“バタヤン”こと田端義夫さん逝去!日本最初期のエレキサウンド歌手

  by 中将タカノリ  Tags :  

4月25日、”バタヤン”の愛称で知られる歌手、田端義夫さんが肺炎で亡くなったことがわかった。5月に予定されている ドキュメント映画『オ―ス!バタヤン』(田村孟太雲監督)の公開を目前にしてのことだった。享年94歳。

田端さんのデビューは戦前の1939年。まだ日本では珍しかったエレキギターを弾きながら歌うスタイルが注目を浴び『梅と兵隊』(1941年)、『かえり船』(1946年)、『島育ち』(1962年)など数々のヒット曲を生み出した。晩年まで新作リリースを続け、そのキャリアの中で録音した合計曲数は1200曲以上と言われている。

近年は若手ミュージシャンとのコラボレーションにも意欲的で、ソウル・フラワー・ユニオン(バンド内ユニット)とのジョイントライブ、BEGINの比嘉栄昇から提供された『旅の終わりに聞く歌は』のリリースなど、現代の音楽ファンからも一定の注目を浴び続けていた。

 

※画像は映画『オ―ス!バタヤン』公式サイトから引用いたしました

http://www.batayan.jp/

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

ウェブサイト: 【公式サイト】 http://www.chujyo-takanori.com/ 【公式ブログ "夜はきままに"】 http://blog.chujyo-takanori.com/

Twitter: chujyo_takanori

Facebook: takanori.chujyo