昨今、ミサイルから競馬まで大変話題の多いアラブ首長国連邦のドバイですが、こちらに目的地でもトランジットでも訪問したのならば高層ビルや砂漠、巨大なショッピングモールだけでなく、現地の人々に愛される名店も体験したいところ。
と言ってもレストランは街中にもモールにもたくさんあり、それ以外のお店もたくさんあるけどGoogleレビューを参考にしても日本人の舌に合うのか?、など不安がたくさんあります。
そんな中で、今まで日本の各企業や政府の人たちもご紹介して問題なく地元の人たちにも支持を受けているお店を今回は紹介できればと思います。
アラブ首長国連邦で店舗を拡大し、有名になっているレバノン料理の名店Al Safadi(アル・サファディ)です。
<写真:ドバイのアル・リッガ通りにあるアル・サファディレストラン最初の店舗>
ドバイで成功しているレバノン料理レストランの一つ
2000年にドバイのアル・リッガ通りに最初の店舗をオープンして以来、アル・サファディレストランは地元民から観光客、ドバイに住み味にうるさいレバノン人まで幅広い層に愛されてきました。
その成功の背景には、創業者ファディ・アル・サファディ氏の努力があってこそ。氏は13歳より父親の精肉店で働き始め、1994年にベイルートで最初のレストランを開業、その後ドバイに移り住み、自身の名前を冠するアル・サファディのブランドを立ち上げると、サファディ一族の力でドバイだけでなくアブダビにも広く店舗を拡大させることとなります。その展開からアル・サファディはドバイで成功しているレストランの一つと言えるでしょう。
<写真:今年で25周年、洗練されたデザインのお店、美味しいレバノン料理の数々がここに!>
アル・サファディの王道、人気メニュー
Al Safadiで注文する際は、どんな注文をしても焼きたての小さいパンがエンドレスで出てくるので、オーダーするならピザ系やパン系、ご飯系も良いですがパンにつけたり挟んだりする主食である肉、魚、野菜のメニューに注文を絞ると良いかもしれません。
<写真:そしてメニューの数々は何を頼んでもだいたい美味しいので問題ないです>
有名なメニューですと、フムス、ひよこ豆をベースにしたクリーミーなディップ。そこに熱々の肉が加わり贅沢な味わいになります。パンとの相性が抜群で、フムスについては料理系レビューでも常にトップクラスの評価を受けています。
また珍しいところだと羊の舌、ラムタンソテーは柔らかく大変美味しいです。お好みでレモンを絞るとさっぱりした味になります。
こちらはワインが合う、という声が多いですが、残念ながらメニューにワインはありません。
<写真:ラムの舌、ラムタンのソテーは予想よりさっぱり味で絶品>
チキン&ビーフシャワルマプレート、スパイスでマリネされたチキンと味の染み込んだ牛肉とガーリックソースと絶妙にマッチ。西洋パセリを細かく刻んだタッブーレとセットで頼めばバランス良いのではないでしょうか。
<写真:左は鶏肉、右は牛肉のシャワルマ、まさに中東王道の味>
そして個人的なオススメ、実食して多くの人が「ここにお酒があれば!」(ありませんが)と嘆くことが多いチキンウイング。味がじっくり染み込んであるジューシーな鶏の手羽中と手羽元をガーリックソースでいただく、アルサファディレストランに行った時はいつも必ず頼む一品です。
味がじっくり染み込んだ手羽中と手羽元で食感も異なるので味の違いを楽しめます。私は手羽中の味が好きです。
<写真:チキンウイングセットはジューシーな手羽中と手羽元が綺麗に並ぶ>
<写真:鶏の油がツヤツヤで大変美味しいチキンウイングセット>
シャンクリッシュ
またチーズがお好きな人はサラダとチーズが一体化したシャンクリッシュを頼んでみるのも一興です。
これは食べればわかる、少し徴的な味のチーズを野菜と一緒にして団子状に成形して周りをゴロゴロとスパイスでコーティングするという、日本ではなかなか食べ慣れない味です。面白いチーズ系の料理が好きな方はぜひ注文してトライしていただいたいところ。チーズと野菜で構成されているので、タンパク質、ダイエットを意識している方にもおすすめの逸品。
<写真:このチーズボールをボロボロと崩しながら新鮮な野菜と一緒にチーズを美味しくいただきます。パンに挟んでも絶品>
通好みの一皿「生肉」に挑戦!
