Amazonは、独自の食事配達サービスの提供を開始する。

　Amazonは、独自の食事配達サービスの提供を開始する。2015年9月8日

　By Greg Bensinger、WSJ

　Uberの運転手、Ramon De Leon氏は、シカゴで、食事配達サービスを提供している。

　Amazonは、販売競争が激しい、同社のオンライン通販サイトで買い物をする、さらに別の理由を、消費者に提供しようとしている。

　Amazonは、Amazonサイトから直接、家の修繕、家具の組立て、家の清掃、芝生の手入れといった、地元の専門家のサービスを見つけて、比較し、予約して、購入できるようにする、「Amazon Home Services」の提供を開始した。

　今回、Amazonは、地元のシアトルで、レストランの温かい食事を、１時間以内に配達する、食事配達サービスの提供を開始した。

　この１時間以内に、レストランの食事を配達するサービスは、地元のシアトルに住む、99ドルのAmazon Primeメンバーの顧客だけが利用できる。

　Amazonは、Prime Nowサービスの一環である、この食事配達サービスを、米国の他の都市にも拡大させていくと示唆している。

　１時間サービスとして知られている、AmazonのPrime Nowサービスは、シカゴ、マイアミ、および、ニューヨークのような、米国のいくつかの大都市で提供されている。

　AmazonのPrime Nowサービスでは、Amazonの従業員と契約社員が、注文された商品を、バイクや自動車を使用して、顧客に配達している。

　１時間以内に配達できれば、顧客は、Amazonに、7.99ドルの配達料を支払い、２時間を超えると配達料は無料になるという。

　ちなみに、シアトルで、提供が開始される、温かい食事の配達サービスの配達料は、Amazon Primeの顧客に対し、宣伝効果を狙い、当面は無料にするようだ。

　Amazonは、Amazon Fresh食料品配達サービスには、顧客に、300ドルの契約料を要求している。

　Amazonは、食事配達サービスで先行している、Uber TechnologiesやGrouponを含む、多くのスタートアップと競争するようになる。

　Amazonは、豊富な資金と人的資源で、貪欲に、新しい配達サービスを展開し、先行している競争相手に、大きなプレッシャーを与えている。

　食事配達サービスで先行している、Amazonの最も大きなライバルである、Grouponによると、良いか、悪いかは別として、顧客は、食材を購入し、料理して、食事をするよりも、同社の食事配達サービスを利用して、トータル的に安いコストで、家で同様の食事をすることができるという。

　Amazonは、これからも、地域密着型のさまざまな配達サービスを展開していくようだ。