4月25日、”バタヤン”の愛称で知られる歌手、田端義夫さんが肺炎で亡くなったことがわかった。5月に予定されている ドキュメント映画『オ―ス!バタヤン』(田村孟太雲監督)の公開を目前にしてのことだった。享年94歳。
田端さんのデビューは戦前の1939年。まだ日本では珍しかったエレキギターを弾きながら歌うスタイルが注目を浴び『梅と兵隊』(1941年)、『かえり船』(1946年)、『島育ち』(1962年)など数々のヒット曲を生み出した。晩年まで新作リリースを続け、そのキャリアの中で録音した合計曲数は1200曲以上と言われている。
近年は若手ミュージシャンとのコラボレーションにも意欲的で、ソウル・フラワー・ユニオン(バンド内ユニット)とのジョイントライブ、BEGINの比嘉栄昇から提供された『旅の終わりに聞く歌は』のリリースなど、現代の音楽ファンからも一定の注目を浴び続けていた。
※画像は映画『オ―ス!バタヤン』公式サイトから引用いたしました
http://www.batayan.jp/