最近、町田で注目の「つけ麺」があるらしい @東京都町田市『ヌードルズ』

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今回は東京都の外れにあるヤンチャな街、町田駅に隣接する『noodles』(以下、ヌードルズ)を紹介してみましょう。

隣にはラーメン界で有名な『胡心房』があり、ラーメン屋さんとしては、なかなかアグレッシブな立地です。

その為に、どうしても『胡心房』と比べられてしまいがちですが、実は町田のラーメンマニアの間で

「最近のヌードルズはイケてるんじゃないか?」

と言う噂があるのです。その噂の真偽を確かめる為に、筆者も早速『ヌードルズ』に行ってみました。

元ホテルマンならではの接客

ちなみに『ヌードルズ』は店主と奥さんの二人、希に休日に娘さんが出ると言う「家族経営」のラーメン屋さんです。

さすがに「元ホテルマン」だけあって接客は一流で、一分の隙もない対応は好印象です。

そして『ヌードルズ』の店主は「元ホテルマン」と言うだけではなく、あの『青葉』で5年間の修行をした実力者でもあります。

『ヌードルズ』で、つけ麺を食す!

『青葉』で修行したとなると、やはりラーメンを食べるべきかなとも思ったのですが、逆に「つけ麺」と縁のない『青葉』で修行した店主の作る「つけ麺」が気になったので、今回は「つけ麺大盛り」にしてみました。

他にも、筆者は最近「つけ麺」に目覚めたと言う私的な理由があったり、微妙に暑い日だったと言うのもあります。

『ヌードルズ』の「つけ麺」は標準でも250グラムあるのですが、大盛りだと100円増しで350グラムの麺量になるので、そこは大盛り1択です。

ちなみに筆者は麺を研究する為に大盛りに行きましたが、実は『ヌードルズ』はサイドメニューの「日替わり御飯」的な何かにもチカラを入れています。

レギュラーでも「チャーシュー丼」や「塩チャーシュー丼」があるので、麺の大盛りに行かず御飯系に流れるのも正解ですね。

オープンキッチンでカウンターも低いので、調理している様子が良く見えます。

この時に「失敗したかも…」みたいな後悔の念に駆られるラーメン屋もちょいちょいあるのですが、この『ヌードルズ』に関しては大丈夫ですね。

丼もちゃんと温めているし、チャーシューやメンマも温め直してから提供しています。

麺の洗い方も水切りもバッチリです。希に丼の底に水が溜まるレベルの「キレてない感」のある、微妙な「つけ麺」に出会いますが『ヌードルズ』なら心配ありません。

『つけ麺大盛り』(850円)を食す!

そして実食!

実は今回は「麺」に軸を置いているので、最初は麺の方から行ってみます。

まず何もつけずに麺だけで一口…

『ヌードルズ』の麺は「つけ麺」にしては珍しく、幅広の平打ち麺です。

最近は太麺を超えた「極太麺」とも呼べるくらいの麺が流行っていますが、平打ちの麺も捨てがたいですね。やはりスープの絡みも「運び」も良いですから。

加水率は高めでツルっとした食感です。コシもあるので「つけ麺」には向いていると思います。

そして、筆者が『ヌードルズ』に訪れた最大の理由は、この麺の色合いにあります。普通よりも茶色がかった麺で、なかなか見られない麺だと思います。

ラーメンの麺も、最近は色々とこだわって特注する店が多く「全粒粉」をブレンドした麺も少なくありません。

この『ヌードルズ』の麺も「つぶつぶ感」のある全粒粉で、しかも全体的に茶色っぽいのが特徴です。

普通の小麦粉よりも「全粒粉」の方が小麦の香りが出るのですが、逆に味の方にクセが出るので、パスタなどでも賛否が分かれるポイントです。

そんな「全粒粉」をあえて使ってくるのですから、製麺マニアとしては『ヌードルズ』を見過ごす事は出来ません。

辛味が立つダブルスープ

スープは魚介と動物系のダブルスープです。最近は「つけ麺」でダブルスープは「主流」とも言えるくらいスタンダードになっています。

『ヌードルズ』の特徴としては酸味や甘さよりも、ちょいと「辛味」が感じられる事でしょうか?

