アパレルの小売業者は、店舗での顧客経験を改善するために、顧客の個人データを利用している。 2015年8月20日
By eMarketer
Fluentの調査によると、アパレルの買い物客は、次に購入するものを探す時に、値札を参考にしているという。
2015年7月の調査で、米国のインターネット・ユーザに、衣類を購入する上で考慮する、最も重要な要件について尋ねたときの、回答の割合を以下に示す。
・米国のインターネット・ユーザの30%近くが、価格であると回答した。
・米国のインターネット・ユーザの22.5%が、着心地であると回答した。
・米国のインターネット・ユーザの13.4%が、ブランドであると回答した。
・米国のインターネット・ユーザの11.0%が、有名人の推奨であると回答した。
・米国のインターネット・ユーザの10.3%が、デザインであると回答した。
・米国のインターネット・ユーザの5.4%が、素材の品質であると回答した。
・米国のインターネット・ユーザの1.1%のみが、トレンドであると回答した。
1)2015年7月に、衣類を購入する、米国のインターネット・ユーザと実店舗のユーザの割合
性別 実店舗で購入 オンラインで購入
女性 62.4% 18.9%
男性 47.5% 23.5%
合計 55.0% 21.2%
ソース:Fluent
米国のインターネット・ユーザは、衣類を購入する場合、実店舗で、衣類を購入しがちである。
・米国のインターネット・ユーザの55.0%は、主に実店舗で、衣類を購入すると回答した。
・米国のインターネット・ユーザの21.2%は、主にオンライン店舗で、衣類を購入すると回答した。
・米国のインターネット・ユーザの女性は、実店舗で、衣類を購入しがちであるが、男性は、オンライン店舗で購入しがちである。
アパレルの小売業者は、実店舗の顧客に関するデータを収集する方法を模索している。
2)米国のアパレルやアクセサリの小売業者により、使用された、データ・ソース
顧客データの収集に利用したもの 割合
POSプラットフォーム 68%
顧客カード 48%
店舗のWi-Fi 45%
店舗のキオスク 42%
顧客のスマートフォン 32%
店舗のカメラ 29%
店舗のSNSサイト 26%
モバイル・ショッピング・デバイス 23%
ビーコンやウェアブル・デバイス 10%
GPSやNFCデバイス 3%
ソース:Edgell Knowledge
調査を実施した、Edgell Knowledge Networkによると、米国のアパレルやアクセサリの小売業者の68%が、POSプラットフォームで、顧客に関するデータを収集すると回答した。
米国のアパレルやアクセサリの小売業者の40%以上が、顧客カード、店舗のWi-Fi、店舗のキオスクで、顧客に関するデータを収集すると回答した。
米国の商務省によると、米国のアパレルやアクセサリの小売店のe-コマースの売上は、2014年に、2535億9000万ドルに達したという。
これは、2006年以来、比較的安定して、トータルな小売店の売上の8.2%を占めていた。
eMarketerは、2015年に、米国のアパレルとアクセサリのe-コマースの売上は、前年から、14.3%増加し、634億9000万ドルに達し、全小売e-コマース売上の18.6%を占めると見積もっている。