Twitterが、モバイル広告ネットワークを開始する。 2015年8月20日
By Adam Najberg、WSJ
Twitterは、モバイル広告ネットワークを、同社のSNSサイトにおいて、ビデオ広告を含む、新たな広告形式で、さまざまなマーケッタのグループが利用できるようにする。
Twitterは、昨年、特定のマーケッタのグループが、独自のサービスを実行できるようにし、さらに、MoPubモバイル広告交換の3rdパーティのアプリを実行できるようにする、広告キャンペーンを開始した。
Twitterは、専用のアカウントを持つ、すべてのマーケッタや広告主が、Twitterサイト内だけでなく、Twitterサイトの外部にも、キャンペーンを展開できるようにする。
Twitterは、このモバイル広告製品名を、「Twitterオーディエンス・プラットフォーム」という名前にした。
Twitterによると、同社のSNSサイトにおいて、プロモートされたビデオ広告、および、モバイル・アプリのプロモーション製品を、Twitterの外の世界に展開していくという。
Twitterは、マーケッタが、ワン・クリックで、Twitterサイト内と、外の世界に、キャンペーンを展開できるようにした。
Twitteによると、2015年8月に、Twitterサイトの月間ユーザ数が、トータルで7億人(Twitterのユーザ数が約3億人、パートナー・アプリのユーザ数が約4億人)に達する見込みであるという。
Twitterは、パートナー・アプリに渡り、ターゲティング広告を展開するために、ユーザに関する情報を使用する。
Twitterは、マーケッタが、自分たちの広告を、適切なタイプのユーザに見てもらえるようにするために、ユーザに関する情報を使用できるようにする。
ちなみに、Facebookは、2014年に、「Facebookオーディエンス・ネットワーク」と呼ばれる、同様のモバイル広告製品を、マーケッタに提供している。
先週、Facebookは、「Facebookオーディエンス・ネットワーク」に、自動再生ビデオ広告機能を追加すると発表した。
Twitterは、2015年の初めに、独自の広告サービスに、自動再生ビデオ広告機能を提供している。
Twitterは、モバイル広告ネットワークに渡る、ビデオ広告に、同様の自動再生ビデオ広告機能を提供したいようだ。
Twitterの専務理事、Ameet Ranadive氏によると、ビデオ広告は、Twitterの最も速く成長した、広告の形式であるという。
Twitterは、同社のビデオ広告のオファーを拡大し、改善する努力をしており、ビデオ広告へシフトし、機能を向上させていくことが、特に効果的であると述べた。
2015年7月に、Twitterは、2015年2Qにおける、同社の広告の売上が、前年同期の3億1220万ドルから、61%増加して、5億240万ドルになったと発表した。
Twitterは、広告主が、ビデオ広告、ターゲティング広告、パートナー・アプリのインストールなどで、より多くのユーザを対象に、効果的に広告を提供できるようにし、広告の売上を向上できるようにしていく。
Ameet Ranadive氏によると、Twitterは、同SNSサイトのビデオ広告、ターゲティング広告、および、ユーザ行動の追跡能力を改善し、展開していく計画であるという。