Facebookの「いいね」ボタンは、広告ブロッカー・アプリの被害者になる。2015年9月18日
By Deepa Seetharaman、WSJ
Facebookによると、「いいね」ボタンは、広告ブロッカー・アプリの被害者になるという。
広告ブロッカー・アプリは、モバイル・デバイスのWebページに表示される、広告の殆どをブロックしている。
広告ブロッカー・アプリは、潜在的に煩わしい広告からユーザを保護するように設計されているが、多くの広告には、マーケッタが、ユーザのWebブラウジング行動を追跡できるようにするためのコードを含んでいるので、広告ブロッカー・アプリは、ユーザのプライバシーを保護するようにも設計されている。
Facebookは、広告主が、自分たちのメッセージをターゲットにするために、プロフィールを組み立てる上で、ユーザのブラウジング行動を収集するための機能を提供している。
Appleは、最近、リリースした、同社のモバイル・オペレーティング・システムの新版、iOS 9において、いくつかの広告ブロッカー・アプリを許可した。
いくつかの広告ブロッカー・アプリは、App Storeのダウンロード・チャートのトップになったが、広告ブロッカー・アプリ「Peace」のクリエータは、App Storeから排除された。
1blockerを含む、いくつかの広告ブロッカー・アプリは、ユーザに、「いいね」ボタンや「シェア」ボタンを含む、特定のFacebookウィジェットを隠すためのオプションを、ユーザに提供している。
「いいね」ボタンの特定のポイントは、殆どの人が、気味の悪い、Facebook広告の外側でも、ユーザを追跡することを知っていることであると、Blockrの作成者、Arno Appenzeller氏は述べた。
Facebookは、コメントの要求に、すぐには回答しなかった。
結局、この騒動が、Facebookに、大きな影響を与えることはないだろう。
広告ブロッカー・アプリは、Webブラウザに影響を与えるが、Forrester Researcによると、スマートフォン・ユーザは、影響されない、アプリに、自分たちの時間の85%を費やすという。