マーラータンの次は『マーラーシャングオ』だ! 数人で楽しむなら特に推しの『中国茶房8』へ

  by 中山秀明  Tags :  

マーラータン、いまも流行ってますよね。火付け役といわれる、『七宝麻辣湯(チーパオマーラータン)』は初の監修商品として『セブンプレミアム 七宝麻辣湯監修 麻辣湯』(591.84円、税込/以下同)を発売しました。ただしトレンドの最前線を追う筆者は、ネクストとして『麻辣香鍋(マーラーシャングオ)』に注目しています。ということで、本稿ではこちらをレポート。

『マーラーシャングオ』は汁なしマーラータンと似てる部分がある

マーラーシャングオを簡単に説明すると、汁なしの火鍋、あるいは汁なしマーラータンといってもいいでしょう。厳密には別物ですが、『七宝麻辣湯』と双璧をなすチェーン『楊國福(ヨウゴフク)麻辣湯』や、『親愛的麻辣湯』などには汁なしがあり、これらで食べたときに「やっぱ似てる部分あるなぁ」と思いました。

マーラータンとの共通点は字の如く、麻辣(麻=シビれ、辣=辛さ)味であること。そして、具材を自由に選べることです。ただし麻辣に関しては、マーラーシャングオのほうが(店によるかもですが)デフォルトで香辛料がたっぷり入ってるので、よりシビ辛かもしれません。

ちなみに、ニッチながらもおそらく日本で最も有名なマーラーシャングオの店、──言い方を変えると、マーラーシャングオを有名にしたお店は恵比寿の『中村 玄』です。こちらは1997年オープンと歴史は長いですが、ガチ中華というよりはマーラーシャングオの専門店。予約推奨の人気ですが、いろいろとサプライズ要素満点なので、ぜひ行ってみてください。

で、店舗数的にもアクセス的にもより行きやすいのが、今回訪れた『中国茶房8(エイト) 赤坂店』。東京に5店舗と、大阪・難波と愛知・名古屋に1店舗ずつ展開しており、全店24時間営業という利便性も魅力です。

▲『中国茶房8(エイト) 赤坂店』。偶然にも『七宝麻辣湯 赤坂店』と同じ建物にある

汁なしなので濃厚。シビ辛で具だくさんなウマさが2343円から!

『中国茶房8(エイト) 赤坂店』はメニュー数もめちゃめちゃ豊富で、そのひとつがマーラーシャングオ。メニューブックには『重慶麻辣香鍋』と載っています。ちなみに重慶(ジュウケイ)というのは中国・重慶市のことで、かつて四川省の一部だった大都市。火鍋発祥の地としても知られています。

ベースを軸に、辛さと具材を選ぶシステムはマーラータンと一緒ですね。具材は29種類から5つ以上選ぶルール。『鍋ベース』が473円、最安の具材がひとつ374円なので、最も安価で味わうには2343円です。ちなみにマーラーシャングオは選ぶ具にもよりますが、少なくとも2人前はあるボリュームなので、このプライスはかなりお得!

今回筆者が選んだ辛さは『1:中辛』で、具材は『湯葉』『れんこん』『パクチー』『干し豆腐』『板春雨』『エビ』『羊肉』などをチョイス。オーダーすると、10分ぐらいで出てきました。香りからしてマーラーフレーバーがビビッとくる刺激的なアロマ。これはウマいに決まってます!

味は、複層的な醤(ジャン)のコクと唐辛子、花椒(ホワジャオ)の刺激が次々と押し寄せるおいしさ。汁がないということもあり、凝縮した濃いめの味わいです。辛さは注文する際「普通はどれですか?」と聞いたら「1:中辛です」とのことで従ったのですが、「0.5:ピリ辛」でもよかったかも。

決して辛い料理が苦手ではないのですが、個人的にはシビれより辛さを強めに感じ、鍋に入ってる唐辛子は避けて食べました。でもめちゃめちゃおいしくて、箸が止まりません。あと、ピーマンや玉ネギなどの具は選ばなくても入ってるようで、やはり具だくさん。今回は2名で食べましたが、かなりお腹いっぱいになりました。

3個220円~の手作り水餃子も激推しだ!

マーラーシャングオだけで大満足になりましたが、『中国茶房8』にはほかにも推しメニューがあり、そのひとつが水餃子です。なぜなら、種類豊富で高コスパだから。その道のプロである特級点心師が手作りした水餃子を、3個220円~という破格で食べられるのです!

18種類ある中から、最もポピュラーそうな『ニラ』(3個220円)をオーダーしました。うん! 皮はもちもちで、あんはむっちりジューシー。餃子のタレがなくても十分おいしく、鍋を食べてなければあと20個ぐらいバクバクいけそうなヤミツキ感です。

水餃子はサイズもしっかり貫禄があり、改めてお得さに感激でした。本題となるマーラーシャングオのハナシでまとめに入りますが、マーラータンとの共通点をもうひとつ挙げるなら、ヘルシーで罪悪感がないこと。セレクト具材には低糖質の干し豆腐や板春雨があり、そもそもこれらを選ばず野菜だけで味うのもアリです。スープがないので暑い季節に食べやすいという利点もあり、とにかくオススメですぜ!

中国茶房8
http://www.cceight.com/

(執筆者: 中山秀明)

中山秀明

ライター、編集者、フードアナリスト。食関連の専門家として、メディアで解説することもたまにあります。グルメからのつながりで、酒、旅、調理家電、タバコなどを取材、執筆することも。