日本は海外、特に欧米礼賛の傾向にあると思うんですね、いかがでしょう?外国への憧れってあると思います、それもいいと思います。しかし、自国の日本の素晴らしさを今一度考えてみようではありませんか!
日本の良さを実感するのは海外に出た時とよく言われます。日本を出て外側から日本を見ると、その優秀さがよ~く、よ~くわかるのです。
ニューヨークにジャパンソサエティーという協会があり、こちらでは現職時に元東京都知事の石原慎太郎氏や、前都知事の猪瀬直樹氏クラスの講演会を行ったり、また日本の芸能、芸術、舞台などを開催しています。能と狂言のコラボレーションの公演などを行い、日本に興味のあるアメリカ人が観客席を多く陣取ります。
今現在、ジャパンソサエティーのギャラリーでは浮世絵展を行っていますが、ギャラリー訪問者はほぼほぼアメリカ人です。喜多川歌麿、歌川国芳、歌川国重、それに葛飾北斎の北斎漫画の展示まであります。
浮世絵ってゴッホや、モネやマネ、ドガなどにジャポニズムとして画風や色彩感覚に影響を与えたそうですが、なんと嬉しいことじゃないですか。
先日、近代美術館の中庭の椅子に座り、中庭を歩く人たちを遠巻きに見ていましたら、長い黒髪の女性に目が惹かれました。今やアジア女性も茶髪が多いため、後姿では何人かわからないこともありますが、その美しき長き黒髪はもう死語に近いみどりの黒髪でございました。
そこでふと考えるのが日本再考、結論は日本最高!
日本人はもう一度日本人であることに誇りを持ち、欧米を取り入れるよりより日本人らしくする方がいいと思うんですがねぇ。例えば海外で人気のある女性は実に日本的な人であることが多いのです。海外こそが日本の良さがわかるのです。
その昔、研ナオコの歌に『かもめはかもめ』というのもがあり、作詞作曲はかの中島みゆきです。要するに”らしく生きよ” や ”らしくせよ” のメッセージ性を含んだ歌と解釈していますが、第三者的に見て、もしも中国人が、韓国人が、自国の良さ、文化、伝統をないがしろにして、欧米人のようにふるまったらオカシイと思いませんか?
日本でも金髪にしている人が男女ともにいますが、ニューヨークで金髪にしている日本人らしい人たちは浮いて見えます、それに申し訳ないですが多少嘲笑されている印象を受けます。本人は良かれと思っての流行の最先端の金髪が、逆に笑われてしまっている…. だって”らしくない”んですからね。
正しい箸使いをし、お辞儀を美しくして、言葉遣いもやたらと横文字などを取り入れず、お行儀よく、自分が自分がとしゃしゃり出ない。
実は海外で生活する日本人で、その国で評価されるのはきちんと自国の良さを身に着けている人で、アメリカであればアメリカンナイズされた日本人などは評価の対象外ということなのです。
自国の文化、伝統、風習、マナーをきちんと身に着けている人は、人間としての基礎が出来ていますので、他国への理解も文化、風習も取り入れやすいのです。だからこそ、しっかり日本人として日本人らしく生きるからこそ、海外も渡り歩ける人になるのだと思います。
日本ってね、素晴らしい国なんですよ、もう一度その事実に気づきましょう!