カナダにオーロラを見に行こう

  by TOMAKI  Tags :  


学生時代にバイトでお金を貯めて旅行をする人は多いと思います。
筆者がオススメしたいのは、海外で大自然のスケールのでかさを感じる体験。
今回は、筆者が2012年にカナダで体験したオーロラを紹介します。

吐いた息で、睫毛が凍る。
気温は既に氷点下30度を超え、さらに下がっていく。

2012年12月に、カナダへオーロラを見に行きました。場所は、カナダの極北に位置するユーコン準州のホワイトホースという町。カナダにはオーロラを鑑賞できるスポットが多く、このホワイトホースもその中のひとつ。ここは、昔ゴールドラッシュでにぎわった街。当時の日用品や、保存したログキャビンが博物館に展示してあります。

オーロラと言えば北欧のイメージですが、カナダでも見られます。シーズン中に3日間滞在すると、9割以上の確立でオーロラ鑑賞ができると言われています。
ちなみに、筆者が滞在した時は、5日中3日間オーロラが見られました。
オーロラの観測地までは、バスで数十分の距離。時々、焚き火に当たったり、ロッジのストーブで温まりながら、オーロラを鑑賞します。防寒着を着てはいるのですが、さすがに長時間屋外にいると、体の芯まで冷え切ってきます。カメラの三脚も、素手では触れないほど凍てついてしまいました。

この旅で、オーロラ撮影用に使用したのは、普通に家電量販店で販売されているコンパクトデジタルカメラ。キヤノン製のPowerShot S120を使用しました。このカメラを選んだのは、コンパクトで持ち運びが簡単だというのもありますが、カメラの機能として「星空夜景」と「星空インターバル動画」という撮影モードが選べること。
「星空夜景」モードでは、星空とオーロラを適切な明るさになるようにカメラが自動で長時間露光をしてシャッターを開きっぱなしにします。秒数の設定等を行わなくてもよいので、モードを選択したらあとはシャッターを押すだけなのですごく簡単。

そして、「星空インターバル動画」というのは、1分間隔で1時間以上連続撮影した星空の写真をつなぎ合わせて動画に加工してくれる機能。タイムラプス動画とも言います。

ただ、初日はあまりにも気温が寒くて、バッテリーが全然持ちませんでした。三脚にカメラを固定して、4枚ほど写真を撮ったところで電池切れ。バッテリーを入れ替えて撮影を再開したら、今度は3枚で電池切れ。
そこで、なんとか工夫をして、使い捨てカイロをカメラを挟むように輪ゴムで留め、固定したところ、なんとか30分~1時間はバッテリーがもつようになりました。そうして撮影したタイムラプス動画がこちら。

今回の旅では、使い捨てカイロは身体を温めるためではなく、バッテリーを温めて回復させるために役立ちました。寒さで使えなくなってしまったバッテリーも、カイロと一緒にポケットで温めるとある程度復活するのです。

極寒のオーロラ撮影で気をつけなければいけないのが、カメラの結露。寒い屋外から、ストーブのある室内にそのまま持ち込むと、カメラ内に結露が発生し、故障の原因に。暖かくて湿気のある屋内にカメラを持ち込むときは、ジップロックで密閉し、毛布でぐるぐる巻きにして、結露が発生しないように気を使いました。

手袋は、スマホが操作できる手袋の上に、防寒用の手袋を2重に装着しました。シャッターを押したり、写真をスマホに取り込むときは、大きな防寒用の手袋だけ外します。ここまで気温が低いと、寒いというより痛いという感覚。凍傷にならないように注意しましょう。

氷点下15度より寒いような気温のときは、かえって雪がべたつかないので、雪の上に寝転んでも雪が染み込んできたりしません。立ち上がって、パッパと雪を払うと、サラサラの雪がきれいに落ちていきます。地元の人も、マイナス5度くらいのべたつく雪の日よりも、マイナス15度くらいの方が雪がまとわりつかないので活動しやすいっておっしゃってました。

日本では体験できないような極寒の中で、ため息がでるようなオーロラの景色。これは一生ものの体験になると思います。

“日曜アーティスト”を名乗り、週末に気ままな創作活動を行っています。娘と一緒に工作をしたり、思いつきでおバカな企画を実行したり。本業はWEBディレクターとして、多国籍企業やヘルスケア/医療系、モバイル関連のWEB制作案件を担当。ネバダ州立大学リノ校陶芸彫刻学科卒。(日曜アーティストの工房: http://tomaki.jp)

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