感じで御座います。

見た目、あまりに美しいカツ丼なので”デカ盛り感”が伝わりませんが、奥にある業務用ドレッシングの大きさから察して下さい。

遠近法を超えた何かがソコにあるはずです。

『長岡屋』のトンカツは常に揚げたてである!

そして!

その盛りっぷりだけではなく、何気にカツ丼としてのクオリティの高さも、筆者が『長岡屋』を推す理由のひとつです。

どんだけ忙しくても”揚げ置き”はしないと言う職人魂は、まさに”料理人としてのプライド”を現しています。

しかも!!

かなり大き目なロースカツを使っているのですが、やはり形状的に微妙な隙間が出来てしまいます。

そこにサラっと”ヒレカツ”を一切れ入れてくれるサービスに感動しました。(毎回あるとは限りません)

写真のヒレカツを食べると、昔食べた『上カツ丼大盛り』の記憶が蘇ります…

ヒレカツ、旨し!!!

タレと卵と玉葱の三角関係

筆者の持論「カツ丼喰うなら蕎麦屋に限る」は、やはり蕎麦屋のバックボーンとも言えるタレ、と言うか”カエシ”のアドバンテージを指します。

まさに蕎麦屋の命とも呼べる”カエシ”で味付けした”卵”や”玉葱”がトンカツを引き立てているのです。

さらに卵の半熟加減も職人技ですね。

運ばれて来た時は、まだまだ生に近い半熟なのですが、食べているうちに巨大な丼全体から発する熱で、完全な半熟状態になります。

流れ出たマグマが徐々に固まる感じでしょうか?

この流れ落ちる途中で固まった卵は、まさに”一番美味しい状態で時を止めた”と言っても過言ではありません。

カツ丼の中に永遠を感じた瞬間… 貴方にはありますか?

食べても食べても断面が変わらない?

そして永遠の一秒に感動したのも束の間、何気にヤヴァイ事象に気が付きました。

「食べても食べても断面が変わらないだと?」

金太郎飴とか超スピードとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ… もっと恐ろしいものの片鱗を味わった気分です。

上の写真がスタート直後。そして中間地点がコチラで御座います。

とにかく『長岡屋』の大盛り用の丼は大きく、しかも深いのでペース配分を間違えると即死します。

結構、キツくなって来たものの、まだ半分チョイしか進んでないぞと…

そして、やっと丼の端っこまで来て、初めてゴールが見えて来ました。

食べても食べても”見た目が変わらない”ってのは、結構な恐怖ですね。

最後はサラダと味噌汁で華麗にフィニッシュ

基本的に食べきれないって事は無いと思ってオーダーしているのですが、万が一にも失敗する可能性を踏まえて”サラダ”は最後に回してみました。

途中、味を変えたくなった時は”おしんこ”でリフレッシュしましょう。

当然、味噌汁は液体なのでコレも後回しです。途中、味を変える為に飲む時も、極力少ない量で抑えるのがポイントですね。

ご馳走様でした。

『長岡屋』カツ丼大盛り 総評

『長岡屋』の『カツ丼大盛り』を一言で言い現わすなら、まさに

「夢にまで見た理想のカツ丼」

と言えるでしょうか? カツ丼と言うパワーメニューは、やはり”勝負事の前に景気付けでガツンと食べる丼”かと思います。

そんな時、この『長岡屋』のカツ丼はベストチョイスですね。まさに”味、値段、ボリューム”の三拍子が揃った、完全無欠のカツ丼と言えるでしょう。

もしもカツ丼と結婚しろと言われたら、迷いなく『長岡屋』の『カツ丼大盛り』と結婚して『上カツ丼大盛り』と不倫しますね。

あとデカ盛り系の場合、希にビジュアル的に見苦しいモノもありますが、この『長岡屋』の場合は盛りも綺麗です。

「若干、縮尺がおかしいかな?」

みたいな錯覚に陥る事も多々ありますが、料理としての美しさは

「ワイルド・バット・フォーマル」

に収まっています。ここら辺の品の良さも筆者的にはツボですね。

それでは、是非みなさんも『長岡屋』に訪れて、美味しいカツ丼を食べてみて下さい。その美味しさに感動すると思いますよ。

『そば処 長岡屋』

東京都八王子市 椚田町1212ー15

営業時間 11:00~15:00 17:00~20:00

定休日 火曜日

酒と料理に情熱と脂肪を燃やすフリーライター ”日の丸構図で寄りまくる!”と言う素人写真を武器に暗躍する。美味しい料理を世界にバラ撒く”飯テロリスト”として各国の情報機関にブックマークされたが反省はしていない。 取材依頼(新店舗、新メニューのPR)その他記事の執筆依頼は下記のメールアドレスまでお願いします! [email protected] なんとなく作ったサイトも絶賛稼働中! http://foodnews.jp/

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