どうも。
元ダンダリン社労士です。
しばらく投稿しなかったから、お知らせしていませんでしたが、
経済誌である週刊ダイヤモンドに昨年末労基署特集というものが組まれた際、私も取材を受けて一部掲載されました。
その記事がこちら。
あまりに少なかったので、がっかりしていたら、再び連絡があり、同じ系列のオンライン記事(ダイヤモンドオンライン)に、単独のインタビュー記事を掲載してもらいました。
それがこちら。
この記事を掲載したあと、反応が非常に多くあり、びっくりしたところでした。
建設業界での労災隠し、いまだ根強く残っているという記事を書いたところ、各掲示板などでもあげられていました。
中には、時代錯誤じゃないかなど言っているものもありましたが、まだ余波が冷めやらぬ1月半ば、顧問先の建設会社から相談がありました。
「原先生、解体現場でうまから落ちて、右手指を骨折しましたが、1次が自分で面倒見てくれと言ってきました。」
「労災隠しなどになるから、労災を使わせてほしいと言ったのですが、聞いてもらえません。」
「なんとか助けてください。」
この顧問先、比較的新しい顧問先ですが、各地で下請けの業務を行っている会社でした。
会社に赴き、事情を聴いたうえで、今後1次との取引をなくしてもいい覚悟だということであったため、1次の会社に乗り込み、社長と直談判しました。
最初、労災は使ってもいいが、自分ところの別の現場で起きたことにしてくれと言ってきたので、それではだめだと突っぱねて、結局元請に事故報告に行くことをしぶしぶ了承しました。
元請でも事故を知らなかったため、びっくりした様子でしたが、納得して手続きをとることになりました。
ホッとしていたら、2月にも、別の支店から電話が入り、労災使わせてくれないとのこと。
翌日車で高速を3時間走らせ、現場に行って同じことの繰り返し。
なんとか労災手続きまでこぎつけることになりました。
だれだ、時代錯誤なんて言っていた奴は。
いまだに、労災隠しの体質は残っているんだぞ。
労災隠しは犯罪です。
必ずばれます。
やめましょう。