「女性のスカート丈で時代がわかる」という言葉が昔ありました。
スカート丈が短いと景気が良くて、長くなるほど景気が悪くなるそうです。
ちなみに現在は膝丈~くるぶしくらいまでの長めのスカートが流行中ですね。
この秋冬に流行するのは70年代のリバイバルファッションと言われています。
ではその70年代、どんなファッションで人々は歩いていたのでしょうか。
今日は特に女性ファッションを重点的に、懐かしの70年代を振り返ってみたいと思います。
帰ってきたラーメンヘアー&ボブ
「ソバージュ」というチリチリのラーメンのようなヘアスタイルが70年代~80年代にかけて流行しました。
葉加瀬太郎さんのヘアスタイルといえば真っ先にご理解いただけるでしょうか。
ただし最近リバイバルされたソバージュは昔のような野性味はなく、緩めのパーマでふんわりガーリーなスタイルです。
これならわりと抵抗なくトライできるかもしれませんね。
ラーメンヘアー、いやソバージュとともに数年前から流行中のボブ。
ボブって人名ではありません、ヘアスタイルです。前髪パッツンおかっぱですね。
その昔、女優の桃井かおりさんがこのヘアスタイルの定番でした。
最近では広瀬すずさんがボブスタイルで初々しい可愛らしさを演出しています。
ヒッピーとボヘミアンの時代
ボヘミアンというのはそもそも田園風という意味で、くるぶしまで届く長いスカート(マキシと呼ばれます)、フリンジの飾りなどでジプシーをイメージしたスタイルです。
ラーメンヘアーとフリンジを揺らしながら街を闊歩する女性がかっこよかったのです。
当時アメリカから入ってきたヒッピー文化が日本で広まり、男性のロングヘアも当たり前の時代でした。
イケメンになりたい男性はこぞって髪を伸ばしていましたね。
ロングヘアでタバコをくわえてギターを抱える、これが当時イケメンの条件のようでした。
そうそう、タバコと言えば本当に喫煙者が多かったのもこの時代です。
吸わなきゃカッコつかないような雰囲気がありました。
喫煙に関して最近かなり厳しくなりましたから、この点だけは今年は流行らないと思いますね。
広がれ、僕らのジーンズの裾
ジーンズにも流行があります。
当時流行っていたのは「ベルボトム」と呼ばれる裾が幅広く広がったものでした。
こちらも男女ともにこの秋リバイバルの兆しです。
ベルボトムの特徴は、ひざ下から裾にかけてワイドに広がっていくものです。
これにヒールの高いブーツなどを合わせて着こなします。
マキシ、ベルボトムとこの時代は布地をかなりふんだんに使っています。
擦り切れたベルボトムの裾を引きずりながら歩く男性もよく見かけたものです。
この秋冬、ファッションの傾向は
ということでざっと70年代ファッションを振り返ってきました。
ではこの秋のファッションの傾向をまとめてみましょう。
髪はふんわり緩めのパーマ
今年風緩めのソバージュで新鮮なあなたを印象付けましょう。
ミディアムからロングヘアまで、わりとどんな顔立ちにも似合います。
上品で女の子らしい印象になります。
スカート丈は少し長め
膝丈(ミディ)スカートならオフィスにもふさわしいキチンとした印象に。
くるぶし丈(マキシ)スカートは、カジュアルで今年風のおしゃれな印象になります。
太目のベルトやフリンジがついたバッグと合わせても素敵です。
ベルボトムでレトロをキメる
そしてキメはやはりベルボトムジーンズでしょう。
これを着こなすときは太めのしっかりしたヒールが合います。
マキシもベルボトムもそうなのですが、ワイドな分見た目が重たくなりがちです。
トップスはシンプルにし、全体のバランスを取ると良いでしょう。
いかがでしたか?
この秋リバイバルの70年代ファッション、あなたのセンスで素敵に着こなしてくださいね。
ではまた!
(画像出典・イラストAC http://www.ac-illust.com/)