一口ごとに味が変化!山口県の絶品B級グルメ『瓦そば』が超絶激ウマ!

  by ノジーマ  Tags :  

本州最西端・山口県。正直、あまりこれといった観光地がなく、地味な印象をお持ちの方も多いかと思いますがとんでもない!
日本海、響灘、瀬戸内海と3つの異なる海に囲まれ、県全体に山が多いことあり、とにかく食材が豊富なのです。
今回は、そんな山口県を代表するB級グルメのひとつ『瓦そば』を紹介したいと思います。

アツアツの瓦の上に茶そばがドーン!

瓦そばとはその名の通り、瓦の上にそばが盛られた料理で、もともとは山口県下関市の郷土料理だといわれています。
そばを盛る瓦はアツアツに熱せられていて、その上にはだいたい2~3人前の茶そばを盛りつけるのです。

さらにそばの上には錦糸玉子や、甘辛く味付けされた牛肉などの具が盛られ、他にも海苔、ネギ、もみじおろし、レモンなどの薬味も乗って見た目は彩り鮮やか!
なんともいえないB級なごちそう感であふれています。

そしてそのそばを温かいつゆに浸して食べる。これが瓦そばなのです。

一口食べるごとに味と食感が変化!

もちろん、そばをめんつゆに浸して食べるだけなら普通のそばと何も変わりません。
そりゃあ、そばをめんつゆで食べれば、よほどの失敗じゃない限りウマいですよ。

でも瓦そばはここからがスゴいのです!

アツアツの瓦の上に盛られた蕎麦はその熱によって少しずつ焦げ始めます。
瓦の上には大量のそばが盛られていることもあって、その焦げ方には偏りが出るのですが、それが一口ごとの食感の変化となってどんなに食べても飽きません!

さらに、そばの上に彩り豊かに盛られた具と薬味は味の変化を演出します。

味を変化させるのにMVP級の活躍を見せてくれたのは、もみじおろしです。
ひとつまみつゆに混ぜるだけで味の雰囲気がガラリと変わり、もともとは甘口だったつゆに少しずつ刺激が加えられていきます。

そして一緒に添えられているレモンも追加するとつゆがサッパリと締まる印象に。
これらをチビチビと入れながら食べることで、最後まで味の変化を楽しみながら食べることができるのです!

もちろん錦糸玉子も、甘辛く味付けされた牛肉も抜群の相性でした!
店によっては天ぷらが乗ったりもするようですね。それもウマそう!

2~3人前をひとりでペロリと完食!本当にウマかった!

今回たまたま山口県に出かける機会があり、そこではじめて瓦そばを食した著者。
一人旅だったので、2~3人前がデフォルトの瓦そばを食べるかどうかギリギリまで悩んだのですが、驚くほどペロリと完食できてしまいました。
食べる前から期待値が高かった瓦そばですが、食べてみてその期待の遥か上をいく感じでウマかったですね!

そしてとにかく食べていて楽しい!
食感と味が一口ごとに変わるので、思わず「おっ、そうきたか!」などと心の中でつぶやいてしまいます。

ただ残念だった点がひとつだけ。
それは今回、本場・下関方面ではなく山口市内の方に滞在していたこともあり、あまり瓦そばを出している店を見つけられなかったという点です。
こんなにウマいのにもったいない!

山口県内でそんな感じなのですから、他の都道府県で瓦そばを食べられる店を探すのは大変な困難となるでしょう。
もし山口県を訪れる機会があれば、ぜひ店を探してでも食べてみていただきたい逸品です!

おみやげなら山口県内のスーパーで安くGETできるぞ!

山口県内のお土産を売っている店に足を運ぶと、もちろん瓦そばのお土産セットが売られたりもします。
これはだいたい2~3人前で1000円くらいの値段が相場という感じでしたが、保冷できる環境を用意できるならスーパーで買うのがオススメです!

瓦そばは地域にしっかり根づいた料理なので、地元の人たちは自宅のホットプレートを使用し、瓦そばを作って食べる習慣があるそうです。

なので山口県内のスーパーに足を運べば、麺類のコーナーでめんつゆ付きの瓦そばが普通に販売されているのです!
しかもその価格感はだいたい3人前で200~400円くらい!
お土産用の商品を買うよりもかなり格安で手に入れることができちゃいます。

もちろん見た目はお土産用の商品にはかないませんが、自宅用にするのならスーパーのものでまったく問題ないでしょう。

それにしてもこの瓦そば、専門店とかあったら全国で流行りそうな気がするんだけどなぁ。。

ノジーマ

B級フード研究家。漫画を描いたりライターをしたり。変な料理をいろいろ考えます。週刊プレイボーイで『野島慎一郎の激ウマ!!バカレシピ研究所』連載中。最近は撮影をしていると猫が寄ってくるので、そのまま記事でも使っています。 ★レシピ本発売中!★世界一美味しい「どん二郎」の作り方 誰も思いつかなかった激ウマ!B級フードレシピ http://amzn.asia/8N2jTuz

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