ビーコンの採用は、まだ進んでいないが、小売業者は、楽天的である。 2015年9月22日
By eMarketer
2015年4月のLightspeedの調査に基づいて、世界の小売業者の3社に1社は、店舗内でのビーコンの使用における、「何らかの可能性」に関するレポートを発行した。
このレポートは、小売店に対し、新たなビーコン技術の導入を促している。
1)世界の小売業者が、予算を割り当てることを計画していると回答した、新たな技術の分野。 2015年4月
(回答者の割合)
・2016年末までに、データ・サポートされた、マーケティングに投資する。:35%
・いくつかのポイントで、店舗にビーコンを導入する。:34%
・店舗のフロアの在庫を最適化するために、モバイルPOSに投資する。:27%
・次の18ヶ月に、顧客がチェックアウトするフロア用に、モバイルPOSを導入する。:25%
・2016年末までに、ブランド化されたモバイル・アプリを導入したい。:19%
ソース:Lightspeed、2015年5月20日
Appleが、iBeaconを出荷して以来、既に、2年経過しているが、現在は、まだ、ビーコンの揺籃期である。
日本写真印刷コミュニケーションズによると、iBeaconとは、iPhoneのiOS7に標準搭載されたことで、いま注目を集めているBluetooth Low Energy(BLE)を使った新技術で、ネットから店舗への誘導などに使える技術で、マーケティングに利用できるといい、店内や近くの顧客のスマートフォンに、有用な情報を提供したり、クーポンを発行したりするという。
小売業者は、楽天的であったが、2015年8月に実施された、Retail Systems Research (RSR)のアンケート調査において、世界の小売業者の17%が、店舗にビーコンを導入したと回答した。
世界の小売業者の55%は、ビーコンが、集客に、極めて効果的であったと回答した。
より多くの回答者が、ビーコンは、まだ、あまり一般的に導入されていないが、ビーコンが、他のオプションよりも、集客に、極めて効果的な「モノのインターネット(IoT)」技術であると回答した。
RetailMeNotによると、米国の小売業者は、ビーコンの導入において、西欧の小売業者よりも進んでいるようだ。
2015年5月に、米国の回答者の9%は、店舗に、ビーコンを導入するか、店舗内トランスミッターを導入したと回答した。
フランス、ドイツ、オランダ、および、英国の回答者の3%が、店舗に、ビーコンを導入するか、店舗内トランスミッターを導入したと回答した。