今回は若い世代にも人気のデートスポット「横浜山下公園」の近くにある『ホフブロウ』の『スパピザ』を紹介します。
『ホフブロウ』は1947年に横浜の「海岸通り」にオープン、1980年に現在の場所に移転しました。店の雰囲気が変わらないように、内装はほとんど昔の店の物を使用しているそうです。
初代のオーナーは、なんとフィンランド人の方だそうで、いかにも港町横浜らしいレストランですね。
船で働く外国人船員の為に考えられた『スパピザ』
もともと港や船で働く人達が訪れる場所にあり、当然『ホフブロウ』も多くの港湾関係者のお客さん達に愛されていました。
当時は、まだ船による外国旅行も珍しくはなく、外国籍の船で横浜港に訪れた船客や船員のお客さんも多かったようです。
「RESTAURANT & PUB」
と看板にあるように、食事だけではなく人々の集う憩いの場所として「港町横浜」の顔とも言える店だったのです。
今でもバーカウンターがあり、夜はレストランだけではなく、お酒が飲めるパブとしても楽しめます。
『ホフブロウ』の『スパピザ』を食す!
昔からの看板メニューである『スパピザ』は、自家製の「トマトソース」のパスタを鉄板に盛り、
「海老、ベーコン、タマネギ、ピーマン」
を乗せて大量のチーズで覆い、オーブンで焼き上げた料理です。
その名の通り使われる具材は、まさに「ピザ」そのもの。選び抜かれた具材の相性が抜群なのは言うまでもありません。
「外国人船員の要望に応える為に作られたメニュー」
と言うのも頷けるボリュームです。『ホフブロウ』の初代オーナーが「フィンランド人」だったという事もあり、北欧系のガッチリした船員が多かったので、ボリュームのあるメニューが作られたのでしょう。
まさに「ガッツリ系メニュー」の元祖と言っても過言ではありません。
ちなみに写真は「普通サイズ」ですが、さらに「大盛り」にする事も出来ます。大盛りはかなり量が多いそうなので、食べきる自信がある人は大盛りにしてみてはいかがでしょうか?
溶けたチーズが堪らない!
とにかくチーズが凄い事になっています! ビジュアル的には、まさに「ピザ」の様相ですが、実はその下にスパゲティが隠されているのです。
オーブンでしっかり焦げ目が付くまで焼かれたチーズは、沸々と煮えたぎり食べる者の食欲を誘います。
まさに、チーズ好きには堪らない一品と言えるでしょう。
「チーズが溶けてりゃなんでも美味い!」
が筆者の持論ですが、この『スパピザ』はもっと奥深い料理になっています。
スパゲティは細めで「スパゲティーニ」くらいの太さでしょうか? それを自家製トマトソースでシンプルに味付けしてあります。
なので、見た目は非常にリッチと言うか「濃い味付け」なのですが、食べてみるとスパゲティはトマトソースの酸味でさっぱりしているので、チーズのコクとイイ感じにバランスしています。
そして、何よりも「鉄板皿」で提供されているのがポイント高いですね。
「鉄板皿」なので最後まで熱々で食べられます。この料理は、やはり「火傷覚悟!」で熱々なうちに食べるのが、一番美味しい食べ方でしょう。
さらに端っこの方のスパゲティやチーズは、溶け出したチーズの脂でカリッと焼き上げられるのも素敵です。
個人的には、このカリッとなった部分が一番美味しい気がしますね。「鉄板皿」で提供されてこその料理なのです。
サラダとスープも美味しい
『スパピザ』にはサラダとスープも付きます。結構、チーズがヘヴィーな料理なので、サラダが付いてくるのは有り難いです。
そしてスープはクラムチャウダーでしょうか? 結構しっかりした味付けで、具が多くて美味しいです。
このサラダとスープがセットで『スパピザ』は1100円です。しかし、実はランチタイムだとサービス価格の900円で食べられるが嬉しいですね。
『スパピザ』 総評
店の雰囲気も落ち着いていて、ノルウェー人のデザイナーによって仕上げられたオシャレな内装は、まさに「港町横浜」を代表するレストランと言えるでしょう。
山下公園から歩いても近いので、デートにもオススメですし、夜も22時(ラストオーダー21:30)まで営業しているので、横浜の夜景を見た後に訪れても良いでしょう。
他にも『温製ジャーマンポテトサラダ』など、美味しいメニューが盛りだくさんのレストランです。
それでは、みなさんも是非『ホフブロウ』に訪れてみて下さい。豪華な内装に一瞬戸惑ってしまいますが、料理は意外とリーズナブルなので若い世代にもオススメです。
店名 ホフブロウ
住所 横浜市 中区 山下町25-1 上田ビル 1F
営業時間 11:30~15:00 17:00~22:00
(ラストオーダーは30分前まで)
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)