アメ村に行ったら絶対食べたい『セイロンライス』にカツを乗せる是非 @『ニューライト』

大阪と言えば難波、難波と言えばアメ村(アメリカ村)アメ村と言えば『ニューライト』で御座います。

それとなく大阪特集的な何かですが、正直ココからが本気の大阪であると言っておきましょう。

まずは聖地巡礼

ミナミに来たらまず三角公園に行きます。特に何を買う訳でもありませんが、三角公園は重要です。しかし、昔に比べて外人さんも減ったような?

そして『KING COBRA』の賑わいを肉眼で確認してから、目的地である『ニューライト』に向かいます。

結果、すでに閉店時間を過ぎている模様… (この日は祝日でしたw)

いや、この外観は閉店時間を過ぎたから閉まっているのか、本当にガチ閉店したのか不安になる所ですが、この怪しい感じが『ニューライト』なので安心して下さい。

ショーケースが1mmも「Show」していない件の是非

ちなみに営業中の『ニューライト』も、お世辞にも入りやすい店とは言えません。

店内もアングラ臭プンプンで、客層がパンクバンドで固められていた場合は威圧感も半端なく、いつモッシュが始まってもおかしくない独特の雰囲気があります。

昔はショーケースは聖域であり、サインやステッカーも端っこにしかありませんでしたが、いつの間にやら全面がステッカーで埋め尽くされていました。

『セイロンライス』を所望する!

『ニューライト』と言えばアメ村の胃袋を支える店として、1959年の創業以来多くの人に愛されています。

その豊富なメニューと激安な価格設定、謎のボリュームとコスパを誇る定食がウリですが、一番の人気メニューは

『セイロンライス』

で御座います。これは”混ぜカレー”的な何かで、大阪的には”自由軒”とかのソッチ系な感じですが、筆者の場合は大阪においてカレーと言えば『ニューライト』の『セイロンライス』を指します。

写真の通り、ちょっとジャンクな風貌ですが、その味わいは超絶にジャンキーなカレーで、一度食べると病みつきになります。

なんでも創業以来継ぎ足している”デミグラスソース”が隠し味だそうで、この味はちょっとやそっとでは再現出来ません。

通は「カツ乗せ」を食べる(らしい)

ちなみに筆者は何度か『ニューライト』には行っていますが、今はカツを乗せるのが流行ってるらしいです。

恐らくは常連の裏メニューがイケてたので、みんなが注文した結果、微妙にレギュラー化したメニューかと思われます。

この”流行に乗っかる”的な感じは、チョイチョイ『ニューライト』のお世話になっている筆者的に違和感を覚えます。

この手のオーダーは常連が注文するから様になるのであって、筆者のような通りすがりが注文するとニワカ感が半端ないので、リスペクトする『セイロンライス』に対しての反逆行為でしかありません。

しかし!

店内の常連客の9割が『セイロンライス』の”カツ乗せ”をオーダーしていたので、便乗してみました。

いや、逆にココでノーマルを注文するとオーダーの乱れを招く恐れがあるので、そこは”空気読め法”により流行に乗っかるのが一番かと存じます。

結果、写真の通りの『セイロンライス』で御座います。割と具材飢饉に陥りがちな『セイロンライス』に『ニューライト』のスペシャルな薄っぺらいカツが加わる事で、一気に豪華なメニューに生まれ変わりました。

カツの厚さと言うか薄さについて賛否が分かれる所ですが、これが『ニューライト』のカツなので全てが正義です。

ちなみに気になる”お値段”はカツ乗せだと650円くらいだったような気がします。

味変アイテムを駆使しろ!

いや、今は”カツ乗せ”とかあるんで具材一揆は起きませんが、スタンダードの『セイロンライス』は割と味が単調になりがちなので、味変アイテムである”卵の黄身”をどこで混ぜるかが生死を分けます。

さらに後半は卓上調味料を駆使し、最後まで『セイロンライス』を愛する努力も必要かと存じます。

『セイロンライス』feat.KA-TU 総評

あの伝説の『セイロンライス』にカツを乗せる事で、新たなメニューとして定着しつつある激ウマな一品ですが、裏メニューとして発祥したために呼称が統一されていないのが微妙です。

「セイロンライス、カツ乗せ」

と言う人も居ればストレートに

「セイロンカツ」

と呼ぶ人も居ます。これは早めに統一したい所ですが、現状では呼びやすさからセイロンカツ派が優勢です。

筆者的にはオールドスタイルの『セイロンライス』に敬意を表してライスの部分を省略したく無いので、例え長くても

「セイロンライス、カツ乗せでお願いします」

となりますが、週に4回くらい通う常連ならば略しても失礼には当たらないかもしれません。

とにかくアメ村に来たら『ニューライト』はマストで、特にライブなどでアメ村に来たなら『セイロンライス』は必ず食べなければなりません。

「セイロンライスを食べ終わるまでがライブである!」

遠足は家に帰るまでが遠足であるように『KING COBRA』でライブをしたら『セイロンライス』を食べる所までがライブです。

もっとも営業時間的にライブ後はキツいので、最初に『ニューライト』で『セイロンライス』を食べるのがベストです。

古くからアメ村の若者、特にミュージシャン達に愛される『セイロンライス』はアメ村文化そのものであり、どこぞの混ぜカレーを食べてドヤドヤしてる場合じゃありません。

「混ぜカレーはセイロンライスこそ至高!」

一度食べれば全ての悟りが開ける『セイロンライス』を是非、みなさんも味わってみて下さい。

『ニューライト』

大阪府大阪市 中央区西心斎橋2-16-13 宝泉ビル

平日 11:00~21:00
祝日 11:00~20:00
 
不定休

酒と料理に情熱と脂肪を燃やすフリーライター ”日の丸構図で寄りまくる!”と言う素人写真を武器に暗躍する。美味しい料理を世界にバラ撒く”飯テロリスト”として各国の情報機関にブックマークされたが反省はしていない。 取材依頼(新店舗、新メニューのPR)その他記事の執筆依頼は下記のメールアドレスまでお願いします! [email protected] なんとなく作ったサイトも絶賛稼働中! http://foodnews.jp/

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