今回は暗号通貨を採掘するためのマシーンであるASICとやらを手に入れたので、早速だが採掘してみようと思う。
scrypt miner ZEUS X6 Lightning
今回手に入れたのはスクリプト系アルゴリズムでの採掘を行える、ZEUS X6 Lightning。
スクリプト系と言えば、少し前にポンジ系サイトの影響で高騰したライトコインや、われらがモナーがモチーフになっている某巨大掲示板発祥と言われる暗号通貨、モナコインが採用しているアルゴリズムだ。
公式サイトZeusMiner LIGHTNING X6 40-42Mh/s
今回用意したもの
・Windows7(32bit)搭載マシン
・ZEUS X6 Lightning
・USBケーブル
取り敢えずマイナーを手に入れたら、ウインドウズマシンとASICminer(以下、エーシック)を接続すればいいので、それぞれを接続してみる。
ちなみにマイナーのコンセントを刺して電源スイッチを入れた途端に爆走を始めてしまうので、まずは電源は入れずにそのままWindowsを起動させよう。
セッティングしよう!
1.ドライバーをインストール
このままではまったくもって採掘できないので、エーシックをWindowsに認識させる為にドライバーをインストールさせなければならない。
ドライバーは各OSごとに公式サイトでダウンロードできるので、以下のリンク先から探してみよう。
User Manual Ver. 1.0 – Zeusminer (Scrypt) ASIC Miner | Zeusminer (Scrypt) ASIC Miner
2.マイナープログラムを入手
次にZEUS X6 Lightningのために用意されているマイナープログラムを入手しよう。
これまた先ほどの公式サイトでダウンロードできる。
3.プールを登録しよう
スクリプト系アルゴリズムのコインを扱っているマイニングプールに登録する。ソロマイニングとよばれる方法でも構わないんだけど、その場合はちょっと設定がややこしくなるので今回はプールを選択した。
今回筆者が選んだのは、モナコインもライトコインも採掘できるマルチプールの【LA Mining Pool | LA Mining Pool】だ。
ユーザー登録やワーカー設定については、色々な所で解説されているので割愛しよう。
4.パラメーターの設定
マイナープログラムは、ダウンロード直後そのまま使うことはできないので、あらかじめ設定をしなきゃ使えない。
ダウンロードしたcgminerはスクリプトアルゴリズムでしか使えないので、batファイルの設定は以下のようになる。
”cgminer.exe -o stratum+tcp://pool1.xau.jp:3002 -u プールアカウント.ワーカーID -p パスワード –nocheck-golden –chips-count 256 –ltc-clk 248 -S //./COM3
@pause”
「clock」の数値は基本が240となっているが、自分のASICによって最適な数値は変動する。もっともエラーの出にくい値を探り探りで設定する必要がある。
ちなみにクロック周波数を設定する項目なので、上げ過ぎると電源やチップに負荷がかかり過ぎて、燃える(! ?︎)かもしれないので注意しよう。
最後の「COM3」は割り当てられているUSBポートになる。デバイスマネージャーでしっかりチェックして書き換えておこう。
ASIC……稼働ッ!!
出来上がったbatファイルをクリックして、以下のような画面が出れば成功だ。
正しく起動しない場合はケーブルの接続や電源の有無、マイナープログラムの設定が間違っていないか確認し直そう。
また、HWエラーと呼ばれる「掘れていない」状態が多いなら、チップの数値を確認(Lightningは248)しよう。異常がないとするならば……配線を確認して繋がっているかどうかを見たり、回路が焼け付いている可能性も考慮しないといけない。
排熱を失敗したりオーバークロックを失敗すると即死する可能性もあるので、あまり無茶をさせずに安定運用を心掛けるのが一番だ。
余談
マイナーは電気代との戦いなんだが、今回紹介したLightningは、日本ではすでに赤字覚悟のマシンだったりする。
ただ、最新のASICならまだまだ利益が見込めるので、もしもそれなりの資金があって、本格的にマイニングに挑むというならば、投入資金的に
「決して楽ではないよ」
とだけお伝えしておこう。