スタートアップのStripeは、Twitterでのモバイル購入を簡素化する。 2015年9月14日
By Douglas MacMillan、WSJ
スタートアップのStripeは、小売業者が、Webサイトに「購入ボタン」を追加したり、e-コマース・アプリに「購入ボタン」を持たせたりして、商品を直接、手軽で安全に、オンライン販売できるようにする。
ユーザは、TwitterなどのSNSサイトに追加された購入ボタンで、友達と相談しながら、洋服やアクセサリーなどを買うことができるようになる。
オンラインで、手軽に買い物ができるようにする、購入ボタン機能を提供する、スタートアップのStripeは、小売業者が、TwitterなどのSNSサイトや、ShopStlyやSpringなどのe-コマース・アプリで、商品を直接販売できるようにする。
このサービスは、Relayと呼ばれ、開発者が、e-コマース・アプリに持たせることのできる、購入ボタンを使用して、ユーザが、小売業者から、手軽に、商品を直接購入できるようにする。
スタートアップのStripeは、より多くの商取引が、オンラインやスマートフォンへ移行し、ユーザが、小売業者のWebサイトやSNSサイトの購入ボタンや、e-コマース・アプリの購入ボタンをクリックして、直接、商品を購入したいようになることを望んでいる。
昨年に、スタートアップのStripeは、SNSサイトに購入ボタンを追加し、ユーザが、手軽に商品を購入できるようにすることで、Twitter、Facebook、および、Pinterestとパートナーを組んだ。
FacebookとPinterestは、新たなStripeサービスが開始された時点で、まだ、このStrioeサービスを、SNSサイトに組み込んでいなかった。
Facebookのスポークスマンは、コメントに、直ぐには回答しなかった。
Pinterestのスポークスマンは、最新のStripeサービスを、SNSサイトに組み込んでいないが、新たな展開を見せるのを楽しみにしているという。
眼鏡の小売店、Warby Parkerと、高級デパートのSaks Fifth Avenueは、Stripeの新たなサービスを使用して、商品を直接オンライン販売している、最初の小売業者である。
スタートアップのStripeは、小売業者が、自分たちのオンライン店舗で、顧客が手軽に商品を購入できるようにするために、Stripeのe-コマース・サービスを使用している、20万以上の小売業者と、このサービスを促す計画である。
Stripeのe-コマース・サービスを、SNSサイトや、e-コマース・アプリにもたらすことは、小売業者により使用された、古い技術をアップデートした、複雑なプロセスである。
スタートアップのStripeは、同社の新たなツールで、開発者が、TwitterなどのSNSサイトや、e-コマース・アプリに、購入ボタンを、容易に、追加できるようにする。
Stripeは、購入ボタンを使用して行われた、e-コマースの各商取引の2.9%に加え、30セントをチャージするようだ。
現在、Stripeのe-コマース・サービスは、米ドルのみをサポートし、米国内の顧客への出荷だけに制限している。
Twitterの商取引の責任者、Nathan Hubbard氏によると、ユーザは、何かを望んでおり、月に約5000万のツイートがあるという。
購入ボタンを通して、通常の商品を販売することに加え、Twitterは、NBAプレイオフの試合やロックコンサートなどの限定された枚数のチケットを販売するような、独占的なオファーを提供する。
投資家は、スタートアップのStripeを評価し、2015年7月に、50億ドルの資金を供給し、同社が、国際的なe-コマース・ビジネスに進出し、電子商取引のエリアを拡大させていくことに賭けた。