スープの濃度もそこそこ高く、割と動物系の脂が感じられるので「全粒粉」を使った『ヌードルズ』の麺に良く合います。

「麺」ほどの尖った個性はスープの方には感じられませんが、普通に「つけ麺」のスープとしては美味しいと思いました。

バックを固める具材も良し!

そして「麺」と「スープ」を支える具も、なかなかレベル高いですね。

チャーシューは「肩ロース」と思われますが、丁寧に巻かれて柔らかく煮込まれています。

しいて言うなら、せっかく大きく巻いてあるのだから、もっと大振りに切ると「ビジュアル的なインパクト」が出ると思いますね。

無論、味は変わらないし「つけ麺」的には、このくらいの大きさの方が食べやすいかもですが、大きなチャーシューを丼に立てかけるくらいの方が、インパクトがある事は間違いありません。

そして、何気に『ヌードルズ』で評価が高いのが、この「メンマ」です。自家製だそうで、厚めに割かれた「メンマ」は醤油ダレの味だけではなく

「メンマが持つ本来の味」

を感じる事が出来ます。結構「塩分控えめ」な味付けですが、逆にこのくらいの方が筆者は好きですね。

もしかしたら「自家製」なので、安い「塩漬けメンマ」ではなく、生のメンマを手間暇かけて戻しているのかもです。

だとすれば、この美味しさも納得出来ます。

こういう細かい所にもこだわり、手を抜かない店は名店になる素質があると思います。

『ヌードルズ』つけ麺 総評

町田にある「有名店の隣」と言うアグレッシブな立地からして

「超並んでるから、今日は隣に行ってみるか」

みたいな「棚ぼた」を狙った店と思われがちですが、棚ぼたどころか『ヌードルズ』は実力のある店であると確認した筆者でした。

いや、これは『ヌードルズ』のラーメンを知らずに、隣で行列している場合じゃないって話ですよ、お客さん。

確実に『ヌードルズ』の『つけ麺』はキテますね。

若干、麺やメンマに比べて、スープに「突出した何かが無い感」は否めませんが、普通に「つけ麺」としての完成度は高いと思います。

ちなみに店内はオシャレな感じで、女性やカップルにも良さそうな感じです。

あと、ラーメンと1㎜も関係ないのですが、あえて言おう!

「店主の奥さんが超美人な件の是非」

ちなみに店の内装は奥さんの意向で、女性でも入りやすいようにカフェバーっぽくウッディーな感じです。まあ、ウッディーと言うかログハウスっぽいと説明した方が分かりやすいですね。

あとカウンターも広くて空調も効いていたので、色々な意味で居心地が良いラーメン屋さんだと思います。

確かに、この造りならデートで訪れても問題ないでしょう。いや、むしろ積極的に活用すべき店です。

まだオープンして2年目なので、これからどんどん成長する町田の注目店だと思います。

それでは、みなさんも是非『ヌードルズ』に、食べに来てみて下さい。

『ヌードルズ』

住所:東京都町田市 原町田 4-1-1

月~金  11:30~15:00 17:30~21:00
土日祝日 11:30~19:00

定休日:火曜日

酒と料理に情熱と脂肪を燃やすフリーライター ”日の丸構図で寄りまくる!”と言う素人写真を武器に暗躍する。美味しい料理を世界にバラ撒く”飯テロリスト”として各国の情報機関にブックマークされたが反省はしていない。 取材依頼(新店舗、新メニューのPR)その他記事の執筆依頼は下記のメールアドレスまでお願いします! [email protected] なんとなく作ったサイトも絶賛稼働中! http://foodnews.jp/

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