今春の冷凍食品業界で、個人的には超絶ビッグニュースだと思う進化があったのですが、なぜか思うほど大きく取り上げられてない気がします。ならば声を大にして言いましょう。『AJINOMOTO ギョーザ』が、ついにフタなし調理対応となりました!
本稿は、フタなし調理対応がどうスゴいのかにフォーカス。『AJINOMOTO ギョーザ』の新旧食べ比べを交えながらお伝えします。
“永久改良”の成果がまたひとつ達成された
近年で『AJINOMOTO ギョーザ』が大きく話題となったのは2023年。「冷凍餃子がフライパンに張り付いてしまう」というSNSへの投稿に、味の素冷凍食品が「フライパンを提供いただき、研究・開発に活用したい」と返答したところ、3520個のフライパンが集まった『冷凍餃子フライパンチャレンジ』です。
▲翌2024年の発表会にて。研究によって張り付きにくい『AJINOMOTO ギョーザ』へと進化し、写真のように使い込んだフライパンでもくっつかず焼けました
発表会では、同社が『AJINOMOTO ギョーザ』の“永久改良”に取り組んでいるという姿勢も知りました。しかし当時はまだ、フタなしにはならず。「いつフタなしになるんだろう?」と思っていたら、今春ついにフタなしになったじゃないですか!
▲上が新作の2026年版で、下が2025年版。旧作には「フタなし」の記載がありません
使用半年のコーティングパンで新旧を焼いてみた!
せっかく新旧を用意できたので、食べ比べて進化を確認します。新作はフタなし、旧作はフタありで調理し、新はしっかり焼けているのか、そして調理時間や食感などに差がないかを入念にチェック。使うフライパンは新旧ともに、使用歴半年ほどの一般的なコーティングタイプです。
まずはフタありで旧作を。しかし個人的には、なるべくフライパンを使いたくない筆者。熱効率がよくなることは理解しているのですが、洗ったりする手間とトレードオフすると、手間を省きたいほうが勝ってしまうズボラおじさんでございます。
それもあって、フタなし対応になったのは余計うれしい。しかも裏面のレシピを見ると、調理時間は“新旧ともに約5分”と変わりません。フタなしは、フタありより熱効率が劣ると思いきや、お時間据え置きというのもポイントですね!
▲緑色のフキダシで『フタなし』と書いてある上が、新作の2026年版。下が2025年版
お次はいよいよ、フタなしで新作をクッキング。ちなみに進化の背景に関しては、独自の“羽根の素”の改良によって実現したそう。フタなしで調理できるうえ、油ハネも抑制。また、フタの有無に関わらず、皮がもちっとやわらかく仕上がる新技術も採用しているそうです。
加熱から数分経つと、“羽根の素”がとけだすとともに蒸気も上がってきました。そこですかさず横から油のハネをチェックすると、バチバチ飛んでいる様子はありません。ちなみに筆者はガスコンロですが、IHクッキングヒーターでも均一に焼き色がつき、羽根がパリッと仕上がるそうですよ。
これで新旧ともに完成。お皿をのせてひっくり返すと、旧作はもちろん新作もきれいにギョーザがはがれ、きれいな羽根付きで仕上がりました。
食べてみたけど違和感はまったくないです
それぞれ味もチェックしてみると、どっちもウメー! 同じ時間で調理しましたが、フタなしの新作も芯まで熱が入っており、生地はパリもちで中はジュワほろ。違和感ゼロで、完全に大進化していることを実感しました。
▲こちらが旧作の2025年版
▲そしてこちらが新作の2026年版
今回のリニューアルは、冷凍ギョーザ業界としても大ニュースだと思います。というのも、『AJINOMOTO ギョーザ』最大のライバル『大阪王将 羽根つき餃子』は、以前からフタなしだったから。これで利便性に関しては同条件になりました。今後それぞれが切磋琢磨しながら、どう進化していくのかも見ものですよ!
(執筆者: 中山秀明)