実はAl Safadiには、皆様の体調が良い時にオススメできるレバント地方(レバノンやシリアの周辺)の“伝統的生肉料理”が存在します。
ロウ・ハブラ
脂肪分の少ないラムの生肉の赤身をペースト状にした、いわばレバノン風タルタル。塩と少量のスパイスで、肉の旨味をストレートに味わう料理でまさにレバノン料理らしい味です。オリーブオイルやスパイスをまぶして熱々のパンにレバーペーストのように塗って食べるのがオススメです。
<写真:断面を見ても火が通ってない羊の生肉であることがよくわかります>
ロウ・クッべ
このロウ・クッべ、シリアではクッべ・ナーイエとも呼ばれるこちらはロウ・ハブラの新鮮なラムの生肉ペーストに砕いた小麦とハーブ・スパイスを混ぜてペースト状にしたボリューム感がある逸品です。こちらは砕いた小麦も混ぜられて肉の味以外も強いため、そのまま食べることができることができます。
ロウ・ハブラ、ロウ・クッべ共に食べ比べをしていただければと思います。
こちらの生肉メニューは全店舗で提供されているわけではなく、新鮮な羊肉がある時だけ提供可能な逸品で大型店舗での提供が中心になります。また、持ち帰り・デリバリーは生肉の衛生管理上もちろん不可能。
最初は少しハードル高めに思える生肉メニュー。でも実際に食べてみると、クセが少なく、生肉系が苦手な私でも素材の良さをしっかり感じられる貴重な逸品です。
<写真:手前ロウ・クッべと右奥にある前述のチーズボール、シャンクリッシュ>
*もちろん現地レストランでも衛生管理に注意をしており問題はないと思いますが、生肉なのでお食べになる際には、どうぞ体調管理にはお気をつけください。
店舗も複数、お手頃価格の安心、安定の美味しさ
Al Safadiはドバイ市内に複数の店舗を展開しており主な店舗は空港に近いAl Rigga店(創業店)、この前ちょっとだけドローンミサイルが飛んできたドバイメトロのビジネス街、DIFC駅から歩いてすぐのSheikh Zayed Road店、さらにはアブダビにもありますので観光、出張中の朝食、ランチ、ディナーにも最適です。
<写真:春の気候の良い時期には外で食べるのもいいかもしれません>
朝からお店は開いておりますので、朝食にはさっぱりしたハムとチーズをパンに乗せたオーブン焼きはお値段もお安くおすすめです。
<写真:朝食におすすめのターキーハムと白チーズ、さっぱりした味が抜群>
<写真:素敵な朝ごはんのセットはボリューミーで絶品!>
デザートも充実しており、中東はシャーム地方の有名なスイーツは大体網羅されています。
中東のカロリー爆弾とも言えるクナーファもアラビックコーヒーと共にいただければと思います。
<写真:デザート、ライスプティング(Riz Bel Hallib)>
<写真:あまり甘くはないカタイフと呼ばれるクリーム入りパンケーキ>
<写真:中東で有名なクナーファ、熱々のチーズ入りセモリナ粉の焼き菓子=カロリー爆弾>
<写真:魅惑のデザートメニューの数々>
円安の今(2026年)時点では少し高くなるかもしれませんが、ドバイでレバノン料理といえばぜひおすすめのお店ですので、ぜひアラブ首長国連邦に訪れた際にはアルサファディでレバノン料理の数々、ぜひ一度試してみてください。
各店舗の詳細な所在地や営業時間については、公式サイトをご確認ください。
■Al Safadi公式サイト:https://alsafadi.ae [リンク]

