AppleのCEOのTime Cook氏によると、TVの将来は、アプリだという。 2015年9月9日
By Cat Zakrzewski、WSJ
Appleの上級副社長、Eddie Cue氏は、2015年9月9日に、カリフォルニア州、サンフランシスコで開催された、Appleメディア・イベント中に、Apple TVについて議論する、ステージを設けた。
Appleは、初めて、3rdパーティの開発者アプリをサポートし、3年間で初めて製品を見直し、ユーザ・インタフェースなどを大幅に改善した、Apple TVを発表した。
Apple TVに、アプリをダウンロードすることにより、多くのポピュラーなiOS用のアプリを、大きなTV画面で利用できるようになる。
Appleメディア・イベントにおいて、Appleは、大画面のTVで、ゲームを楽しむことができるようにプラットフォームを拡張した、タッチ操作や音声コマンド操作もできる、Siri技術を組み込んだリモコンを紹介した。
Appleは、TVの将来は、アプリであると信じていると、同社のCEOのTim Cook氏は述べた。
Appleは、「Galaxy on Fire」のようなゲームや、Walt Disneyの新たな「Star Wars」ゲーム、「Disney Infinity」を、Apple TVを接続した、大きなTV画面で楽しむことができるようにする。
AirBnBやZillowのような、人気のある不動産サイトは、Apple TVを接続した、大きなTV画面で、家を探すことのできるアプリを開発している。
Appleは、iTunesストアを再設計し、新たな音楽ストリーミング・サービス、Apple Musicを、Apple TVを接続した、大きなTV画面で利用できるようにしたと述べた。
HBO、Netflix、および、Huluといった、コンテンツに焦点を合わせたアプリやサービスの多くも、新しいApple TVを接続した、大きなTV画面で利用できるようになるだろう。
Hipdter Whaleの開発者は、ユーザが、人気のあるゲーム「Crossy Road」を、Apple TVを接続した、大きなTV画面で、複数のプレーヤと、どのように楽しめるかを紹介した。
オンライン・ショッピング会社、Giltは、ユーザが、居間のカウチから、Apple TVを接続した、大きなTV画面で、買い物ができるようにする方法を紹介した。
メジャー・リーグの野球のアプリは、ユーザが、Apple TVを接続した、家庭の大画面TVで、1度に、2つの試合を観戦できるようにし、チームの情報の詳細にもアクセスできるようにした。
Appleは、ユーザ・インタフェースのスタイルを手直しし、コンテンツに焦点を合わせた、より近代的な、Apple TV用のオペレーティング・システムを紹介した。
Apple TVの古いプラットフォームは、ストリーミング・サービスを選択するための、大画面TVのホーム画面を通して、スクロールする、使いにくい、ユーザ・インタフェースを持っていた。
古いApple TVは、ユーザが、一度に、1つのストリーミング・サービスだけを検索でき、拡張可能なストリーミング・ライブラリを検索することを困難にしていた。
新しいApple TVでは、ユーザが、ストリーミング・サービスに渡り、番組や映画を検索できるようになり、コンテンツを見ながら、特定のタイトルに関する情報を引き出すことができるようになった。
最も大きなハードウェアの改造は、リモコンである。
初期の版は、基本的にコマンドを実行するために、3つの小さなボタンを特徴としていた。
この新しいリモコンは、Apple TVのユーザ・インタフェースを通して、ユーザが、スワイプできる、動きセンサーやタッチ・センサーと共に、Siri音声検索を行うための、マイクを特徴にしている。
Siri技術を組み込んだ、新しいリモコンでは、ユーザは、音声コマンドでマイクに話しかけることにより、ストリーミング・サービスのTV番組を検索できるようになった。
Siri技術を組み込んだ、新しいリモコンは、ユーザの好みに合った、映画やTV番組を推奨してくれる。
ユーザは、自然な言葉で、リモコンのマイクに話しかけ、質問することができる。
例えば、ユーザは、「今、何と言ったの?」と、リモコンのマイクに話しかけることで、TV番組を見ながら、15秒間巻き戻し、字幕を表示させることもできる。
第4世代のApple TVは、以前のモデルよりも、10mm高く、64ビットのA8チップを搭載している。
Apple TVは、2015年10月に、32ギガバイト版が149ドル、64ギガバイト版が199ドルで、販売されることが予定されている。
開発者用のツールやtvOSが、本日、利用できるようになる。
「新しいApple TVの紹介ビデオ」