Salesforce.comは、同社のCRMプラットフォームのユーザ・インタフェースを再設計する。
By David Needle、eWEEK
Salesforceは、同社のクラウド・ベースのCRMプラットフォームのユーザ・インタフェースを再デザインし、開発者と販売担当者が、容易に協調できるようにする、Lightning Experienceを紹介した。
Salesforceは、クラウド・ベースの顧客関係管理(CRM)プラットフォームの、新たなユーザ・インタフェース、Lightning Experienceを紹介した。
Salesforceのオフィシャルによると、Lightning Experienceユーザ・インタフェースは、開発者が、ポピュラーなCRMプラットフォームに、コンポーネントを追加できるようにすると共に、コアのSales Cloud用と開発者用のアプリケーションを容易に作成できるようにするという。
Appleは、製品のデザインが、極めて重要な、消費者の空間をリードしていると、Salesforceの創設者、Parker Harris氏は述べた。
2年前に、Salesforceは、モバイル・デバイス用に設計された、Salesforce 1プラットフォームを提供し、Lightning App BuilderやLightning Componentsを、1年後に、改善させる。
Lightning ExperienceとLightning Designで、Salsforceは、25種類の新たな機能を実装し、あらゆるモバイルやデスクトップ・プラットフォーム上の、既存の機能への、シームレスなアクセスを提供する。
この改訂版のLightning Experienceインタフェースは、営業マンが、販売する製品やサービスに関するニュースを含む、あらゆる情報を収集する場所である、SalesforceのSales Cloudプラットフォーム上に、最初に、提供される。
営業マンは、収集した、さまざまな情報で作成した提案書や、競争入札を送るといった、重要な行動を支援してくれる、Assistantコンポーネントを利用することができる。
営業マンは、Assistantコンポーネントを使用して、次の段階にすべきことや、実施しようとしていることを、容易に確認することもできる。
多くの他のエンハンスは、Assistantコンポーネントの機能への、直接的なアクセスを、単純化するよう設計されている。
Salesforceによると、例えば、営業マンは、3クリックで、Assistantコンポーネントの操作を完了することができるという。
Salesforceは、Service Cloudのような、他のSalesforceシステムへのエンハンスを軽量化することも計画している。
新たなホームページは、現在のプロセスにおける、取引に、ビジュアルな表現を与える、Pipeline Boardのような機能で、より容易に利用できるようになっている。
Salesforceには、クラウド・ベースの信念があり、Lightning Experienceは、Salesforce Cloudサービスの加入者が、自分たちのデータ、あるいは、アプリケーションへ、アップデートを加えることを、決して要求しないよう、このポリシーを手直しする。
Salesforceと開発者により作成された、コンポーネントが、Sales Cloudプラットフォームに追加され、あらゆるユーザに利用されるようになる。
Salesforceは、開発者が、あらゆる新機能なしに、Sales Cloudのクラシカルな従来の見え方に切り換えられるようにする、デモを紹介した。
Sales Cloud担当の副社長、Mike Resenbaum氏は、現在の顧客が、新たな機能へ移行したいと思っていなかもしれないので、従来の見え方を維持するための取り組みを実施することが重要であるという。
これにより、顧客は、自分のペースで、自由に、新たな機能へ移行できるようになる。
内部的な開発やカスタマイゼーションのために、Salesforceは、「Lightning App Builderは、アドミニストレータが、ページのレイアウトを容易に変更できるようにし、Chatterフィードのようなコンポーネントを望みの場所に置いたり、必要でなければ、ニュース、あるいは、グラフといった、他のコンポーネントを除外したりできるようにする。」と述べた。