史上最強のコスパを誇る「カツカレー」を食す! @『フレンド』秋葉原

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さりげなく秋葉原に侵入した筆者ですが、今のところはメジャータイトルしかイジってない気がしないでもありません。

「おいおい、誰もが知ってる店でドヤ顔か?」

そんな声が聞こえるような聞こえないような、脅迫観念に囚われる今日この頃ですが、正直なところ

「PV至上主義なので仕方無し!」

と、言い訳しておきましょう。いや、やはりマニアックな店を書いてもボツりやすいし、ある程度は検索で引っかかる店名じゃないとPV出ませんからね。

しかし!

そんな生ぬるい業界でくすぶっているような筆者ではない。

ネタさえあれば気分次第で、なんでも書いとく常識知らず。

不可能を可能にしPV至上主義を粉砕する、俺たち特攻野(略

秋葉原の歴史『フレンド』

秋葉原の歴史を語る上で、この『フレンド』を語らない訳には行きません。

かつては『カプセルホテル フレンド』もあり、今の『ホテル フレンド』とレストラン『フレンド』の合わせ技で、秋葉原の宿泊シーンに一石を投じた歴史ある『フレンド』で御座います。

と、言う訳で今回は定食&お酒の『フレンド』を紹介してみる方向でどうでしょう?

外観からしてキテる!

『たん清』でランチした後、次の目的地である『青島食堂』へ向かって歩いていると、謎のレストランを発見した筆者。

「これは… 要チェックじゃなかろうか?」

その古めかしい外観と、微妙な手描きメニュー、若干安い価格帯に目が釘付けです。

そこそこ調べてから秋葉原に来ている筆者ですが、この『フレンド』の存在は、まったくのノーマークでした。

いや、コレは絶対にいい。

何がいいのか分からないけど、絶対にいい予感…

しかし、とりあえず『青島食堂』でのミッションを果たさないとなので、軽くスルーしてみた次第です。

結局『フレンド』に吸い込まれる不思議

そして『青島食堂』で満足したはずの筆者ですが、やはり『フレンド』が気になって仕方ありません。

「今、この瞬間を全力で生きる!」

ストイックなライフスタイルを貫く筆者に「後悔」の文字はありませんが、もしも明日が来なかったら…

きっと『フレンド』に行かなかった事を、後悔する事でしょう。

と、言う訳でさっさと入店です。次に来た時で良いなどと言う2流な思考は捨て去るべきです。

『フレンド』がキテ過ぎてた件の是非

「きっと凄い店に違い無い!」

その勘は当たっていましたが、ちょっとコレはキテまくり過ぎる予感です…

目隠しした人を連れて来て「タイムマシーンで昭和に来たよテヘペロ」レベルの昭和です。

いや、昭和どころか昭和初期にも程があるでしょうが…

これはレストランとして営業するよりも、確実にドラマのロケで使うべき建物かと存じます。

椅子とかテーブルとか、全てがキテますね…

今はレストランも簡素なインテリアが流行っていますが、昔々はこんな感じの「無駄に豪華」なインテリアが主流だったんですよね。

「石原裕次郎が居ても違和感のない店内」

ここまで改装される事も無く、昭和初期のインテリアがオリジナルのまま存在している事に驚きです。

オーダーを取りに来ない可能性

すでに昼のピークタイムは過ぎているので、店内は空いている感じですが、それでも数人のお客さんが居ました。

伝票を持って、厨房に直接声を掛けている様子から、この店の常連である事が推測されます。

そして… なかなか店員が出てこない件…

どうやら主人一人のワンマン体制らしく、常連さんは慌てる事もなく普通に待っています。

「どんだけ訓練されているのか?」

筆者のような素人が迂闊に振る舞うと「即終了」な予感です。

待つ事数分、やっと主人が出て来て御会計を始めました。二人分の御会計を済ませた瞬間に声を掛けます。

多分、このまま厨房に戻られたら、筆者がオーダー出来るタイミングは無いと思われ、ココは積極的にオーダーを取りに来て頂く方向で努力した次第です。

主人が超優しかった件

そして、筆者のオーダーは迷わず『カツカレー』で御座います。

「困ったらカツカレーを喰え!」

これが男の世界です。基本的にはメニューなどを見て、その店の得意料理を模索するのが良いのですが、とりあえず

「店内にメニュー表無し!」

みたいな感じなので、最初に外で見た『カツカレー』がベストでしょう。すると店主が

「大盛りにする?」

みたいな返しが来たので、ついクセで

「お願いします!」

みたいなオーダーになってしまいました。いや、結構お腹一杯でやって来たんですけどねw

しかし、主人の「コイツは喰いそうだ」みたいなイメージを崩したくないし、その想いに答えたいので「大盛り上等」で良いと思います。

はい。

『カツカレー大盛り』650円

割とマッハで『カツカレー』が運ばれて来ました。あの御会計のペースを予想していたので、ちょっと待たされるつもりでしたがラッキーです。

そして、この写真のカツカレーで御座います。

ん~

大盛りだなw

しかし「バカ盛り」では無いので、まあ問題ないでしょう。

ちょっと盛り付け方の加減で「カツ」が見えませんが、カレーの下に隠れています。

最近の主流はライス側に「カツ」を乗せて、ビジュアル的にアピールしてくるスタイルですが、あえてカレーで「カツ」を隠す奥ゆかしさに昭和を感じます。

ちなみに「福神漬け」も大盛りですw

カツはロースカツでボリューム満点!

