モバイル・ウォレット・ユーザは、平均的なインターネット・ユーザよりも、SNSサイトや検索エンジンを使用しがちである。 2015年8月7日
eMarketerによると、2015年2月に、米国のスマートフォン・ユーザの12.7%は、商品やサービスの代金を支払うために、モバイル・デバイスを使用して、POS端末で、近接モバイル決済を行っていたという。
また、eMarketerによると、モバイル・ウォレットのユーザは、平均のインターネット・ユーザよりも、SNSサイトや検索エンジンを、より使用しがちであるという。
1) 米国のモバイル・ウォレットのユーザが使用しているSNSサイトの割合、対、全インターネット・ユーザが使用している、SNSサイトの割合、2015年2月
SNSサイト モバイル・ウォレット 全インターネット
ユーザ ユーザ
Facebook 88.7% 77.5%
YouTube 64.9% 45.8%
Twitter 51.7% 29.0%
Pinterest 40.0% 25.1%
LinkedIn 36.8% 24.5%
Instagram 46.5% 21.8%
Google+ 32.9% 15.0%
Snapchat 25.2% 10.2%
Yelp 21.6% 9.3%
Turnilr 17.9% 8.3%
ソース:AudienceSCAN
AudienceSCANの2015年2月の調査において、米国のインターネット・ユーザの14.2%が、半年間で、商品やサービスの支払いに、モバイル・ウォレットを使用したことがあると回答した。
AudienceSCANによると、米国のモバイル・ウォレットのユーザは、平均的なインターネット・ユーザよりも、SNSサイトを使用しがちであるという。
AudienceSCANによると、米国のモバイル・ウォレットのユーザは、平均的なインターネット・ユーザよりも、特に、写真や動画を、友達や家族と簡単に共有できる、InstagramやPinterestのSNSサイトを使用しがちであるという。
Google+を使用する、米国のモバイル・ウォレットのユーザの割合は、32.9%で、Google+を使用する、米国の全インターネット・ユーザの割合の15.0%よりも、2倍以上多かった。
地域のビジネスを見つけやすくする、Yelpを使用する、米国のモバイル・ウォレットのユーザの割合は、21.6%で、Yelpを使用する、米国の全インターネット・ユーザの割合の9.3%よりも、2倍以上多かった。
Yelpは、米国のモバイル・ウォレットのユーザが、ファスト・カジュアル・レストランのような、地元の店舗を見つけることを支援するので、特に、人気が高いようだ。
AudienceSCANの調査によると、米国のモバイル・ウォレットのユーザは、より、さまざまな検索エンジンを使用しがちであったという。
AudienceSCANの調査によると、米国のモバイル・ウォレットのユーザの91.4%が、Googleの検索エンジンを使用し、全インターネット・ユーザの79.3%が、Googleの検索エンジンを使用している回答したという。
PCやモバイル・デバイスを使用して、オンライン・ショッピングを行うだけでなく、さらに、実店舗で、モバイル・デバイス(主に、スマートフォン)を使用して、商品の情報を参考にしながら、購入する商品を決定し、モバイル・デバイスのモバイル・ウォレットを使用して、商品の支払いを行うようになった、米国のモバイル・デバイスのユーザは、インターネットと実世界での買い物の行動が、平均的なインターネット・ユーザより、広範囲になった。
Yelpサイトなどを利用して、最適な店舗を探したり、店舗でも、商品の情報を参考にしたり、商品の代金を支払うために、モバイル・デバイスのモバイル・ウォレットを利用する、米国のモバイル・デバイスのユーザが増えている。
このため、実店舗は、オンライン・ショッピングを可能にするだけでなく、ユーザが、モバイル・デバイスを使用して、お店を見つけやすくしたり、購入する商品を選択しやすくしたり、モバイル・ウォレットで、容易で安全に支払できるようにしたりし、ユーザのさまざまなニーズに対応する必要があるだろう。