今、秋葉原で一番キテる「チャーシュー麺」を食べてみた @『青島食堂 秋葉原店』

さりげなく秋葉原に溶け込み始めた筆者ですが、そろそろラーメンを食べたい予感です。と、言う訳で今回は秋葉原で一番イケてると思われる

『青島食堂 秋葉原店』

のラーメンを紹介したいと思います。秋葉原と言うとガッツリ系メニューばかりなイメージですが、何気に繊細な店もあるんですよね。

食堂ではない『青島食堂』

まず、その店名に関して小一時間高ぶりを抑えられない筆者ですが、看板には『青島ラーメン』の文字があり、振り上げた拳の下ろしどころに悩みます。

そして、何気にジワジワと人気が出て来ている店なので、お昼時には行列がデフォで御座います。

とりあえず雨の木曜日に並んで、店内の待ちも含めて20人目ってところでしょうか? ちょっとサラリーマンが昼休みにランチするには、時間的にギリな感じですね。

逆に、それだけの行列を作らせる何かが『青島食堂』にはあると言う事ですので、コレは期待に胸を膨らませて並ぶのが正解かと存じます。

食券を買っても油断するな!

そしてタッチパネル式の最新式食券マシーンで食券を購入します。

『青島食堂』は『チャーシュー麺』がイチオシらしいので、ココは悩まず『チャーシュー麺』1択です。

次に店内のベンチに座って待ちます。この時に厨房の方のタイミングで

「食券を見せて下さい」

みたいなニュアンスのコールがあるので、座ったからと言って安心してはいけません。

厨房側の動きを警戒しながら、最新の注意を払ってウェイティングしましょう。

『チャーシュー麺』を食す!

そしてコレが『青島食堂』の『チャーシュー麺』で御座います。噂通り「チャーシュー」のボリューム感がパネェ感じですね。

全体的にオーソドックスなビジュアルですが、丼の一面に広がったチャーシューがインパクトありますね。

チャーシューはバラ肉の薄切り

チャーシューは豚バラ肉と肩ロースの両方でしょうか? 比較的薄く切っていますね。筆者的には

「チャーシューは厚さ4㎜がベストである!」

と言う持論があります。厚過ぎるとスープに浸しても、チャーシューが温まらないし、薄過ぎると肉としての旨みに欠けてしまうからです。

しかし、この『青島食堂』のチャーシューは、かなり上質の豚肉を使っていると思われ、薄く切られている割には「豚肉の旨み」が強く出ています。

これはチャーシューを、あまり煮込み過ぎないようにして、豚肉が持つ本来の旨みをタレに出さず、チャーシューに閉じこめた結果でしょう。

そうなると、ちょっとチャーシューとしては硬くなりがちなのですが、ソコは薄く切る事で柔らかさを出しているのかと思われます。

「美味い豚肉は脂が美味い!」

脂身の多い豚肉ですが、この脂と肉のバランスからして結構良い肉を使っていますね。

コレは確かに『青島食堂』は『チャーシュー麺』をオーダーするのが正解かと思われます。

スープは独自に洗練されている模様

『青島食堂』のスープは動物系の出汁をベースに、醤油が強いタレを合わせた感じでしょうか?

「家系ラーメン」のように、ガンガンには煮立たせていないので、かなり澄んだスープに仕上がっています。

そして、この醤油感…

筆者的には「小田原系ラーメン」に近いモノを感じますね。

若干「しょっぱい」と言う批評もありますが、この醤油感が『青島食堂』のラーメンなんだと思います。

「生姜醤油ラーメン」

と看板にはありましたが筆者的には、さしてジンジャー感はありませんでした。これなら多分、生姜が苦手な人でも大丈夫です。

麺が檄ウマだった件

そして、何気に麺が美味しかったのも、特筆すべき点ででしょう。

「喜多方ラーメン」に近い感じで、ほぼソレをイメージして貰えば良いと思われます。

いや、しかしココでも微妙に「小田原系ラーメン」と被ってしまうのは、筆者が「小田原系ラーメン」に染まっているからかもですが、微妙に縮れが加えられ、麺の厚さが部分的に微妙に変化しているのも似ている気がします。

加水率は高めでツルっとした食感ですが、ちょい幅広で縮れが加えられているのでスープの運びは良いですね。

この麺の美味しさなら、大盛りにした方が良かったかもしれません。

『チャーシュー麺』 総評

食べてみて思ったのは、やはり『青島食堂』は『チャーシュー麺』に行っておくべきだと再確認した事です。

同じタレとスープを使っていますが、普通のラーメンではこの味を出せないでしょう。薄切りにした大量のチャーシューが、少なくない影響をスープに与えています。

そして特筆すべきは「麺」の美味しさです。

加水率や打ち方だけで無く、恐らく小麦粉もそれなりの等級の物を使用しているかもです。

さらに、その麺は「特大サイズの中華鍋」のような麺茹で機で茹でられるのが肝でしょう。

かなり大きく麺を踊らせているので、ムラなく均一な茹で加減の麺に仕上がります。それを「平ザル」で、手返し良く湯切りしています。

ここら辺を見ても『青島食堂』の「麺」に対するコダワリを見る事が出来ますね。

と、言う訳で是非みなさんも『青島食堂』の『チャーシュー麺』を食べてみて下さい。

今、確実に秋葉原でキテるラーメン屋さんの上位に入る味で、今後もさらに人気が出るだけのポテンシャルを秘めた店だと思いますよ。

『青島食堂』

東京都千代田区 神田佐久間町3-20-1

営業時間 11:00~18:00

定休日:火曜日

酒と料理に情熱と脂肪を燃やすフリーライター ”日の丸構図で寄りまくる!”と言う素人写真を武器に暗躍する。美味しい料理を世界にバラ撒く”飯テロリスト”として各国の情報機関にブックマークされたが反省はしていない。 取材依頼(新店舗、新メニューのPR)その他記事の執筆依頼は下記のメールアドレスまでお願いします! [email protected] なんとなく作ったサイトも絶賛稼働中! http://foodnews.jp/

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