Microsoftによると、世界で、Windows 10を搭載した、PCの台数は、最初の1日で、1400万台を超えたという。 2015年7月31日
By Brian R. Fitzgerald、WSJ
Microsoftは、既存の顧客に対する、Windows 10への無償アップグレードの提供を開始した。
Microsoftは、Windows 10オペレーティング・システムをリリースした、最初の1日で、Windows 10にアップグレードした、PCの台数が、1400万台を超えたという。
Windows 10は、Windows 7とWindows 8.1の正統バージョンを使用している、ユーザには、無償で提供される。
2012年に出荷された、Windows 8は、PCとタブレットの両方の文化や習慣の混ぜ合わせで、ユーザを混乱させた。
多くの企業や消費者は、ユーザ・インタフェースやアプリケーションの互換性の問題や、文化の違いなどで、最新のWindowsにアップグレードすることを躊躇しており、これまで使用していたWindowsを継続して使用することを好んでいる。
一方、企業ユーザも、一般ユーザも、PCよりも、スマートフォンなどの、モバイル・デバイスを利用する時間が増えている。
また、企業ユーザも、消費者も、PCでも、Webサービスを利用する時間が増え、ビジネス・アプリケーションも、クラウド環境(「サービスとしてのソフトウェア(SaaS)」で利用するユーザが増えており、他のリソースも、クラウド・サービス(クラウド・ストレージ・サービスなど)を、広く利用するようになってきた。
このように、PCの使い方は、Webブラウザの利用が、主体になってきたので、複数のウィンドウで、複数のことを同時に行うことのない、ユーザは、タブレットやChromebookも利用するようになってきており、2ndマシンとして、Chromebookを使用する、PCユーザも増えている。
企業も、モバイル・デバイスへの対応を進め、ソフトウェアの、クラウド・サービスへの移行を進めており、自動車メーカなどには、ウェアラブル・デバイスを導入している企業もあり、Windows全盛の時代ではなくなってきたが、依然として、世界のPCのOSの約80%は、Windowsである。
1)世界のパーソナル・コンピュータのOSシェア、2015年3月
OS シェア
Windows 7 48.74%
Windows XP 10.18%
Windows Vista 2.14%
Windows 8 3.62%
Windows 8.1 14.09%
Mac OSX 8.93%
iOS 5.97%
Android 2.68%
Linux 1.89%
その他 1.79%
ソース:Statista
Microsoftは、PCをWindows 10へアップグレードすることによる、利点(セキュリティ、管理のしやすさ、信頼性、アプリケーションや文化の互換性、マルチ・ウィンドウ、マルチ・スレッドなど)を、企業にアピールしている。