カレーに隠れて、まったく見えない「カツ」ですが、何気に「ロースカツ」でした。

しかもデカいw

そう言えば外に貼ってある紙に「ジャンボー」(ジャンボではない)と書いてあったのを、微妙に忘れていましたね。

厚さも大きさも文句無しで、これはカレーで隠さない方がインパクトあると思うんですけど、どうでしょう?

「ロースカツ」の衣は比較的薄く、恐らくはバッター液ではなく「卵」を使ったタイプですね。

いや、この「ロースカツ」を使って650円は凄いと思います。

筆者が食べた600円クラスの『カツカレー』では、ナンバーワンの「ロースカツ」だと断言出来ます。

ココまでの厚みとボリュームなら「ロースカツ」単品で1200円で出すレベルです。

昔懐かしいカレー

『カツカレー』のカレーは、いわゆる「昔懐かしいカレー」って感じで、黄色っぽい感じのカレーを想像して頂けると幸いです。

味の方もそんな感じで、このモッタリ感といい昭和のカレーを欲する人には堪らない一品かと存じます。

逆に、本格的な洋風カレーを望む人には「あれ?」みたいな印象を受けるかもですが、これが『フレンド』のカレーなので納得して下さい。

ライスも家庭的な感じである

割とプレートで出されるライスは、若干硬めで炊かれる事が多いのですが、この『フレンド』は普通で御座います。

いや、これはこれでひとつの正解で、むしろ『フレンド』のカレーにはピタリと合います。

あと、何故か『カツカレー』に味噌汁と「冷や奴」と言う定食コンビがやって来ました。

カレーと豆腐の相性については是非が分かれる所ですが、逆に箸休めとして考えた場合「冷や奴」は優秀かと思われます。

味噌汁は具が多く、かなり食べ応えがある感じです。結果的にボリューム満点なランチになりました。

コーヒーが無性に飲みたくなる件

ぱっと見た感じ、さしてボリューム感を掴めない『カツカレー』ですが、実際にはボリューム満点です。

なんと言っても「ロースカツ」が大きいし、味噌汁も具沢山で「冷や奴」付き、さらに「福神漬け」までもが大盛りなので、本当にお腹一杯になります。

そして、何故か無性にアイスコーヒーが飲みたくなる件…

あまりドリンク類を欲しない筆者ですが、何故かこのテーブルに座っていると、アイスコーヒーが欲しくなってしまうのです。

するとどうでしょう?

あの主人が「サービスです!」と言って、アイスコーヒーを持って来てくれました!

この時点で筆者的に大満足で御座います。

『カツカレー 総評』

とにかく全てがインパクト大な『フレンド』でした。

他にも凄い事があったのですが、あまりに凄すぎてネットで発信出来ないほどです。

いや、コレほどの店が21世紀に残っているとは、まさに「秋葉原恐るべし!」って感じでして、この店に訪れる事が出来た奇蹟を自分に感謝したい筆者です。

「とりあえず平成生まれは行っておくべし!」

テレビや写真、ネットでしか観れない昭和が『フレンド』には残っています。その圧倒的な「昭和感」はリアルで、昭和生まれの筆者ですら腰を抜かす内装は一見の価値ありです。

ちなみに主人が、帰り際の常連さんに

「明日は焼売カレーだよ」

と言っていたのが凄く気になる筆者です… 聞き間違えでなければ、確実に「しゅうまい」と言っていたはずで、もしも本当ならば『カツカレー』を超えるメニューである可能性も否定出来ません。

それでは、みなさんも是非『フレンド』でランチを食べてみて下さい。

特に平成生まれの人は、昭和を生で体験出来る最後のチャンスである可能性が高いので、早めに訪れる事を強くオススメします。

『フレンド』

東京都千代田区 神田佐久間町3-37

営業時間 7:00~21:00

不定休

酒と料理に情熱と脂肪を燃やすフリーライター ”日の丸構図で寄りまくる!”と言う素人写真を武器に暗躍する。美味しい料理を世界にバラ撒く”飯テロリスト”として各国の情報機関にブックマークされたが反省はしていない。 取材依頼(新店舗、新メニューのPR)その他記事の執筆依頼は下記のメールアドレスまでお願いします! [email protected] なんとなく作ったサイトも絶賛稼働中! http://foodnews.jp/

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