モバイル・インターネットが、北米において、広く普及した。
米国とカナダのインターネット・ユーザの60%以上が、モバイル・デバイスで、インターネットを使用する。 2015年9月16日
By eMarketer
北米がくしゃみをすると、経済的に、世界の他の地域が、風邪をひく。
2015年4月に、「世界の経済見通し」レポートが、国際通貨基金(IMF:International Monetary Fund)により発行された。
このレポートは、北米の経済成長を、堅調であると説明しているが、7月に予測を更新し、2015年1Qに、地域的な性能が、期待外れになった。
1) 北米における、スマートフォンのユーザ数とスマートフォンの普及率、2014年~2019年
・スマートフォンのユーザ数 (単位:100万人)
国 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
米国 171.0 190.5 207.2 219.8 229.2 236.8
カナダ 18.0 20.3 22.1 23.7 24.7 25.4
北米全体 189.0 210.8 229.3 243.5 253.9 262.2
・スマートフォンの普及率(%)
国 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
米国 67.6% 73.8% 79.0% 82.7% 84.8% 86.5%
カナダ 64.4% 70.9% 75.8% 79.5% 81.9% 83.1%
北米全体 67.4% 73.6% 78.7% 82.4% 84.5% 86.1%
ソース:eMarketer、2015年7月
eMarketerの「Global Media Intelligence」レポートの50周年版で、同社は、Starcom Mediavest Groupと協力し、世界で最も成熟な市場である、北米における、最近の調査結果を紹介した。
eMarketerの「Global Media Intelligence」レポートには、経済に関するアップデートと共に、カナダと米国における、インターネット・ユーザのデモグラフィックとメディアの使用状況が含まれている。
北米のスマートフォン・ユーザの殆どが、インターネットを使用しており、eMarketerは、米国の人口の80.8%に当たる、2億6000万人が、2015年に、1ヶ月に、少なくとも1回、インターネットを使用するようになると見積もっている。
eMarketerは、カナダの人口の80.6%が、2015年に、1ヶ月に、少なくとも1回、インターネットを使用するようになると見積もっている。
eMarketerのインターネットの普及率の最新の世界のランキングによると、米国のインターネットの普及率は、世界で9番目で、カナダのインターネットの普及率は、世界で10番目であった。
2015年に、米国とカナダに住む、インターネット・ユーザの約80%が、スマートフォンを所有しており、1ヶ月に、少なくとも1回、スマートフォンを使用すると見積もっている。
米国とカナダにおいて、あらゆるインターネット・ユーザの70%以上が、スマートフォンを持っている。
世界の広範囲に渡り、スマートフォンとタブレットの使用が増え、モバイル・インターネット・アクセスが拡大した。
2015年に、北米の人口の約60%に当る、2億1500万人が、2015年に、Webをアクセスするために、スマートフォンを使用する見込みである。
3年以内に、北米の人口の約70%が、Webをアクセスするために、スマートフォンを使用するようになることが期待される。
世界のスマートフォンのインターネット普及率において、西欧地域は、世界で2位にランクされており、北米地域とのギャップを次第に狭めている。