もはや伝説級と言っても過言ではない、激ウマすぎる立ち飲み居酒屋が存在したのでお伝えしたいです。
それは「ぱぎ」(東京都千代田区神田富山町27)。
JR神田駅や岩本町駅から徒歩圏内で、オフィス街っぽいところの細い路地に店舗があります。
看板がハデめなのでわかりやすい。
遠くからでも見つけることが可能です。
「ぱぎ」を漢字で書くと「波儀」になるようです。
不思議なネーミング。
絶対に忘れそうにない名称です。
お店に入ったら、まずQRコードが記載されたケースを取ります。
QRコードからオーダーする感じです。
店内は居心地も良く、立ち飲み屋だけど椅子があるのも嬉しいです。
テレビ複数台あり、それぞれ違うチャンネルが映されている点から、店主の優しさが伝わってきます。
メニューを見てみると、その料理数の多さに驚かされます。
ここ、やや小さめのスペースで小規模な立ち飲み屋さん。
それなのに、この豊富な料理数。
店主の本気度と、お客さんを満足させたいという優しさを感じます。
とりあえずホッピー。
メニューを見てみたところ「焼き」や「揚げ」が多めな印象。
ということで、キレの良いホッピー。
まずは青唐餃子3個(400円)と本まぐろカマトロ刺し(690円)をオーダー。
そしてそれが大正解。
えぇ、うますぎないですか?
皮の味、皮の焼き加減、具、すべてが極まってます。
そして青唐辛子の冴えたる辛味、心地よすぎる。
立ち飲みで実現可能なの? このレベルの高さ。
そして本まぐろカマトロ刺し。
これ、感動。
ビジュもてぇてぇのですが、とろけるカマトロの味、超てぇてぇです。
このクオリティの高さ、アリなのかな? ありえるのかな?
でも、目の前には実在しています。
ずっとそんなこと思いながら食べます。
至高。
あまりにも感動したので、違うバージョンもオーダーしました。
それがカマトロ青唐醤油漬け(450円)。
正直、これ、殿堂入り。
カマトロ青唐醤油漬けを食べ、そのあとホッピーをゴクゴク飲む。
あぁ、幸せはここにあった。
この店に行くたび、品切れでないかぎり、必ずこれをオーダーしようと、そう誓ったのでした。
揚げ物もやってきました。
紅生姜と納豆の天ぷら(420円)。
揚げたてアツアツ、食べるとクッションのようにフカフカ。
広がる紅生姜の辛味と薫り、そして納豆の芳醇さ。
みょうがの天ぷら(400円)。
みょうがの爽やかさがたまらない。
カリッと仕上げつつ、みょうがのフレッシュ感を保っていることがスゴイ。
なにより、衣の質、いや、揚げ技術もスゴイ。
この店、天ぷら屋さんとしても秀逸すぎる。
青唐餃子に感動したので、今度はノーマルの手作り餃子(350円)をオーダー。
いやあ、まいりました。
言葉にできないおいしさです。
同じ疑問が頭に浮かび続けます。
どうすればこんなにもおいしい餃子をクリエイトできるの?
また別日に来訪。
もはやヤミツキになっています。
小腹が空いていたら、青唐エッグ(450円)は間違いありません。
オムレツとしての完成度が高すぎる。
表面はしっかりフワフワに仕上げて、箸でつまむと、トロトロ。
そして青唐辛子の辛味とともに広がるまろやかテイスト。
醤油かけて、ライスとともに食べたくなる。
しかし筆者は、辛味とコクをホッピーでリセット。
食べてリセット。
繰り返し。
良すぎる巡回。
ここ、不思議な空間すぎます。
食べれば食べるほど、食欲がわいてくるのです。
だから、庶民のとんかつ。
こういうとんかつ、食べたかった。
チープっぽいけど、チープじゃあないし、ジャンクじゃあない。
衣がうますぎます。
そして薄めの肉もウマすぎます。
おそらくですが、揚げ技術がハンパなくハイレベルなのだと思います。
どんな食材も、店主が揚げれば、よりおいしく仕上がってしまうのだと思います。
止まらない食欲。
カキフライ(300円)。
これ、300円ですよ?
ありえないくらい激安な価格設定。
たっぷりタルタルソース。
大盛りタルタルソース。
熱々の牡蠣エキスと融合したタルタルソース。
ここはカキフライパラダイスか。
感動の連続。
まさか立ち飲み屋さんで、ここまで感動するとは。
ハイレベルな調理スキル。
類い稀なる腕前で料理をクリエイトし、格安価格で食べさせてくれる店主に敬意を表したいです。
ごちそうさまでした。
<お店の情報>
店名: ぱぎ
住所: 東京都千代田区神田富山町27

